人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

2005年8月21日 のアーカイブ

南十字星と月の光

オーストラリア家族旅行の第3回は、ケアンズの動物探検ツアーです。 
 
野生のカンガルーの親子を見つけたり、ロックワラビーに餌付けをしたり。
珍獣カモノハシを探して、川岸でジッと待つこと50分。やっと見つけました。
(慌ててて、写真を撮り損ねましたので、縫いぐるみのカモノハシの写真でイメージしてくださいませ。)
夜になると、懐中電灯片手に熱帯雨林を散策し、夜行性動物ボッサムをで探して当てたり。
童心にもどって、なかなか楽しめました。
 
 
街灯も何もない熱帯雨林で、月の光だけで人影が浮かび上がります。
もちろん、満天の星空では南十字星を発見。
こんなに星を眺めたことなんて何年ぶりだろう。
東京にいると、夜空を眺めることなんてなくて、いつも前向いて歩いてますし。。。
 
 
 
 
 
電子音楽界の巨匠、冨田勲さんが、モーグ・シンセサイザーで「月の光~ドビッシーによるメルヘンの世界」」というアルバムを今から20年以上前にリリースしました。
 
タイトル曲のドビュッシーの「ベルガマス組曲」第3曲の月の光をはじめ、夢、アラベスク第1番、パスピエ、亜麻色の髪の乙女などのピアノ小品が10曲。
 
単にオーケストレーションを施したのではなく、冨田勲のイマジネーションで、異次元のグラフィック音楽として独創された音楽。中学生の時に購入したLPと同じ紙ジャケットでCDが再発売されています。
 
 
  
 
 
南半球の月明かりと星空。冨田勲さんの音楽をちょっとボリュームを下げて聴きながら、黙って天を仰いでいるだけで、心が洗われる思いでした。