人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

6月, 2005 のアーカイブ

徒然なる一日

今週は、マイクロソフト・コーポレーションのビル・ゲイツ会長が来日中。早稲田大学での名誉博士号授与式、記念講演会、そして私が担当しているお客様訪問と、忙しい一日でした。 夜は、マイクロソフト日本法人初代社長・会長の古川さんの卒業式である「古川さんを囲む会」に参加。 日本のIT産業、PC業界をリードされてこられ、本当にお世話になりました。
 
 
昔、ウィスキーのテレビCMで、「時は流れていくものではなく、重なっていくものだ」という素敵な言葉がありました。 時の変化を感じます。 そして、このMSNブログも、記事編集機能が増えて進化したんですよね・・・ 
 
 
あまりに目まぐるしくイベントが重なったので、今晩はこれにて失礼します。

日曜の午後

今日は、午後4時から泉岳寺のNHK交響楽団で、9月4日に軽井沢大賀ホールで開催されるオーケストラ・コンサートのリハーサルでした。 その前に、新橋で床屋さんに行って夏らしくさっぱりと髪を切りました。 以前は、家内と娘が勧める美容院に行っていたのですが、そもそも美容院というのが性に合わず、恥ずかしくて、自然と足が遠のきました。 今でも、私以外家族は、中学生の息子までその美容院に行っていますが、私は、やはり床屋さんがいい。 床屋さんで、うとうとしながら、散髪してもらうのが気持ちいいんです。 

 

さて、散髪終わって、リハーサルまで時間がたっぷりあったので、新橋方面から汐留シオサイトを散策。 このあたりの都市再開発すごいですよね。 日本テレビ前の野外イベントで足を止め、それからCD/DVDショップ「WAVE」に立ち寄りました。 とても個性的なCDが数多くあり興味深々。 ベルリン・フィルが初めてサウンドトラックを演奏したドキュメンタリー映画「Deep Blue」のDVDは残念ながら売り切れ。 その代わり、ケルト・ハープとチェロのデュオによるヒーリング・アルバム「グラティチュード」(プレム・プロモーション:PRI-0904)と、ハワイ・ホノルル出身のウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロの新ニュー・アルバム「DRAGON」(SONY MUSIC: EICP507)を購入。

 

前者は、ケルト・ハープの神聖な美しさと、まるで呼吸をするかのように切ないチェロが見事にマッチして、今まで体験したことのない不思議な世界が繰り広げられます。 後者は、ジェイクのポップで夏の香りのするウクレレが爆発。 これが4本弦しかない楽器かとビックリするほどの表現力。 テレビドラマ「離婚弁護士2」の劇中曲としても使用されています。

 

さて、CDを購入して、泉岳寺のNHK交響楽団へ。 N響アワーでよく登場するここが、N響のリハーサル室かぁ。 今日のリハーサルには、N響メンバーをはじめとするプロ演奏家も参加し、すばらしい音が鳴り響き、"音楽する"ことに感動。 特に、ベートーヴェンの交響曲第7番では、冒頭のA-Durの和音がこんなにふくよかに響きわたるって幸せ・・・

 

リハーサル終了後、近くのチベット料理のお店で、N響主席クラリネットの横川さん、読売日響主席フルートの一戸さん、N響第一ヴァイオリンで今回のオケのコンマスを勤めていただいている森田さん、そしてソリストの漆原啓子さんと一緒に食事(というより宴会)。 チベットのエベレスト・ビールに続いて、チベットの地酒を飲みながら、音楽の話は尽きません。 こういう体験をすると音楽の深みにはまっちゃって、やめられないんですよね。


暗譜

9月に軽井沢でN響の方々と演奏させていただくオーケストラ・コンサートのリハーサルが日曜日に、泉岳寺のN響練習場であるため、自宅で、チェロを練習していました。 今回は、メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲、同ヴァイオリン協奏曲、そしてベートーヴェンの交響曲第7番です。

 

オケの場合、必ず楽譜(パートごとの譜面)が必要です。 今回の3曲とも、何度か演奏したことがあるので、ところどころ覚えていますが、暗譜とまではいかない。 

 

バンドをやっている方や、ジャズ、そしてクラシックでも協奏曲やソナタのようなリサイタルの場合、皆さん暗譜して演奏しますよね。 あれってスゴイなあ、エライなあと思います。

 

楽譜を覚えるのに、何か特別な裏技ってあるのでしょうか。 昔、指揮者の岩城宏之氏が、ストラビンスキーの<春の祭典>を暗譜で指揮した時、振り間違えて、コンサートでオケが止まってしまったとか。 岩城さんは、フォト・コピーのように楽譜の各ページを目に焼き付けるようにして暗譜していたらしいのですが、その時は、「間違って、頭の中の楽譜を、2頁いっぺんにめくってしまった。」んだそうです。 なるほど・・・

 

さぁて、これから散髪に行って、そのまま泉岳寺に直行 !  あれっ、楽譜がない・・・どこに置いたんだっけ??


通勤電車

通勤で、グリーン車を使用することがあります。 ちょっと割高ですが、満員電車の中で、重たいカバンを背負って、新聞も読めない状況と比べると、950円のグリーン券は、夜のお酒を一杯我慢すればよいのですから、値打ちあると思います。 

 

皆さん、電車の中でどうやって目的地まで過ごしていますか? ここで、人間ウォッチング・・・

 

ある朝、JR東日本・湘南新宿ラインのグリーン車両にて。

 

新聞をじっくり読んでいる人 (まあ、スタンダードかな。)

キオスクで買ったパンやおにぎりを食べている人 (スイカが使えて便利!)

ヘッドフォンで音楽聴いている人 (もしかしたら、英会話とか落語かも。)

イビキかいて寝ている人 (寝過ごさないようにね。)

お化粧している女性 (ひげ剃っている男性はいない。)

ノートPCでメール・チェックしている人 (はい、私よくやります。)

ぼーっと窓の外を眺めている人 (物思いにふけっているのでしょうか。)

文庫本読んでいる人 (毎日少しずつページが進むって、いいですね。)

このまま直行で顧客訪問なのか、大きなカバンから見積書やパンフレットを出して整理している人 (契約とれるといいですね。)

 

私の場合、日経新聞に一通り目を通した後、ベットフォンで音楽聴きながら、エアエッジでPCをワイヤレス接続してメールチェック。 時々、車内販売でホットコーヒーを注文して、ちょっぴり幸せな50分を過ごします。

 

もし、居眠りしている私を見つけたら、新宿駅で起こしてくださいね。


旅行鞄に詰める夢:BRIO

BRIO:ブリオ(光文社刊)の8月号の特集で、旅支度に関する取材を受けました。私がいただいたお題は、「旅する男の道具-機内編」。 

 

海外出張が多い私は、機内でデジタル・オーディオ・プレーヤーとボーズ社のノイズキャンセリング・ベッドフォンで好きな音楽を聴いて過ごします。 もちろん、自分の出演する演奏会前は、楽譜持参で音楽を聴きながら、スコアをチェック。 日頃の練習不足を補うべく、フィンガリング(指使い)を決めたり・・・ 時々、右手が無意識に指揮者のようにテンポをとって、お隣の座席の方に気持悪がられたりして。

 

本当は、もっとカッコイイことを書きたかったのですが。。。 他の取材の方々の記事と比べると、私のはダサイですね。 でも飾っても仕方ありませんし。

 

実は、機内で、音楽を聴きながらお酒を嗜む時に、機内で出てくるナッツ類のおつまみでは、満足せず、いつも自前のおつまみ持参なんです。 例えば、コンビニで売っているイカソーメンとか、ほていの焼き鳥の缶詰(爪楊枝付きで便利!)とか。 これらも、取材時にご提供したのですが、あまりに同誌のセレブな雰囲気と合わないとのこで、出来上がった記事では、あえなくカットされていました。。。 (ちなみに、顔写真は掲載されていませんので、あしからず。。。)


カルテット・ベルニーニ

火曜日、仙台出張から戻った後、銀座の王子ホールで行われたカルテット・ベルニーニの演奏会に行って来ました。 バロック時代の有名な彫刻家・建築家のベルニーニの名を拝したこのカルテット、1992年ローマで結成された弦楽四重奏団です。 世界的ヴァイオリニストのサルバトーレ・アッカルドがサポートしています。 

 

実は、このカルテットの唯一の日本人で第二ヴァイオリンの市原洋子さんのお父様が、関西の大手電機メーカーの役員であり、外部の研究会でご一緒したご縁で、このコンサートをご紹介いただきました。そういうわけで、普段お仕事でお世話になっているお客様数名にもお声を掛けて、ご一緒しました。 

 

バッハの<フーガの技法>BWV.1080で始まったコンサート。 ピリオド奏法(古楽器奏法)を用い、バロック弓で、ビブラートを多用せず、落ち着いた透明感のある音色を表現していました。 続く、モーツァルトの弦楽四重奏曲第15番(ハイドン・セット第2番)も、同様のアプローチでしたが、イタリアらしい伸び伸びした歌が印象的でしたが、少しまったりすぎていたかも。 

 

休憩をはさんで、プッチーニのとソッリマの小品に続いて、レスピーギの弦楽四重奏曲ニ長調。 ここでは、通常の弓に持ち替えてヴィルトーゾを聴かせてくれました。 レスピーギは、「ローマの松」や「リュートのための古代舞曲とアリア」などで有名ですが、弦楽四重奏曲を聴くのは初めて。 本人が、優秀なヴァイオリニストだっただけあって聴かせ所の多い曲。 イタリアらしい色彩感のある表現で、若い4人の奏者達も、光っていました。 (ただ、会場のせいか、楽器のコンディションか、チェロが全然鳴っていなくてちょっと残念・・・)

 

終演後、同行したお客様と食事しながらの音楽会レビュー。 話も止まりません。 普段仕事でお世話になっているお客様と、仕事を離れて、こうした楽しい音楽談義が出来るって、、、ホントウに幸せ。


牛タンとベルリン・フィルハーモニック・ジャズ・グループ

月曜日から1泊2日で仙台出張中です。 私のブログ・リストにも載せているヨーガさんの本拠地ですね。 ヨーガさんお奨めの居酒屋巡りもしてみたかったのですが、時間がなくて残念。 夜は、牛タン食べました。 肉厚でウマイ!!! 一緒に注文した地酒「一ノ蔵」の発砲純米酒「すず音」は、日本酒なのに、まるでシャンパン。 涼しげで、なめらかで結構なお味(と、結構なお値段!?)でございました・・・

 

 

さぁて、ゴキゲンなJazzのアルバムを、偶然手に入れました。 あのベルリン・フィルのメンバーがThe Berlin Philharmonic Jazz Groupを結成してジャズ・セッションを2004年9月にベルリン・フィルの本拠地、ベルリン・フィルハーモニー・ホールで演奏したもの。

 

タイトルは、"Jazzkonzert in der Philharmonic Berlin"です。 ヴァイオリン(トランペット持ち替え)、ヴィオラ、ヴィヴラフォン、ドラム、ベースという5人組。 知っただけで、興味津々、聴きたくなるでしょ。 

 

ベルリン・フィルの5人の芸達者が繰り広げるJazzの世界は、ひと味違います。 サウンドそのものは、知的というか、多様な色彩感があふれ出ています。 深夜のバーで聴くと、薄暗いバーに差し込む単調なダウンライトの光のようではなく、色の三原色が交互にカウンター越しに自分の前に姿を見せるみたいな感じ。。。

 

今回は、この5人に、名バリトン歌手のトーマス・クヴァストホフが、なんとジャズ・ボーカルで協演 !? 普段のバッハカンタータやマーラーの歌曲ではなく、「ミスティー」や「マイ・ファニー・バレンタイン」などで甘く、しなやかな歌唱力を披露してくれているのもラッキー。 仙台の牛タンに負けない肉厚さと旨み。。。

 

音楽のジャンルを超えたユニバーサルな感動的CDでした。 彼らを前をすると、クラシックだ、ジャズだ、ポップスだと区別することすら意味を持たないことだと実感します。 (事実、Jazzといいながら、池袋のHMVレコードでは、クラシック・コーナーに置いてありました。)


バー・アインザッツのCD

多分、このブログをお読みになる方には、つまらない記事になるかもしれませんが、あえて自分の音楽体験の軌跡を残す意味で書いておこうと思います。

 

先週、大阪のクラシック音楽バー「アインザッツ」で仕入れたプライベート盤ライブCDの数々から、日曜日じっくり腰を落ち着けて聴き入った数枚をご紹介。 全部で20枚買ったのですが、さすがに1日では聴けません・・・

 

ホルスト・シュタイン指揮バンベルク交響楽団によるブラームス交響曲全集。 1990年4月のライブ。 重厚でいて、思いやりのある暖かいブラームス。 ドイツの片田舎には、こんなすばらしいオケがあるんです。 デコッパチ親方みたいなシュタインが、汗かきかきオケと音楽することを楽しんでいる姿が目に浮かびます。 何故メジャー・レーベルから発売されないか不思議なくらい。 大満足 !!!

 

続いて、オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団ブルックナー交響曲第8番。 1964年2月のロンドンでのモノラル録音。 巨匠の1970年のスタジオ録音とは、全く別人。 記載はないが、70年の録音で採用したノヴァーク版ではなく、ハース版に近い。 第4楽章のカットもなく、テンポもやたら遅くなく、緊張感漂う凝縮された演奏。 また1枚、ブルックナー・ファンとして感動の記録に出会えました。

 

それから、カール・シューリヒト指揮フランス国立放送管弦楽団ブルックナー交響曲第7番。 シューリヒトには、ハーグ・フィルとのスタジオ録音による同曲名盤がありますが、こちらは1963年のブザンソン音楽祭でのライブ。 第2楽章でホルンが完璧に数え間違って、弦楽器とズレているのは珍しい。 弦楽器の音が明るく元気すぎますが、巨匠らしい大局観で、ブルックナーの美学が、生き生きと表現されています。 少々とちっていても、おおらかですよね。

 

次に、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ブルックナー交響曲第5番。 1998年9月のベルリン公演ライブ。 ドイツ・グラモフォンからウィーン・フィルとの録音も発売されていますが、こちらの方がライブの熱気もあり、アバドらしさがストレートに表現されていると思います。 決して伝統的なアプローチではなく、異質なブルックナーではありますが、小気味よいテンポでここまでヴィルトーゾで完璧に鳴らされると脱帽です。

 

最後に、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団マーラー交響曲第6番<悲劇的>。 1977年8月のザルツブルグ音楽祭のライブ。 こっ、これです! 高校生の時に、NHK FMでエアチェックして何十回も聴いた演奏は。 忘れもしないマーラー第6番との出合い。 冒頭のトランペットの音が、失敗してひっくり返っているのですが、その何年後かにLPを購入するまで、ずっとこういうふうに楽譜に書いているのだと勘違いしていました。 同コンビのドイツ・グラモフォンのスタジオ録音とは、テンションが違います。 キリッと引き締まった推進力のある演奏は、30年近く経っても色褪せません。

 

どれも、貴重な演奏記録。 最近、クラシック新譜、特にオーケストラ系ではコレぞっというのに出会わないので、こうした巨匠の歴史的録音との出会いは、大きな喜びです。 それにしても、偏食気味のCDコレクションで、どうしようもないですね。


ベスト・クラシック100

めずらしく家内からCD買ってきてと頼まれ、ベスト・クラシック100(東芝EMI TOCE55721-26)を買ってきました。 6枚組3,000円で、究極のクラシック音楽100曲、7時間分のテンコ盛りの、いわゆるコンピレーション・アルバムです。 

 

以前から、レコード屋さんの店頭でプロモーションしていたり、店内に平積みになっていたりしたので、気づいてはいましたが、買う気は全くありませんでした。 しかし、恐れ多い(?)家内からのリクエストとなれば、話も別。 それに、普段CDをオヤジ買いしている自分への懺悔の気持ち(?)もあり、購入してみました。

 

クラシック入門編としては、よく出来ていて、アーティストも、東芝EMI契約のラトル、ムーティ、マリナーなど粒揃い。 一枚毎に、「元気が出る・・・」とか、「リラクシング・・・」とかのテーマがあって、聴き易くまとまっています。 1曲が短かすぎるという気もしたり、また解説書が1枚の紙両面印刷というのが、安っぽく感じますが、まあこのお値段なら仕方ないところでしょう。 ジャケットも、白を基調にシンプルなので、リビング・ルームにこのCD置いていてもオシャレかも。

 

2枚目5曲目のJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲のアリアをピアノでもハープシコードでもなく、ハープで演奏している録音が、なかなかクリスタルでイカシてます。。。 このハープでゴルトベルク全曲聴きたいくらい。

 

これで、中1の息子も、野球ばかりでなく、クラシック音楽に目覚めてくれたらいいのですが・・・


のだめカンタービレ

二ノ宮知子さんの少女漫画「のだめカンタービレ」が、巷で大ブームだそうで・・・ 先日のマイクロソフト管弦楽団の飲み会でも話題になっていたんですが、ついていけなくて。。。 時々書込みをいただくShimaさんのブログでも登場していましたね。

 

と言う事で、恥ずかしながら、コミック全12巻、一気に買ってしまいました。 本屋さんで「ありますか?」と尋ねるのが、少し恥ずかしかったですが。

 

大のオトナがと、お思いでしょうが、これがハマるんです。 音大を舞台にしたストーリー。 チョット天然はいっているピアノ専攻の野田恵(通称のだめ)と指揮者を目指す千秋クンのを中心として恋愛物語ですが、全編で紹介されているクラシック音楽が本格的。 ベートーヴェン交響曲第7番、ブラームス交響曲第1番などなど。 指揮者コンクールの課題曲(第10巻)では、R.シュトラウスの<ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら>も登場します。 このコミックで紹介されている曲目を集めたCDまで発売されているとか。 

 

R.シュトラウスは、好きな作曲家ですが、演奏技術的には、大変高度です。 以前「アルプス交響曲」を演奏したことがありますが、しんどかった。 今年の夏、名古屋で開催される全国アマチュア・オーケストラ・フェスティバルに、昨年に引き続き参加させていだく予定ですが、ここでは、秋山和慶さんの指揮で、R.シュトラウスの<英雄の生涯>を演奏します。 しっかり、さらわなければ・・・

 

コミックの中で、のだめが使っている楽譜を入れるための通称レッスン・バッグ(ピアノの鍵盤模様が付いてます)って実在することが分かりました。 私のチェロの楽譜入れも古くなったので、買ってみようかな。 (別に少女趣味ではなく、見た目にホントウに機能的に見えたので。)

 

ところで、「のだめ・・」の第11巻の指揮者コンクールの最終審査まで残る、いい"キャラ"しているもう一人の日本人指揮者って誰がもモデルなんだろう・・・ 広上淳一さんに似てるような気がするのは、私だけでしょうか。。。


讃岐うどんと阿波男

16日は、四国・高松のお客様を訪問。 経営、ビジネスそして情報システムのお話を通じて大変有意義な面談でした。

 

終了後、空港に向かうまでの時間を利用して、昼ごはん。 当然、まずは、讃岐うどん。 高松では、「かな泉」や「川福」という"うどんの有名ブランド"がありますが、今回行ったのは、地元の方々しか行かない(いや、知らないであろう・・・)「さか枝」というお店。 場所は、香川県庁の西の、日赤病院の裏通用門近く、(ローカルですみません。) セルフサービスのお店です。 しこしこ麺の中盛(180円)に、トッピング(どれでも1品80円)に、ちくわ天とごぼう天をのせて、しめて340円。 うどんの喉越しのすばらしさ !!! 昼時のお店の前は、食べにきたお客さんの自転車の列、列、列・・・

 

うどんだけでは、ちょっと足りないかもということで、もう1件昼ごはんをハシゴ。 商店街の中にあるお好み焼きやさん「多美也(たみや)」で、もつ玉焼きのお好み焼きを1枚(410円)、ペロッといただきました。 ここも、セルフで、自分で目の前の鉄板で焼きます。 私のレシピは、ちょこっと紅ショウガをいれることと、卵はほぼ完成時点で、鉄板の上で溶かしてお好み焼きを裏にして乗っけます。 千切りキャベツのさっぱりした甘さがイイです。 お店の旦那さんから、いきなり「マイクロソフトさん、Longhorn期待しています。」と言われ、ビックリ !

 

大満足の昼食のハシゴの後、。空港に向かい、帰京。 夜は、昔お世話になった四国・徳島のIT企業のK社長主催の会食会。 場所は、元麻布の日本料理「かんだ」。 徳島の有名料亭、「青柳」から、その姉妹店、東京・赤坂の「バサラ」を経験され独立。 小さな目立たないお店ですが、蕎麦米汁、天然鮎ごはんなどの郷土料理も出てきて大満足。 さすが、K社長のお見立て。 ブログ普及の中で、リンクを張ってのコミュニケーションが、無限大に広がっていく時の、新しい検索技術とそのビジネス・モデルの話題で盛り上がる。

 

朝から晩まで、四国つながりの、ちょっと食べ過ぎの一日でした。


雑感-まとめて

前回ブログを更新してから、忙しくて、その上深夜になると睡魔が遅い、3日振りの更新です。 そこで、まとめて雑感・・・

 

月曜日・・・ 先週を振り返って、ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィルベートーヴェン交響曲全曲演奏会のベスト演奏を並べると、第7番、第4番、第9番<合唱付き>、そして第5番<運命>の順かな。 それにしても、この企画自体を賞賛したい。 個人的には、すみだトリフォニー・ホールではなく、(どうせ売れ残り座席があれだけあったのなら、)端正な響きの紀尾井ホールで聴きたかったかな。

 

火曜日・・・ いよいよ早稲田大学大学院国際情報通信研究科非常勤講師デビュー。 朝から、気合を入れようと、ヘルマン・シェルヘン&フランス国立放送管弦楽団のマーラー交響曲第5番の1965年の爆演を聴く。 それにしても、観客の拍手に混じって、ブラボーとブーイングが明確に交差する演奏も珍しい。 それくらい、マーラーを冒涜したような個性的演奏で、私自身を振るい立たせたというところでしょうか。 講義となったフォーラムでは、CIO(最高情報責任者)養成コースの受講者の皆さんからも、また主旨にご賛同いただきご登壇いただいたパネリストの方々からも、大いに刺激を受けた一日。 本当にお世話になりました。 同日、テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトで、私が映っていたと知り、ちょっと恥ずかしい。。。 

 

水曜日・・・朝から大阪・京都出張。 長年お世話になったM生命役員の方と久し振りに再会。 お元気そうでなりよりでした。 夕刻からは、関西地区のIT企業代表者約70名の皆さんに対して講演。 どうしても、関西に来ると、ウケ狙ったネタを仕込もうとしてしまうのは、私の悪い癖? でも、関西IT企業は、今燃えています。 

 

大阪・京都での仕事を終えて、夜はプライベート・タイム。 楽しみにしていたクラシック音楽バー「アインザッツ」に寄りました。 そこで、守口フィラデルフィア管弦楽団研究会のブログを書いていらっしゃるリベラ33さんをマスターにご紹介いただき、ひとしきり音楽談義。 共通の趣味(いや趣味を越えた人生そのもの?)のクラシック音楽を通じて多くの方と知り合えるのは、本当に幸せ。 テンシュテット&フィラデルフィア管弦楽団のブルックナー交響曲第8番を聴かせていただき、彫の深い演奏に酔う。 リベラ33さん、またお会いしましょう。 マスターに注文していたライブ輸入CD20枚を受け取るも、明日そのまま四国・高松に移動なので、宅配便を手配。 (家内に見つかると、何無駄遣いしてんのよって叱られそう・・・)

 

明日(いや、もう今日になっちゃった!!!)は、高松。 久し振りの本場讃岐うどんが楽しみデス。 


ヘレヴェッヘのベートーヴェン・チクルス第五夜最終公演

フイリップ・ヘレヴェッヘベートーヴェン交響曲連続演奏会も、今日が千秋楽で、<第九>。 その演奏は、たいへん印象に残る素晴しいものでした。 心から、ブラボー !!!  ヘレヴェッヘは、日本人にとって特別の思い入れのあるこの名曲を、変に意気込むのではなく、あくまで交響曲連続演奏会の中の1曲として位置づけ、客観的にベートーヴェンを表現しました。 ひとつだけ、欲張れば、<第九>1曲のプログラムではなく、頭にレオノーレ序曲第3番くらいを演奏して欲しかった。 ちょっと短いだけでなく、聴衆り耳の慣れのためにも。

 

オケは、ヴァイオリンを両翼に配置して、コントラバスが、舞台左手側。 ティンパニと、大太鼓などその他パーカッション群は、左右に分散。 4人の独唱者は、指揮者の前でも合唱団の中でもなく、舞台右手に、まるでオケのひとつのパートのように配置。 これらが、舞台サイズのせいか、ヘレヴェッヘ本人の意図的配置かわかりません。

 

よく観察すると、大変独特なボーイング(弓使い)。 第1楽章冒頭の1stヴァイオリンは、アップから。 80小節の弦楽器による第2主題の16分音符連続4つともアップ、などなど。 音楽のニュアンスに合わせて、演奏難易度と関係なく、本来あるべきボーイングを追求・徹底したこだわりが見えました。

 

ヘレヴェッヘの演奏では、相変わらず雄弁なティンパニが重要な意味を持って響きます。 圧巻は、第2楽章。 全てのリピートを行いましたが、195小節から叩く重要な主題を1回目はフォルテ、リピートの後はピアノで表現の違いをアピール。 新ベーレンライター版の楽譜を見ていないので、何とも言えませんが、これは楽譜の指定なのでしょうか。 同様に352小節のティンパニも特殊。

 

第3楽章アダージョは、楽譜指定の4分音符=60にほぼ近いテンポ。 昔の所謂「巨匠」の演奏から比べると1.5倍くらい速くなっているのでしょうが、こういうテンポ設定が主流になりました。 一般的な演奏は、私に言わせると、大晦日、こたつに入ってみかんを食べながら聴く<第九>ようのテンポ設定。 でも、ヘレヴェッヘは違います。 途中のアンダンテでも、微妙にテンポの違いを意識。

 

さて、フィナーレ。 小気味いいテンポで、チェロとコントラパスのレチタティーボが始まります。 ここでも、苦虫を噛み潰したようなベートーヴェンではなく、あくまで冷静に彼の苦悩をノン・ビブラートで、淡々と表現。 常に議論となっていた330小節のフォルテシモのティンパニは、アクセントも、ピアノへのディミュニエンドもなく、前小節からフォルテシモのまま。 続くアレグロ・アッサイ・ヴィヴォーチェは、ビックリするような早いテンポ(楽譜指定のこれが本来のテンポなんでしょうね・・・)。 このテンポで一気に突入したので、弦楽器、特にコントラバスは、附いていくのに必死の形相がおもしろかった。 

 

4人の独唱も、深みのある声と、透明感のあるアンサンブルで好演。 栗友会合唱団には、もう少し子音の発音をクリアにして、四声部のバランスを気にしてほしかったですが、これもまた好演。

 

おりしも、日曜日の東京は、大変いい天気。 大変晴れ晴れしい気持ちでホールを後にしました。


ヘレヴェッヘのベートーヴェン・チクルス第四夜

さぁて、四夜連続でコンサートに。 こんな嬉しい経験は初めてです。 (T秘書の見事なスケジュールやりくりに感謝。) 今晩のプログラムは、交響曲第8番、ヴァイオリン協奏曲、そして<運命>というロングラン。 しかし、今晩は、仕事の都合で大遅刻。 1曲目の第8番は、第四楽章しか聴けませんでした。 昨晩が、思い出に残る名演だっただけに、俊敏な第一楽章を、楽しみにしていたのですが・・・残念。

 

クラシック・コンサートの冒頭に、序曲のような比較的短い単品を組み込むことが多いですよね。 これは、コンサートに遅刻してくる方には有難いですね。 交響曲や協奏曲のように複数楽章ある楽曲ではっ、なかなか途中入場が許されませんから。

 

結局自分の座席で聴けたのは、ヴァイオリン協奏曲から。 予定していたソリストが来日出来ないというハプニングで、代役が見つからないまま、当オケの主席コンサート・マスターであるサントペテルスブルグ出身の29歳のアレクセイ・バルケヴィッチがソリストとして登場。 演奏はガッカリ。。。 ヴィルトーゾでもなく、音程を含めて、この程度ならいまどきの高校生でももっとうまいヤツがいるぞという印象。 わずかな抵抗で一切拍手せず。 

 

東京は、おりしも雨模様。。。 このまま湿った空気で今宵のコンサートは、終わるのか!? 昨晩の名演は、どうしたっ、ヘレヴェッヘ !!!

 

しかし、その懸念は、本日のメイン、交響曲第5番ハ短調作品67<運命>の冒頭の"ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン"の5小節でかき消されました。 この<運命>は、すばらしい集中力とダイナミズム。 自前の新ベーレンライター版のスコア(総譜)を持参し、細部をチェックしながら鑑賞。 自分でも何回も演奏しているだけに、無意識のうちに左手の指がチェロの音符にあわせて動いてしまいます。 

 

推進力のあるテンポ設定、各パートの存在意義の証明と高度なアンサンブル能力、そしてあまりにも有名なだけに手垢にまみれていた<運命>という楽曲を、一旦オーバーホールして、ヘレヴェッヘの純粋な感性で組み立て直した演奏。 楽譜指定どおりの全てのリピートを実行していたにもかかわらず、こんなに短く感じた<運命>は初めて。 それくらいヘレヴェッヘの世界にはまり込んでしまったのでしょう。 CD発売が待ち遠しいです。

 

残るは、日曜日の<第九>のみ。 晴れたらいいな・・・ 


ヘレヴェッヘのベートーヴェン・チクルス第三夜

フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン交響曲連続演奏会も、第三夜。 冒頭の<コリオラン>序曲は、仕事の都合で聴き逃しましたが、交響曲第4番と第7番は、2004年11月ベルギーでのライブ録音がCD化されているものでした。 一言で申し上げて、今年最高の演奏。 ブラボーの四乗でも五乗でも足りないくらい。 この二日間、感動と困惑の入り混じった印象でしたが、今日は、確信しました。 

 

交響曲第4番変ロ長調作品60

この曲の生涯コンサートで聴いたベスト! さすがレコーティングしただけあって、楽曲の深い部分まで共感した演奏。 全体を例えるなら、「初夏の早朝、朝日を浴びて海岸通りの高速道路をマイカーで走り抜ける爽やかさと、車のタイヤが路面にピッタリ吸い付いたような安定感」。(ナンのこっちゃ!?)  木管アンサンブルは、前夜までと違い見違えるよう。 第二楽章のクラリネットの繊細な弱音、第四楽章184小節からのファゴットのプリプリした主題表現。 逆にホルン・セクションは、ベスト・メンバーではなかったようです。 第一楽章第一主題群のヴァイオリン・セクションの8分音符フォルテシモの4小節を全てダウン・ボウで弾ききった自信は、休憩時間にロビーでも話題になっていました。 また、第一楽章の183小節の低弦の4分音符の存在、ベーレンライター版ならでは・・・(ペータース版も消去していませんが・・・)  ちなみに、マエストロ朝比奈隆は、再現部でこれに相当する457小節にはこの音符は存在しないという理由から、この4分音符を意図的に省略していますが、私は個人的にあって当然、しっくりという感じがします。 第四楽章は、それまでと違い、ヘレヴェッヘは、ピアノ指定を幾分大きめに設定し、ダイナミクスの幅は縮まりましたが、骨太の骨格を造っていました。

 

交響曲第7番イ長調作品92

当に、"神がヘレヴェッヘに舞い降りた"ような演奏。。。 前述のCD録音とは大きく違う演奏で、感動が目の前で絵巻物のように次々と展開されていって、息もつけない状態。 第一楽章提示部、ヴィヴァーチェの躍動的テンポ感、展開部の生き生きしたリズム。 第二楽章冒頭と同183小節からのフーガでの弦セクションの透明で深遠な響き。 同第三部175小節のヴィオラの分散和音の主張が掛け合いの1stヴァイオリンを駆り立てる。 そして、何よりも、第二楽章終わり4小節のこの世のものと言えない美しさ。 第三楽章のトリオのテンポは、楽譜指定に極めて近いけれど、一辺倒でなく、フレーズ毎に微妙な抑揚をつけていて、生命を宿した大地の様。 終楽章は、言葉も出ない、と言うか言葉にすることで、自分の感動が歪んでしまうのではと心配・・・ 冒頭、2小節と4小節目のゲネラル・パウゼを長めに取り、5小節目から様変わりして、アレグロ・コンブリオのテンポに転換した瞬間は、CDではなかったアプローチ。 ティンパニは、凄すぎる、CDにない目の前の迫力 !!! トランペットとホルンも、完璧な音楽。 コーダでの第一、第二ヴァイオリンの掛け合いとオケのクレシェンドの場面では、小節毎に、見えないクギが、私に飛んできて、自分自身をホールの座席に貼り付けていくような、身動きとれない状態。 カルロス・クライバーを凌ぐ生演奏の真実がココにあった !!!

 

「感動」とは、こういうことを言うんでしょうね。。。 演奏終了後、カーテン・コールで拍手するをこと自体で、自分の体内に入り込んだ"感動"が放電しそうだったので、気が付いたら、無意識のうちに、さっさとホールを後にしていました。 それくらい、私自身が、打ちのめされた演奏だったんですよ。

 

追伸)  実は、今日遅刻したため、本来の自分の座席に見知らぬ方が座っていました。 それならということで、前半は、2階ホール中央の天上が被る座席。 後半は、3階に上がってA席販売の空いていた席で観賞。 すみだトリフォニー・ホールは、1階、2階より、視界は遠いですが、3階(天上桟敷に近い雰囲気)の方が、音響と眺めはイイかもしれないと思った次第です。


ヘレヴェッヘのベートーヴェン・チクルス第二夜

火曜日から始まったフィリップ・ヘレヴェッヘロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン交響曲連続演奏会の第二夜は、ホルン4本による迫力ある響きを堪能した<エグモント>序曲で幕を開け、交響曲第2番と交響曲第6番「田園」。 昨日同様、2曲の交響曲は、新ベーレンライター版の楽譜を使用し、全てのリピートを実施。 それでは、寸評を・・・

 

交響曲第2番ニ長調作品36

第一楽章冒頭から、軽快で、それでいてしっとりしたテンポ設定が心地よい。 楽譜指定どおりのリピートも、ニュアンスの違いを表現し、有意義。 第二楽章・主題提示部での八分音符2拍は、当然と言えば当然だが、2拍目は、きちんとディミニュエンド。 これを蔑ろにする演奏も多い中、ヘレヴェッヘのベートーヴェンに対する"愛"さえ感じる。 同128小節からの内声部、2ndヴァイオリンとヴィオラが雄弁に語る。 第四楽章は、ヘレヴェッヘの綿密な構成力を明らかにした音楽の流れに身を任せるだけ。18小節からのティンパニは、連夜の名演。 こんならにピッタリとハマったティンパニは聴いた事がない。 総じて、昨晩より充実した音造りで、十分納得できる仕上がりでした。

 

交響曲第6番へ長調作品68「田園」 

第一楽章から、弦のノン・ビブラート奏法により、田舎っぽいアプローチに好感。 正に、ベートーヴェン本人が言った「田舎に着いた時の愉快な感情の目覚め」を会場に運ぶ。197小節目から、1st、2nd両ヴァイオリンが4小節毎に動機を奏でる部分は、舞台でのヴァイオリンの左右対称配置ならではの効果抜群。 コーダの美しいハーモニーとフェルマータは天国の声。 第二楽章は、沈滞せず心地よいテンポ感であったが、如何せん木管楽器が弱い。 特にフルートは、音量が足りず弦に埋もれ、もどかしさを感じる。 この木管楽器のバランスは、第一夜でも指摘しましたが、私の購入した座席(2階左手前方張り出し)のせいかと思い、実は、休憩後の「田園」は、1階中央の空いている席に(勝手に)移動させていただいたのですが、この楽章でも同じ印象。 もしかすると、このバランス感は、ヘレヴェッヘの好みなのかも知れません。 第3楽章の女性ホルン奏者のソロは、昨晩の「英雄」と同様、連夜のブラボー !!!  第4楽章は、私には手抜きとしか見えなかった・・・ もちろん、「嵐」を表現する低弦(チェロとコントラバス)が夫々4連符と5連符で不協和音を作るのですが、はなっから演奏困難と判断してか、まじめに弾いていないので、全く聴こえず迫力ある嵐のはずが、突風で終わってしまう。 41小節からの低弦の16分音符の進行も同様。 (実は、自分で演奏しても、これは弾けない・・・) でも、フランス・ブリュッヘンのレコードでは、ちゃんと全部聴こえていたんです。 終楽章は、打って変わってキラリと光る好演。 第四楽章でのモヤモヤが晴れた快晴って感じ。 まさにベートーヴェン曰くの「嵐の後の喜ばしい感謝の感情」そのもの。 ただし、細かいことを言うと、ここでも、低弦のボリューム不足が若干気になるところ。 特に133小節からの主題と206小節からのファゴットとのユニゾンの主題は、より正確性と明確なテクスチャーを期待したかったところ。 コーダは、草原にそよ風が、ふっと吹いたような新鮮さで、すはらしいエンディング。

 

全体として、ヘレヴェッヘの指揮は、楽曲の持つ微妙なニュアンスに踏み込み、聴かせる指揮でした。 

 

終演後、夕食とっていなかったので、JR錦糸町近くのあるうなぎ屋さんに入り、おつまみとビール。 そしてサッカー・ワールドカップ最終予選をお店のご主人と女将さんとで応援 (初めて行ったお店なんですが・・・)。 2対0で勝って、よかったですね。 応援に夢中になりすぎて、うな重を注文する前に、おつまみでお腹一杯になり、帰宅してしまいました。


ヘレヴェッヘのベートーヴェン・チクルス第一夜

今日から、フィリップ・ヘレヴェッへ率いるベルギー王国から来日したロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン交響曲連続演奏会が、錦糸町のすみだトリフォニー・ホールで始まりました。 以前から楽しみにしていたコンサートですが、いきなり初日から仕事で、遅刻寸前・・・ ゼェゼェ言わせて席について1曲目の<プロメテウスの創造物>序曲では、上の空。 それにしても、空席が目立ったのは残念です。

 

さて今宵は、交響曲第1番第3番<英雄>。 モダン楽器のオケですが、ノン・ビブラートの古楽器奏法を駆使して小宇宙的な響きを構築。 両曲とも、楽譜指定どおりのリピートを実施、また弦楽器は、ヴァイオリンを両翼に配置し、コントラバスは管楽器の後ろ一列。 最初、ホールとの相性を体得するのに時間がかかったのか、木管が弱くバランスが悪く感じました。 

 

第1番は、生き生きとして颯爽としたベートーヴェンに好感持てました。 <英雄>は、雄弁な語り口で秀演。 第1楽章主題展開部の380小節あたりのピツカートの透明感は絶品。 第3楽章トリオのホルン3本のソロはお見事 !!! ティンパニも、全曲とおしてドライな響きで曲を盛り立てます。 第4楽章第一展開部(練習番号A)の後、フォルテシモで頂点を迎えた後、一瞬のパウゼ・・・ドキッとする緊張感。 どうしても、1stヴァイオリンの1プルト内側(コンマスの隣)のオジサンが走るんですよね・・・ そのために、ちょっとアンサンブルが濁る場面もありましたが、まあライブの迫力ということで・・・

 

いい演奏会でしたよ。 気分よく帰宅途中に、電車で長女とご対面。 いろいろ話しながら帰りました。。。


松坂牛とクーベリック

今日は、三重県津市に出張。 ここには、朝日屋というすごく有名な松坂牛のお肉屋さんがあって、いつも前を通るたびに行列。 一度買ってみたいとは思っているのですが・・・ 

 

今日の夕食は、その近所の松坂牛の焼肉屋(ホルモン焼き)で、仕事仲間と食べました。 安くてボリュームあって、おなか一杯。 御飯おかわりです。

 

帰宅して、昨日聴けなかったラファエル・クーベリックが9つのオケを振り分けたベートーヴェン交響曲全集を徐にかけながら、終日外出でたまっている仕事のメールを処理。 1970年代の録音とは思えない新鮮さ。 それにしても、曲の特徴に合わせてよくぞ、世界の9つのオケを振り分けたものです。 その斬新な企画に敬意を表したい。

 

ちなみに、オケは、ロンドン響、アムステルダム・コンセルトヘボウ、イスラエル・フィル、ボストン響、パリ管、クリーヴランド管、バイエルン放送響、ベルリン・フィルそしてウィーン・フィル。 どの曲がどのオケかは想像してみてください。 

 

こちらも音楽でおなか一杯。。。 明日から五夜で、すみだトリフォニーホールでヘレヴェッヘのベートーヴェン交響曲チクルス来日公演。 チケットは買ったものの、仕事との兼ね合いで行けるかなぁ・・・


ベートーヴェン三昧

週末は、ベートーヴェン交響曲を手当たり次第に聴いていました。 やはり、ベートーヴェンって凄いなあって感動します。 今日聴いたのは・・・

 

まず、ヘルマン・シェルヘン&ルガーノ放送管弦楽団の1965年のライブ録音の全集 (Ariosoレーベル: ARI106)。 ここまでやるかという壮絶なテンポ感の個性的演奏。 第8番の第一楽章なんて、昔のLPなら、33回転と45回転を間違ったくらいの猛スピード。 指揮者の唸り声(というか、叫び声に近い)も、演奏の一部と化しています。 賛否両論あるでしょうが、指揮者の信念が伝わってきて私は興奮しました。 ちょっと気分転換に、もってこいかも・・・

 

続いて、フィリップ・ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団の交響曲第4番と第7番の新譜(Talentレーベル: DOM2929100)。 いよいよ今週来日して、ベートーヴェン交響曲チクルスを五夜で演奏する、ヘレヴェッヘと同コンビによるの2004年11月のベルギーでのライブCD。 随所にヘレヴェッヘらしい思い入れとこだわりが見えます。 ベト4の第一楽章462小節のヴァイオリンの16音符の扱いは、今まで聴いたことがない処理。 オケは、ブルックナー等を録音したオリジナル楽器のシャンゼリゼ管弦楽団ではなく、モダン楽器のオケですが、1997年から音楽監督を務めるオケだけあって意思疎通はバッチリ。 ベト7の第二楽章など、こだわりのノン・ビブラート奏法で音楽の透明性を高めます。 それでいて厚みのある音で、迫力満点。 要所要所で、ティンパニが、いい味出してます。 テンポは普通、指定のリピートは全て実施。 これから3年かけてすべてライブ録音で全集を完成させるとのことで、楽しみです。 

 

お次は、ハンス=マルティン・シュナイト&神奈川フィルハーモニー管弦楽団の<田園> (MusicScapeレーベル: MSCD-0017)。 指揮者のシュナイトは、ドイツ正統派の中堅。 今年3月のミューザ川崎でのライブ録音。 美しく自然なフレージングと、おおらかな音楽の流れ。 神奈川フィルも、一流ではありませんが、指揮者の意図を一所懸命に汲み取り好演。 第二楽章の終結部の美しさは、何も特別なことをしないからこそなし得た美学。 もう少し弦楽器の厚みがほしいところですが、真剣な演奏は、終楽章まで色褪せず、聴いた後、清々しさが残ります。 

 

最後は、フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管弦楽団の"幻の"<第九> (OTAKENレーベル: TKC301)。 戦後のバイロイト音楽祭の再開初日の記念碑的な1951年のライヴ。 先頃偶然発見されたコレクター盤を復刻した貴重なリリース。 この歴史的名演を聴くには、以前の他のCD化と比べても音は格段によくなっていてその緊張感が直接伝わってきます。 その演奏については、何も語る必要がないくらい有名なものですね。 昭和26年に、もうこんなスゴイ演奏があったのです。 タイムマシンがあれば、本当に生で聴いてみたかった・・・

 

これ以外に、クーベリックが9つの違うオケを指揮したドイツ・グラモフォンから出ているベートーヴェン交響曲全集も聴きなおそうと思いましたが、タイムアウト。 もう寝ます。。。


音楽鑑賞とCD収集

履歴書や自己紹介の趣味の欄に、「音楽鑑賞」とか、「CD収集」と言う方がいますね。また昔は、「レコード鑑賞」と書く人もいました。 「クラシック音楽」などのように具体的なジャンルで表記される方も。 (でも、これでは、聴くことか見ることか、演奏することかよくわかりませんが。)

 

私の場合、「チェロ演奏」はもちろんですが、「音楽鑑賞」と並びここ最近は、「CD収集」も趣味のひとつとしてオタク化したようです。 一時期、そうですね、数年前まで、自分のコンサートで取り上げる曲のCDは勉強のために買いましたが、それ以外は、ほとんど買わない時期がありました。 本来CDを収集しても、聴かないと意味がないですが、偏らないように出来るだけ満遍なく聴くように心がけています。 もちろん、買ってみて好きになれない"作品"もありますけど。

 

CDコレクションで半ば意地になっているのが、ブルックナーの後期の交響曲、バッハの無伴奏チェロ組曲、そしてバッハのゴルトベルク変奏曲の演奏です。 以前もちょこっと書きましたが、ブルックナーの交響曲第8番が30種類、バッハ無伴奏チェロ組曲が19種類、ゴルトベルクが18種類。 同じ曲でも演奏家によってこんなに違うんだと体感します。 それから、ベートーヴェンの交響曲全集(バラ売りではなく。)も、最近いろんな指揮者とオケで再発売や輸入盤でお手軽価格で発売しているめのでついつい手が伸びます。 それでもまだ8種類ですが。。。 (往年の巨匠ヘルマン・シェルヘンの全集が3,000円ちょっとで発売されたので、買ってみようかな。)

 

インターネットで注文して1ケ月以上かかって入荷を待って取り揃えてもらったのが、以下の3枚。

 

長谷川陽子さんのバッハ無伴奏チェロ組曲全6曲(Victor: VICC-60139/40)

大好きなチェリスト、長谷川陽子さん(本当に、美人デス・・・)の伸びやかで艶やかな音が魅力。 本来の舞曲としてのバッハというアプローチではなく、堂々とした構築力で1曲1曲を大切に演奏。 特に第3番の終曲ジークでは、惚れ直しました !!!

 

ゴルトベルク変奏曲のパイプ・オルガンによる演奏(ドイツmgdレーベル:31803862)

Kate Van Trichtというオルガニストの演奏。 そもそも、チェンバロかピアノでの演奏が主流ですが、同じ鍵盤楽器ということでオルガンでの演奏も納得感あり。 バッハの深遠な世界が、オルガンで宇宙のように広がります。 満天の星空のプラネタリウムにいるみたいな気持ちになります。 これは、オススメ !!!

 

ゴルトベルク変奏曲のサクソフォーン四重奏による演奏(Kontrapunktレーベル:KONT32330)

Danish Saxophone Quartetのソプラノ/アルト/テナー/バリトン・サックスによる演奏。 うーん、これは、ちょっと厳しいかも・・・ ブラス・バンドでサックスを勉強している人にはいいかもしれませんが、本来のバッハの楽譜自身の持つ造形美がうまく出ていない。 同じ管楽器アンサンブルなら、カナディアン・ブラスの完璧テクニックとアンサンブルの妙の方が、断然聴き応えあるし。 まあ、こんなのもあるんだ位で留めておきましょう。

 

てな感じで、いろんなCDで一喜一憂している平井でした・・・


クールビス

政府が今月から始めたノーネクタイ・上着なしの軽装運動、クールビス(COOLBIZ)。 いわゆるビジネス・カジュアルってやつですなぁ。 

 

その昔、オフィスで、カジュアル・デイみたいなものが出来たとき、各企業の男性社員は、困惑してました。気がついたら、みんなゴルフ・ウェアってこともありましたね・・・

 

ビジネス・カジュアルは、米国では主流。 でも、西海岸と東海岸では少しスタイルが違います。 私の場合、前職でニューヨーク、現在のマイクロソフトが西海岸のシアトルと、両方の文化に接して気づいたのは、、、

 

ニューヨークを中心とする東海岸のビジネス・カジュアルは、カラーのボタンダウン・シャツにチノパン。 革靴はいて、ブルックス・ブラザーズのジャケットを羽織ってというのが典型的。 一方、シリコン・バレーや当社のあるシアトルのような西海岸では、ジーンズにシャツで、上着なしが、当たり前。 より自由です。

 

要は、だらしなくないようにすること。 ファッションも自己主張のひとつですから、出来るだけ寛容に受け止めたいけど、折角の本人の評価を見た目で下げてしまうのは、損ですよね。 私の場合、スーツにネクタイがないと、気合が入らないって、やはり古いんでしょうか・・・

 

演奏会で着用するタキシード。 夜は正装で、燕尾服。 燕尾服の方が、胸元下がオープンになっていて腕の自由感があり、演奏しやすいです。 でも、慣れないと、椅子に座る時、長い尻尾を踏んづけてしまうんですよね。 座る前に、手でサッと尻尾の部分を書掻き揚げて椅子の外にた垂らすのが、カッコイイなぁ。


新卒採用試験

木曜日に、来年4月入社の大学新卒採用の最終面接を行いました。 皆さん優秀な学生さんがたくさん応募してくださって嬉しい限りです。 

 

それにしても、皆さんよく業界・企業研究をしてらっしゃる。 私が採用試験を受けた20数年前なんて、自分の卒業ゼミの内容(卒論なかったもので。)さえも満足に説明できなかったくらいですから。 

 

中には、「応募者の皆さんからご質問ありませんか?」と問いかけると、鋭い突っ込みもあり、こっちがドギマギ・・・ 全員198X年生まれのインターネット世代。 ブログで就職試験日記をつけている方も。 (MSN Spaceだそうです。。。)

 

笑顔が爽やかなAさん、自分の5年後を明確に描いているBさん、御社一本です!って意気込むCさん、マイクロソフトのこの製品をこう改善すべきと指摘するDさん、英語はお任せあれというEさん、などなど。 皆さん、お一人お一人自己をしっかり持ってらして、最終選考に悩みます。

 

みなさんの真剣な目を見ていると、これからの日本経済も明るいゾ  

 


チェリスト上村昇

京都市芸大で学び、日本音楽コンクールならびにカサド国際コンクールで優勝した経験を持つチェリスト、上村昇のCDがフォンテックから5月末に廉価盤で再発売されました。 私は、その中から、バッハの無伴奏チェロ組曲全6曲(fontec: FOCD9231/2)とブラームス/チェロ・ソナタ集(fontec: FOCD9234)をゲット。 

 

その真摯で端整な上村昇の音楽への姿勢に久々感動・・・ 派手さはないですが、ヴィブラートが美しく伸びのある音で、ハッタリなく小細工もない彼のチェロは、バッハでもブラームスでも、聴く者の襟を正します。 日本のチェロ界は、桐朋出身の齊藤秀雄門下生が中心になっている中、黒沼俊夫門下という点も評価したいところ。 最近、東京でのコンサートにあまり登場してないような・・・ 

 

ウーン、自分でも、こんな音を出したいなぁ・・・ そのためには、右手のボーイングの肘の高さと位置なのであると最近再認識したところです。 それだけかぁ???


よせばいいのに。

ちょっとお疲れモード。 仕事でも、よせばいいのに、余計な最後のひと言で、相手をガッカリさせたのではないかと大反省・・・ 青二才の自分を恥じる。 そそくさと仕事を切り上げて、横浜西口の豚足のお店、味珍で一人で飲んで帰宅。 お決まりコースのタワーレコード横浜モアーズ店でCDを何枚か購入。 

 

よく書き込みをいただくChikoBethさんのオススメの水野修孝さん作曲の交響曲第3番&第4番(カメラータトウキョウ: CMCD-28071)の深遠な世界を聴きながら、自分を見つめなおしているところです。。。

 

明日から、気持ちを入れなおして。。。 今日は、これで終わりにしておきます・・・ 

 

おやすみなさい。