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2005年5月24日 のアーカイブ

ハイティンクのブルックナー

今日は、朝7時から本社と電話会議、そして夜は、ふたつのパーティーを掛け持ち。 疲れましたぁ・・・ 本来なら、今週はオランダのアムステルダムに出張の予定でしたが、国内の仕事の都合でキャンセル。 アムステルダム・コンセルトヘボウに行けると期待していたのですが、残念です。。。

 

それだからと言うわけではありませんが、指揮者のベルナルド・ハイティンクが、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振ったブルックナー交響曲第8番ハース版のCD(キングインターナショナル: RCO05003)が発売になり、早速購入。 私にとって30枚目のブル8のCDです。 

 

正直あまり期待していなかったのですが、聴いてみて納得。 素晴しいライブ録音です。 ハイティンクと言えば、昔同オケとの端整でスケール感のあるブラームス交響曲第2番を聴いて以来、暫くご無沙汰してました。 去年購入した、ハイティンクがドレスデン・シュターツカペレを振ったライブ録音のブラ1で健在ぶりをアピールしてくれましたが、今回のブルックナーは、往年の巨匠シューリヒトを思い出させる名演。

 

第1楽章から、やわらかい弦楽器の響きとともに、ブルックナーを大きく表現しています。 下手な指揮者にかかると大味になりかねないこの曲で、細かい部分のニュアンスを丹念に表現してくれました。 圧巻は、フィナーレ。 小気味よいテンポ感とティンパニの豪快さが見事。 私としては、ノヴァーク版でこの第4楽章を聴いてみたかった・・・ 

 

伝統あるアムステルダム・コンセルトヘボウのホールを訪れてみたかったです。。。 私の代わりに出張してくれたK本部長、お土産は、オランダの木靴か風車の置物でしょうか。。。