人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

9月, 2006 のアーカイブ

ブルックナー第4番 第3稿1888年版

 
 
今週は四半期決算ということもあり、何かと忙しくてブログ更新もままならず。ようやくホット一息、土曜日です。忙しい中でも私にとって待ちに待ったある物が届いたので、毎日の通勤がハッピーな気分でした。それは、アントン・ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」の1888年版のスコア(総譜)。私の最も愛する交響曲作品のひとつです。昨年問い合わせた時には、まだ出版されていないと言われ、その後再度の問い合わせで、銀座ヤマハに注文して待つこと1ケ月。いよいよゲット出来ました。
 
もともとブルックナーは、一度作曲してからも、何度も改訂をする作曲家でした。したがって、どこで完成なのか年代をおっていかないといけません。特にこの第4番は、複雑な経緯を辿っています。まず、1874年版。オイレンブルグ社から出版されています。CD録音も限られていて、デニス・ラッセル・ディビス&リンツ・ブルックナー管弦楽団が代表的なものでしょう。
 
今日一般的に知られているのは、広く第2稿(1878/80)と呼ばれているハース版とノヴァーク版です。前述の1874年版とは第3楽章など全く違う曲です。この両版は、一部管楽器のオーケストレーションに違いがあるものの基本は同じ曲です。どちらかというと、朝比奈隆が固執したハース版の方が、オーケストレーションが薄く作られています。
 
そして今回手に入れたのは、第3稿でベンジャミン・コースヴェットという人が検定したものです。これはその昔、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュが使用していたレーヴェ版とか改訂版というものと同じ原版です。世評では、まがい物という人もいますが、私は、第3稿を最も高く評価しています。書き始めたらきりがないのだけれど、第1楽章47小節のヴァイオリンとフルートノ旋律が1オクターヴ上っていたり、ティンパニがここぞというところで追加されていたり、木管と弦楽器を重ねて追加したり、第3楽章のトリオの後を一部削除したり・・・聴き手を引き付ける魅力のツボを心得ているって感じでしょうか。とにかく、聴いていてエキサイティングなのです。ブルックナーにエキサイトメントなんて関係ないかもしれないけど、もう47種類の同曲のCDをコレクションする愛好家からすると、自分流って大切にしたいです。
 
これで、1874年版はオイレンブルグ社、ハース版はカルマス社、ノヴァーク版は音楽之友社、そして1888年版と4種類の楽譜も取り揃えられました。来週のシアトル出張の飛行機の中では、もちろん楽譜を持参して読みふけるつもりです。
 
 
 
 
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南博 Elegy

 
 
宮里藍ちゃん、逆転優勝で連勝。気持ちが強すぎず、弱すぎず・・・私以上に大人だなぁ。
 
 
 
悲しみ、メランコリー、癒し・・・ 言葉で表せない微妙な人間の心の襞。ジャズ・ピアニストの南博は、「自分の心の奥底はとても柔らかく出来ていて悲しみがふわりとその奥底に沈潜する」と語る。南博の新アルバム「Elegy」のライナーノーツの一節である。
 
ひょんなことから、このアーチストに巡り合った。最初は、菊地成孔がプロデュースした映画「大停電の夜に」のサウンド・トラック。そこで、南博の名前を見つけた。音数の少ないシンプルなピアノなのに、聴こえる音楽は多くを語りかけてくる。
 
そして、南博のアルバム「Touches & Velvets 」を聴いた。偶然、自分と同い年という親近感もあったのは事実。1曲目のBill EvansのB Minor Waltzで、そのしみじみした深い大人の味わいに魅了されてしまった。
 
今回の南博の「Elegy」は、私に言わせるともっと性質(たち)が悪い。前作同様に、菊池成孔のプロデュースでトリオに弦楽アンサンブルを加えるというアレンジだが、決してスゥートにならない、むしろビターなムード。全曲オリジナル曲。何故か、南のピアノタッチが私の心の襞の中までゆっくり入り込んでくるような感触になる。何も足す必要はない。ただしっとりと耳を傾けるだけでいい。思わず、5年前のNY単身赴任の夜を思い出してしまった。
 
 
 

山中千尋のラッハ・ドッホ・マール

 
 
こんなか細い体のところからこんなエネルギーガ出てくるのだろう。その童顔とCDに刻まれた音楽のギャップを、これほど感じるアーティストそうはいません。ジャズ・ピアニスト、山中千尋の新しいアルバム「ラッハ・ドッホ・マール」がリリースされました。前作の「アウトサイド・バイ・ザ・スウィング」から、また彼女は進化したようです。
 
タイトル曲の45秒のブギウギもイカシテます。こう曲を、途中に挿入すること自体がエンターティメントです。一番気に入ったのは、最後に収録されている「That’s all」かな。チャーミングでいて子悪魔的で、幸せなサウンドが魅力です。天は、二物を与えたのでした・・・
 
「One Step Up」を演奏する彼女のDVDがオマケについてるけど、蛇足じゃないかな。映像なくても、彼女の10本の指だけで十分に勝負できるアルバムだと思うから。
 
 
 

ちょっとボサノヴァ

 
 
先日、お取引先のO社長に、ブラジル料理のお店に連れて行っていただいてから、ちょっとブラジル音楽に凝っています。私のような初心者でも聴きやすいアルバムは何かなと探して手に入れたのが、セルジオメンデスとブラジル’66のデビュー盤。
 
聴くと、「マシュケナダ」や「ワンノートサンバ/スパニッシュフリー」など聴きなれた曲がたくさんあり、大好きなジョピンの曲も。これらは今や、クラブ・ミュージックの定番にもなっていますよね。でもこの40年前のオリジナルの方が、よりカラフルでグルーヴィーでいい感じ・・・我々中年にピッタリの音楽です。
 
収録曲)
  1. マシュ・ケ・ナーダ                                    
  2. ワン・ノート・サンバ|スパニッシュ・フレア     
  3. ジョーカー                                           
  4. 君に夢中                                             
  5. チン・ドン・ドンチン・ドン・ドン                    
  6. デイトリッパー
  7. おいしい水
  8. スロー・ホット・ウインド
  9. オ・パト(がちょうのサンバ)
  10. ビリンバウ.
 
 

上原ひろみのSpiral

 
 
タワーレコード横浜モアーズ店のオヤジ買い特集、今日は上原ひろみの「Spiral」。先日の東京JAZZ 2006で、チック・コリアとの即興演奏共演を聴いて以来注目しています。
 
このアルバム自体は、昨年10月のリリースなんだけれど、全曲彼女のオリジナル曲で編成されていて、聴きどころの多いアルバムです。上原ひろみはヤマハ音楽教室でピアノを学び、ジュニア・オリジナル・コンサートにも出演していたらしい。私もその昔、九州交響楽団でヤマハ・オリジナル・コンサートの伴奏で出演したことがありますが、子供たちの無限の想像力と技巧にビックリさせられたものでした。そう言えば、先日の東京JAZZでも彼女はYAMAHAのピアノを弾いてましたね。
 
彼女のピアノは独創性に溢れ、しっかりしたテクニックに支えられているのだけれど、どこかコケティッシュなのです。音楽することに集中しながら楽しんでいる。そして演奏に余裕がある。さすがバークリー音楽院主席卒業・・・そんなピアノ・トリオは、色彩感があって飽きさせません。
 
 
 

チック・コリア・アンド・トロンハイム・ジャズ・オーケストラ

 
 
タワーレコード横浜モアーズ店でのオヤジ買いシリーズ第2段は、チック・コリアとトロンハイム・ジャズ・オーケストラのニュー・リリース「リターン・トゥ・フォーエヴァー -ライブ・イン・モルデ」の1枚。先日の東京JAZZ 2006の来日記念盤です。2000年7月のノルウェーでのモルデ・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音ですが、今までお蔵入りになっていたのが不思議なくらい魅力的なサウンドです。
 
タイトル曲のリターン・トゥ・フォーエヴァーをはじめ、すべてチックのオリジナル名曲の数々。これらがドギツクなくて、見事にシックなビッグバンドにアレンジされています。チック曰く、「ノルウェーに行くまで、どんなバンドか誰がアレンジャーかも知らなかった。」というのですから、さすがチックは大物。そしてジャズの奥行きは広い。
 
9月30日と10月1日に、NHK衛星ハイビジョンで先日の東京JAZZの模様が放送されるそうなので、見逃せません・・・
 
 
 

世界一の立ち食い蕎麦

 
 
またまたC級グルメのご紹介です。先日、仕事で大手町から豊洲に向かう途中でランチタイム。目指すは、茅場町(正確には永代通りの新川1丁目)にある立ち食い蕎麦屋さん、「がんぎ」。越後十日町のつなぎに海苔をたっぷり使った蕎麦です。
 
ここの蕎麦は、立ち食いと言えど茹で立て。もり蕎麦の大盛りとかき揚げ天丼の小を注文して、780円。昼時ともなると、近所のサラリーマンでお店は満員です。シコシコ麺をズッズッとすすると、仕事の忙しさも一瞬忘れ、幸せ一杯になります。もちろん、蕎麦湯のサービスもあり。
 
私は、世界一ウマイ立ち食い蕎麦と言ってます。一緒に行った当社の金融機関担当のT本部長も大満足。ちょっとは、平井のC級グルメも見直してもらえたかな。。。
 
 
 

葉加瀬太郎の世界

 
 
今週末にタワーレコード横浜モアーズ店で、オヤジ買いしたCDから、何枚かご紹介。今回は、11セット購入した中に、珍しく1枚もクラシックのオーケストラ曲はなし。さて初回は、葉加瀬太郎のニュー・リリース2枚。
 
まずは、葉加瀬太郎が、同じヴァイオリンの古澤巌と競演した「Time has has come Taro Hakase & Iwao Furusawa」。古澤巌は、クラシック・ヴァイオリン界に新風を吹き込んだ東京都交響楽団の元コンサートマスター。彼のブラームス・ヴァイオリン・ソナタ集(高橋悠治のピアノ伴奏)は、人間らしい血の通った演奏で好きでした。
 
この二人の競演を聴いていると、ユーディ・メニューインとステファン・グラッペリというクラシックとジャズの巨匠の競演を思い出します。ガーシュインなどのスタンダードを2本のヴァイオリンが色っぽく見事に料理したCDは、私のお気に入りの1枚でした。今回の葉加瀬と古澤は、それを現代版に焼きなおした感じ。それでいて、二人のノリのよさと洒落たアレンジは何度聴いても楽しくなります。渡辺香津美がギターで参加しているのも嬉しいです。
 
2曲目の「バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043」は、サイコーに気持ちイイ!!! 葉加瀬のテーマ曲ともいえる「情熱大陸」も、フラメンコ調の渡辺香津美のギターを入れた5人のアンサンブルは絶品。古澤のオブリガードは、超絶技巧でパガニーニを思わせる。目配せしながら遊び心一杯で、楽しそうに録音しているシーンが目に浮かびます。
 
もう1枚は、「スィート・メモリーズ ~Taro plays HAKASE~」。これまでの10年間の自作自演曲をヴァイオリンとピアノのデュオでシンプルにまとめあけだ1枚。思い出いっぱいの素敵なサウンドです。DISC2には、ピアノ伴奏のみのマイナス・ワンCDが付いている。楽譜を手に入れてチェロで弾いてみたいです。
 
 
 
 

吉野家牛丼復活祭

 
 
敬老の日記念で、今日はブログ2連発じゃぁ。。。
 
9月18日は、吉野家の牛丼復活祭でした。うちから歩いて1-2分のところに吉野家があります。その昔は、毎週夜食で食べていたなぁ。。。
 
午前11時から売り出し。10時50分くらいに行ったら、お店の周りを2順する長蛇の列。1時間以上は並ばないといけないのでは・・・昼12時からシンガポールと電話会議があるので、それまでに間に合うだろうかと心配。それでも待つこと50分。何年か振りの吉野家牛丼だったので、注文する時もオドオドして、汁だくと生卵を注文し忘れたぁ。。。食べ始めて気がついた。
 
大盛り牛丼が運ばれた時の感動・・・思わず長年会っていなかった音信不通の友人に会ったようなムード。「元気してたぁ?」 この友人に最初どういう言葉をかけてやればいいか言葉が出ない。つまりどこから箸を入れるべきか、しばし躊躇。我に返って、肉が隠れるくらいに紅しょうがをのせて、七味唐辛子を大雪のようにふりかけて。。。7月に、NYの吉野家で牛丼(ビーフ・ボール)を食べたけど、やはり日本が一番!!!
 
 
 

もんじゃな休日

 
 
マリナーズのイチロー選手が、6念連続のシーズン200安打を達成したとのこと。同じ日本人として嬉しいです。
 
さて3連休の中日、長女は大学の友達と神戸に旅行中(誰とだろう・・・)ということで、家内と息子の3人で食事に行きました。行ったのは。近所のもんじゃ焼き。鉄板焼きって楽しいですよね。なにを隠そう、私は鍋奉行ならぬ鉄板奉行なのです。まずは、いかケゾとエリンギのバター焼きで冷たいビールをグビッと。
 
もんじゃ焼きは、もち&明太子入り、キムチ&ベビースターラーメン入り、そして明太子&イカ&そば麺入りの3種類を注文。お好み焼きだと中身は違ってもソースと青海苔の味しかしないけど、もんじゃ焼きはトッピングに応じて味と食感が違いバラエティーに富んでいるのが魅力。コンビーフ入りもウマイですよね。私の好みは、青海苔に加えて七味唐辛子をパラパラとふりかけて味にしまりをつけること。
 
自宅には、マイ・もんじゃ焼きヘラがあります。以前、かっぱ橋で購入しました。次回、月島のもんじゃ焼きにくりだす時には、マイ・ヘラ持っていこうかな・・・それが鉄板奉行なのです。