人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

1月, 2007 のアーカイブ

Windows Vista発売

 
1月30日午前零時は当社のWindows VistaとMicrosoft Office 2007の発売でした。世界同時発売の関係で時差の関係から日本が実質一番早いイベント開催です。私も秋葉原に出向いて29日午後11時30分からのカウントダウンに参加しました。大勢のお客様と報道陣が深夜販売イベントに駆けつけてくださいました。私も大変興奮。これだけ大勢の皆さんに称賛された新しいWindows Vista。これが日本企業とデジタル・ワークスタイルと個人のデジタル・ライフスタイルのイノベーションに貢献できることを切に願っています。
 
イベント会場に向かう途中、飯田橋で信号待ちしていたら路上におでんの屋台が出てるじゃないですかあ。とてもレトロで、映画やドラマに出てくるような雰囲気。秋葉原での仕事を終えて帰宅前の深夜1時前、同僚と一緒にこのおでん屋台によってコップ酒とおでんで乾杯。感じのいいお母ちゃんが切り盛りする屋台でレトロに今日の新製品発売イベントを静かにお祝いしました。みなさん、ぜひWindows Vistaを使ってみてくださいね。
 
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ロイヤルチェンバーオーケストラ・コンサート

 
日曜日は私が担当しているお客様のご家族約100組をお招きしての当社の特別協賛によるロイヤルチェンバーオーケストラのニューイヤーコンサートでした。スッペの「軽騎兵」序曲で華麗に幕を明け、ヨハン・シュトラウスや北のヨハン・シュトラウスと呼ばれたデンマークの作曲家ロンビューの作品などをマエストロ堤俊作氏のタクトで楽しみました。今回も私が曲目選定企画に参加させていただきました。昨年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートではアーノンクールがブラームスのハンガリア舞曲を取り上げていたこともあり、ウィンナ・ワルツにこだわらず以下のような多彩なプログラムとなりました。こだわりすぎてちょっと時間オーバー、2時間半にもなっちゃいました、読み違いですみません・・・
  1. スッペ 「軽騎兵」序曲
  2. J.S.バッハ 「ブランデンブルグ協奏曲第3番」
  3. サン・サーンス 「序奏とロンド・カプリチォーソ」
  4. ポンキエルリ歌劇 「ジョコンダ」から「時の踊り」
  5. J.シュトラウス 歌劇「こうもり」序曲
  6. ロンビュー(Lumbye) 「シャンペン・ギャロップ」
  7. マスネ 「タイスの瞑想曲」
  8. サラサーテ 「ツィゴイネルワイゼン」
  9. J.シュトラウス ポルカ「観光列車」
  10. J.シュトラウス ワルツ「春の声」
  11. ロンビュー バレエ「ナポリ」から第2幕フィナーレ
加藤知子さんのヴァイオリン・ソロはホントに華麗でした。あのピアニシモのニュアンスは彼女しか描けない世界でしたね。アンコールはもちろん、お決まりの「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」。ラデツキーでの会場の皆さんの手拍子はウィーン・フィルより整然いたかも。。。当日は当社とのパートナーシップでオンキョー社さんが11本のマイクで5.1チャネル録音されました。近日ネット配信予定です。テノール歌手の水口聡さんもお見えになっていました。水口さんはウィーン生活が長く、堤さんとお会いした際、「日本でこんな本物のウィンナワルツを聴けるとは思えなかった。」と感想を述べてらしたそうです。そうなんです、堤さんのシュトラウスは、ウィーン・フィル以上にウィーン気質丸出しだったと思います。
 
この日で足掛け3年にわたる当社のRCO定期演奏会特別協賛は終了です。大勢のお客様にご来場いただき心から感謝申し上げます。今後の企画については近々お話できると思います。ご期待くださいませ。
 
 
 
 

NHK交響楽団のサン・サーンス

 
土曜日はNHKホールでのN響第1588回定期公演に行ってきました。今回は仕事関係、詳しくは後日ご報告しますね。指揮は名誉音楽監督のシャルル・デュトワ。モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」は厚味のある弦パートを中心とした中庸の音楽。休憩をはさんでのメゾ・ソプラノのデニス・グレーヴスによるサン・サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」の中からデリラのアリア「あなたの声に心は開く」はとても素晴らしかった。黒いロングドレスを纏った彼女の官能的な歌声はゾクッとした。ジェシー・ノーマン2世と呼びたくなる。
 
この日のお目当てはサン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付」。デュトワは小兵モントリオール交響楽団とも同作品を録音しています。結果は、うーん、ちょっと期待はずれだったかな。何故か音楽が水っぽくて拡散していた。特に木管・金管の響きとバランスにムラがあり、私の好みのカラヤン&ベルリン・フィルやバレンボイム&パリ管のような凝縮したシンフォニーではなかった。NHKホールという会場のせいもあるでしょうね。でも楽員もいつもの気合いのN響と違い覇気がなかったなあ。デュトワも今月N響と5公演目、疲れのピークだったのでしょうか。唯一の収穫はオルガン・ソロのギラン・ルロア、札幌コンサートホールKitaraの専属オルガニスト。まだ25才の若手ですが、オケとギリギリのバランスででしゃばらず、ひっこまず。NHKホールの客席右に設置されたパイプ・オルガンという悪条件にもかかわらず、これからの活躍が期待出来ますね。
 
あっ、そうそう、団員が舞台に出てきてびっくり。コンマスは堀正文さんでしたが、チェロは主席の木越さんも藤森さんもいない。代わりに主席を弾いているのは日本を代表するソリストの上村昇さんじゃないですか。「上村昇、N響ソロ主席就任?」なんて見出しが頭をよぎりましたが、単に主席二人が都合がつかなかったための客演だそうでした。インフルエンザにでもかかったのかなあ。
 
追伸) NHKホールから渋谷駅まで歩いていたら、渋谷109のビル壁面にWindows Vistaのカウントダウン発見。いよいよ発売は30日デス・・・
 
 
 
 

自作自演の《惑星》

 
グスタフ・ホルストの組曲《惑星》の作曲者自作自演のCDを入手しました。1926年6月から10月までの4日間を使って名門ロンドン交響楽団とスタジオ録音されたものです。今迄1961年録音のカラヤン&ウィーン・フィル、小澤&ボストン響、レヴァイン&シカゴ響をはじめとする名演を愛聴してきましたし、昨年はサイモン・ラトル&ベルリン・フィルの新録音にも心躍りました。このホルスト自身による演奏は全曲速めのテンポですっきりしています。その芸風は作曲者の自演に共通したところではないでしょうか。例えば、ストラヴィンスキーも自演の《春の祭典》ではグロテスクさもなくあっさりすっきりしていて、それまで聴いていたマルケヴィッチやコリン・デイヴィス、はたまたブーレーズのそれと全く違い戸惑った記憶があります。作曲者の考えを最も正確に反映しているのは自演盤と考えるべきか、作曲者の楽譜を超えた音楽表現をする専門指揮者を評価すべきか、難しいところです。マーラーの交響曲の自作自演ってないのかなあ・・・
 
 

チョン・ミュンフンさんとの出会い

 
 
親しくお付き合いさせていただている方から指揮者のチョン・ミュンフンさんとの会食にご招待いただきました。スペシャル・アーティステック・アドバイザーを務める東京フィルハーモニー交響楽団とのメシアン「トゥランガリーラ交響曲」の演奏会の直後に西麻布の「すし権八」でお会いしました。奥様とその妹さん、そして今年韓国で指揮者としてデビューした三男もご一緒でした。最後に出てきたお味噌汁に持参した韓国製の唐辛子をいっぱいふりかけて。私も試してみましたがとんでもなく辛い!!!
 
来週から1ケ月はミラノ・スカラ座で「蝶々夫人」を振るそうです。オペラとオーケストラ・コンサートとどちらが好きかと聞くとオーケストラだとのこと。オペラは最高の総合芸術ではあるが歌手、合唱、舞台制作、オケなど全ての条件が同時に満足するレベルに到達することは稀だからだそうです。そのあと、なぜか「のだめカンタービレ」の話題になり、ご本人はぜひコミック読んでみたいということになり、英語版が出てたような気がしたので探してプレゼントすることになりました。流行りのピリオド奏法についても非常に合理的な考えをお持ちでいろいろ教えていただきました。
 
東フィルとの「「トゥランガリーラ」聴きたかったのだけれど予定が合わず。実は、NY在住時代にもカーネギーホールでフランス放送オケとこの「「トゥランガリーラ」公演があったのにそれも聴き逃してるんです。チョン・ミュンフンさんはメシアンが絶大な信頼を託した指揮者でもあります。実は私も俊友会管弦楽団で演奏した経験があります。とんでもない難曲です。チョン・ミュンフンさんも指揮するより演奏する方がはるかに難しい曲と言ってました。でもフランスのアマチュア・オケでこの曲を演奏するなんて到底信じられないし無謀だと言われました。日本のアマチュア・オケの演奏レベルの高さを認めてくれたということですね。
 
ご家族全員流暢な英語を話され、豊富な話題で時間を忘れるくらいに楽しく会話させていただきました。(↓の写真は、「トゥランガリーラ」のCDジャケットでチョン・ミュンフンさんとメシアンのツーショット。私のお気に入りの一枚です。)
 
 

友情の架け橋コンサート2007

 
 
月曜日サントリーホール小ホールで開催された日韓中有効特別記念友情の架け橋コンサート2007に行ってまいりました。フジテレビのニュースでも報道されていましたが、日本・韓国・中国を代表する音楽家が皇太子殿下と共演する室内楽コンサートです。私は実行委員会の賛同者のひとりとして当社も運営協力させていだきました。
 
ピアノは今や世界的指揮者の韓国のチョン・ミュンフンさん、ヴァイオリンはクライスラーとロン・ティボー両国際コンクール優勝の樫本大進さん、チェロは新進気鋭の中国の趙静(チョウ・チン)さん、コントラバスはソウル・フィル首席のアン・ドンヒョックさんという豪華な顔ぶれ。シューベルトのピアノ五重奏「ます」で皇太子殿下がヴィオラ奏者として加わり息のあった音楽性の高いアンサンブルを聴かせていただきました。会場には雅子様もお見えになり、アッキーこと安倍総理婦人や在日韓国大使、中国大使をはじめ、経済界を代表するエクゼクティブも多数招待されていました。音楽は世界の言葉であることをあらためて感じたコンサートは大成功でした。
 
終演後はお隣の全日空ホテルでレセプション。中国のの王毅特命全権大使の流暢な日本語でのスピーチが心にしみました。東アジアはひとつなんだ、歴史や文化は違っても、その違いを尊重し合うことでお互いが発展するんだというメッセージ。偶然その日はチョン・ミュンフンさんの誕生日でもあり、皇太子殿下をはじめとする出演者がハイドリッヒの「ハッピーバースデイ変奏曲」(ギトン・クレーメルがクレメラータ・バルティカでCD発売しています・・・)を演奏するというサプライズもありました。これがまたアットホームで見事な演奏。私が所属するオーケストラの名誉団員でもある殿下と少しお話しましたが、お元気そうでなによりでしたし、あらためてそのお人柄に惹かれました。最後は大好きなチェロの趙静さん(東京音大に留学していたので日本語ペラペラです)と王大使と記念撮影。。。
 
 
 
 
 
 

ヘルベルト・ケーゲルの「音楽の捧げ物」

 
 
ようやく帰国しました。今回のシアトル出張はしんどかった。ドカ雪は降るし、寒いし、仕事もてんてこ舞いだったし、何より8泊10日と長かったので。そんなかんだでブログ更新も私のバカみたいな料理の話を最後に今日まで途切れていました。
 
どこかで時間を見つけて当社が米国で発売したZuneを買いに行こうと思ったのだけれど時間がなかった。日本では未発売だけど買った同僚に聞くと使い勝手もいいらしい。iTunesの音楽ファイルもそのままコンバージョンできるし、特に写真管理がウマク出来ているとのこと。
 
帰国便のノースウエストのシートに身を委ねるといつの間にかうたた寝。正月に買ったのにまだ半分も読めていない塩野七海生さんの「 ローマ人の物語XV – ローマ世界の終焉」を読破しようと思っていたのに叶わず。眠気には勝てません・・・
 
うたた寝の後にヘルベルト・ケーゲルがライプツィヒ放送交響楽団を振ったJ.S.バッハの「音楽の捧げ物」を聴きました。冒頭の主題での鍵盤演奏から普通と違う。チェンバロの代わりにフリューゲル・ピアノが使用されていて主題の重みが増します。この後、オルガンも出てくるし、合唱まで入っています。最後の6声のリチェルカーレは、ウェーベルンの編曲版。ベルリンの壁崩壊後に自殺したケーゲルのこの作品には宮廷音楽のような清楚な輝きはなく、むしろベートーヴェンの「第九」のような人間の不安・苦悩から天国への想いが表れているかに思えます。かみしめるように、今回の出張の成果を振り返りながら聴きました。
 
 
 
 
 
 

シアトルのささやかな晩餐

 
 
昨日から私の部門のメンバーがシアトル出張に加わりました。そこで昨晩は男4人でホテルの私の部屋で手料理とビールとワインで盛り上がりました。献立は、出来合いのサラダ数種類に始まり、リブアイとサーロイン・ステーキを買ってきたステーキ用フライパンでワイルドかつジューシーに焼いて。日本から持参した辛子明太子を使った明太スパゲッティとアンチョビを入れたぺぺロンチーノ。そしてブロッコリーのガーリック・ソテーなどなど。。。
 
その前日も一人で自炊して韓国カルビを焼いたり活きのいいソーセージを焼いたり。今のところ会社の会議で提供される食事を除いて外食なしの生活です。5年前のNY単身赴任時代の自炊生活を思い出させます・・・
 
  
 
 
 
 

シアトル・オペラの「ドン・ジョヴァンニ」

 
 
シアトルの日曜日。雪も止んで今日は陽が差していました。日曜日ということで少し寝坊して睡眠不足を解消。ホテルがキッチン付なので焼きそばを作って食べました。かくし味の胡麻油が決め手です・・・
 
午後は、シアトル・オペラを観に行ってきました。シアトルでオペラ?って私も知らなかったのですが、車を運転中に聞いたFMラジオで紹介されていたので早速チケットを購入。演目はモーツアルトの「ドン・ジョヴァンニ」でした。会場のMcCAW Hallは2003年に出来た2,900名収容の新しいホール。建築物としても有名で数々の賞を獲っているそうです。
 
公演はブラボーでした。ドン・ジョヴァンニは、スペインのイケメン貴族のナンパ遍歴が原因で最後は地獄に落ちるという筋書きですが、配役がどれもハマってた。特に、この日タイトル・ロールを唄ったMorgan Smithというバリトンはまだ若手ですが、歌唱力も演技力もバツグンで素顔の本人もイケメン。舞台美術もシンプルですが効果的で、全2幕のこのオペラが歌手陣と美術によってブロードウェイ・ミュージカルのようなノリに仕上がっていたのは面白かった。オケも手堅くまとまっており、心地よいモーツァルトでした。
 
近年、NYのメトロポリタン・オペラやヨーロッパの名門歌劇場の引越し公演が東京で数多く開催されますが、チケット代が高すぎる。もちろんオペラの総合舞台芸術としての価値とコストはわかりますが。でも地方都市にもこんなに楽しく素晴らしいオペラがあるんですね。今度、初台の新国立劇場のオペラに行ってみようかな。。。
 
 
 
 
 
 

ベルビュー・フィルハーモニック

 
 
シアトルの土曜日です。土曜日なのに朝8時から仕事。でも有意義な会議で出席した甲斐がありました。午後は少し部屋で休んで、夜に隣町のベルビュー(英語名:Bellevue)にあるオーケストラ、Bellevue Philharmonicの定期演奏会に行ってみました。シアトル交響楽団はそこそこ有名ですが、シアトルのベッドタウンであるこの町のオケは1998年にプロ化した2管編成のオケ。音楽監督は日本人のFusao Kajima(梶間聡夫)さん。米国ニューイングランド音楽院で日本で超人気の金聖響さんの3年くらい先輩だそうです(本人談)。今宵はオペラ・アリアとプロードウェイ・ミュージカルを中心としたプログラムで楽しめました。でもオケの実力は今ひとつ。。。
 
アメリカでは、プロ・オケにもメジャーと地元中心の2種類があります。そしてアマチュア・オケとプロ・オケの間に地域に根差して活動するコミュニティー・オケというのがあります。コミュニティー・オケは、一応音楽ユニオンに加盟し交通費も出演料も出る。しかし演奏回数が限られている(年回10回とか。)ため普段はほかの仕事をしている音楽家が組織している団体です。私もNY在住時代にオーディションを受けてコネティカット州のノーウォーク交響楽団というコミュニティー・オケに所属していました。演奏レベルは極めて高く、私自身足手まといになっていましたが音楽することが本当に楽しかった。今回のBellevue Philharmonicの会場でも感じましたが、クラシック音楽に詳しくなくても地元/地域と一体になって来場のお客様も社交場として楽しんでいる。これこそが本当の音楽の楽しみ方だと思います。終演後は、指揮者もソリストもロビーで来場者と歓談。家族の話とか、あれがよかったとか、これはもうひとつとか・・・
 
私も指揮者のFusao Kajimaさんとお話ししました。メジャーリーグのイチローだけでなく、音楽界でも地元から尊敬され大人気の日本人がいると知って嬉しかったです。kajimaさんの指揮は見やすくダイナミック。演奏者を自然とノセてくれる棒です。アメリカ以外ではスペインでの客演は多いらしいのですが、日本で指揮台に立つ予定は当面ないとのことで残念。でもメール・アドレスをいただいたので次回シアトル出張時に一緒にお酒飲みながら音楽談義をすることを楽しみにしています。
 
追伸) このコンサートは当社本社のMicrosoft Corporationがスポンサーでした。