人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

プレヴィンとN響

 

NHK交響楽団第1600回定期公演は、改装されたサントリーホールでアンドレ・プレヴィンを迎えてのコンサート。笙の宮田まゆみとの武満徹のセレモニアル、コープランドのバレエ組曲「アパラチアの春」そしてメインはラフマニノフ交響曲第2番というゴージャスなプログラムでした。1999年以来のN響との共演となるアンドレ・プレヴィン見たさ(聴きたさ)に、この日のコンサートに来るために会議や会食をスケジュールしなかった私の秘書のTさんに大感謝。リニューアルされたサントリーホールはバリアフリーで障害者に優しくなったし、ホール内内壁も張り替えてシートのクッションもよくなって奇麗になりました。

武満徹のセレモニアルは1992年のサイトウ・キネン・フェスティバルで小沢征爾によって初演された作品で、笙の序奏が印象的です。神秘的な響きで会場にも神妙な緊張感が走ります。2曲目の「アパラチアの春」は私もニューヨーク赴任時代にノーウォーク交響楽団所属時に演奏した思い出の曲。最初は座席(1階10列15番)とホール音響の馴染みのせいで凝縮感に欠けるうな気がしましたが、弦セクションを中心に透明感とハッとする色彩感にうっとりしました。プレヴィンの自信あるアプローチにオケの姿勢にも余裕がありましたね。

ラフマニノフの交響曲第2番は今回来日の最大の注目。プレヴィンは3回もレコーディングしていて、プレヴィンがこの作品を有名にした立役者といってもいいくらいです。私も過去2年で2回演奏したこともあり、チェロのパート譜面を見ながらの鑑賞。どんどん高まる期待値に対して、本番はちょっとイメージと違う禁欲的で大人っぽいノスタルジックな演奏でした。本来もっとロマンティックで華麗な演奏を期待していたけど、かなり安全運転。特にヴァイオリン・セクションはおとなしい。比較して店村さん率いるヴィオラ・パートと藤森さん率いるチェロ・パートは抑揚も効いてグイグイと音楽を牽引し、かなりノッてましたね。プレヴィンも79歳。1996年にタングルウッド音楽祭でボストン交響楽団を振ったマーラー交響曲第4番では颯爽とした指揮ぶりでしたが、今回は椅子に座っての老齢な指揮者に変貌していました。アシュケナージ退任以降音楽監督ポストが空席のN響。現在フリーのプレヴィンが就任してくれたら、おもしろくなるんだけどなあ・・・

 

人気ブログランキング登録中です。ご協力感謝します。

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中