人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

2月, 2008 のアーカイブ

居酒屋探訪-15: 新宿御苑「出世料理赤ちょうちん」

 

その昔、週刊モーニングに連載されていた佐藤和歌子さんのコラム「悶々ホルモン」で「出世料理のお店」というのが紹介されていた。コラムを読んだ時によだれが出てきそうになった記憶があるんだけど、そのページだけ破って保管していた切れ端が普段使わない別の仕事カバンから出てきた。でも、見開きページの記事なのになぜか片方しかない。それでお店の名前も正確に書いていない。分るのは、「出世料理」と場所の「新宿」。ネットで検索すると出てきた・・・ 新宿御苑にある「赤ちょうちん」という名前のお店だ。早速友人3人と行ってみた。

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小上がりの座敷に陣取って壁のメニューをじっくり眺める。いよーっ、大好物のホルモン料理。しかも刺身!!! よほど食材に自信がないと刺身では出さないだろう。まず、ビールと一押しの刺身盛り合わせ大(2,500円)を注文。ハラミ、ハツ、レバ、コブクロ、ミノ、センマイの新鮮な刺身がたまらない・・・部位ごとに食管と味わいが違うまさに新宇宙。お店の味のビューティフルさに確信したら芋焼酎のボトルに切り替えて、ふわふわ食感の牛チレ刺し(950円)、コリコリ食感のタン刺し味噌タレ(1,200円)、しっとり味のガツネギ和え(550円)、さっぱり味のきゅうりごま和え(450円)を次々に注文。シビレって言う部位をニラと炒めたシビレニラ(1,700円)はどんぶり飯に合う。ごはんの上にチョチョッとシビレニラを載せるとごはんにタレがしみて美味極まりない。

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ホルモン部位は人によって得意・苦手があるだろうから、誰でも安易に連れて行くわけにはいにないけど。でも仕事と同じ、何にでもチャレンジしなきゃ、人間、成長はないのじゃあ。

 

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チック・コリアと上原ひろみのDuet

 
2006年の東京Jazzでチック・コリアが来日した際に上原ひろみとの即興演奏によるピアノ・デュオはいまでも鮮烈な印象として残っている。あの東京国際フォーラムの音の空間を共有できただけでも幸せ一杯だった。その二人が2007年にブルー・ノート東京で行ったライブ録音が2枚組CDプラスDVDで発売された。何という阿吽の呼吸でのデュエットなんだろう。欲張りかもしれないけどどの曲も甲乙つけ難い。親子ほど年齢の離れた二人だけど、お互いを尊重しながら、それでいて相対峙して音を重ね合わせている。どんな些細な1音も無駄にしないで、澄み切った冬の天空の星一つ一つのような意味を持つ。CDだけではどちらがどっちの音なのかわからない・・・それくらい融合してるとも言える。だから是非DVDも観てほしい。この豊かな音楽性は完璧なる音楽理論に基づいた高いテクニックと人間力の証なんだと思う。。。
 
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ブラームス クラリネット三重奏曲イ短調作品114

 

私が所属する俊友会管弦楽団のアンサンブル力向上を目的に団内アンサンブル大会が3月に予定されてる。私はクラリネットのYさんから誘われてブラームスのクラリネット三重奏曲イ短調作品114を演奏することになって合わせ練習を始めた。Yさんは大学のオケの1年後輩で気心知れた仲。これが室内楽のメンバリングには重要な要素だよね。微妙な音程やフレージングは(真剣にやって実力の限界で迷惑かけちゃうことがたくさんあるけど・・・)同じ音楽経験と活動をしてきたからこそ共有できるもんなんだ。 今回はプロのピアニストに手伝ってもらうことになっているのでなお楽しみ。

ブラームスの歌を思いっきりうたうクラリネットもかっこいいけど、時にはクラリネットを差置いて朗々とブラームスの哀愁を語るチェロ・パートはめっちゃ気持ちいい。リハーサル時に教えてもらったんだけど、ブラームスはもともと第5交響曲のために用意していたモチーフをこの作品に転用したんだとか。そう考えると尚更この作品への思いは高まる。

CDもいろいろ聴いた。ウィーンの古き良き時代のレオポルド・ウラッハ、几帳面で堂々としたカール・ライスター・・・ 一番のお気に入りはアルフレート・プリンツの演奏。チェロはウィーン・フィルのアーダルベルト・スコチッチ、ピアノはイェルク・デームス。ウィーン気質で香り高い。演奏技術も極めて高いし、加えて各楽器の伸びやかな音を明確に捉えた録音が素晴らしい。1,050円で再発売されてるってのもお得。僕はこのスコチッチの音が理想。でも現実の世界は厳しい・・・しっかり練習します。

   

夜9時半くらいまで2時間以上練習した後、みんなで食事に。幕張本郷駅近く秋田比内地鶏と新鮮魚介のお店「小杉」で乾杯。日本酒の飛露喜が旨かった。

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居酒屋探訪-14: 新橋「大友」

 

先週、四国から上京した幼馴染の浜ちゃんと一緒に東京藝大120周年記念コンサートに行った帰りに新橋の鳥森口にある立ち飲み酒場「大友」に誘った。ここにはもう10年来通っているかな。立ち飲みなのにメニューが豊富。その昔、後藤田正晴代議士が行きつけだったらしい寿司屋の板前さんがお店閉めた後にちょくちょく通ってたからアテのウマさもわかるでしょ。

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私のオススメは生すだちで作ったすだち酎。つまみは歯ごたえバツグンのナンコツタレ焼きとナンコツ入りつくね(それぞれ1本100円)からスタート。それにゆず胡椒とゴマ油が香りを引き立てるとり皮ポン酢(380円)と、海苔で巻いて食べるまぐろトロぶつ(480円)も定番。

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あつ燗用の銚釐(ちろり)と厚手のコップも風情があるでしょ。浜ちゃんと二人で楽しい酒でした。

 

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東京音楽学校第1回定期演奏会再現コンサート

 

木曜日に四国から幼馴染の浜ちやんが上京してくれた。東京藝術大学創立120周年記念で開催された東京音楽学校第1回定期演奏会再現コンサートを奏楽堂に一緒に聴きに行ってその後二人で久しぶりに呑むためだ。それに浜ちゃんのお嬢さんが藝大でフルートを専攻していて当日のコンサートにも出演してたんです。

     

合唱、ピアノ、室内楽、弦楽合奏、邦楽、管弦楽など盛りだくさんのコンサートは、まだ西洋音楽教育に対する偏見もあっただろう明治時代当時の音楽家の真摯な気概を再現する素晴らしいものだった。またグランド・ピアノではなく、滝廉太郎も練習したという長方形のスクエア・ピアノ(テーブル型ピアノ)が使用されその奥ゆかしい響きが興味深かった。

J.S.バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043では、当時を再現し着物に袴で登場した漆原朝子と玉井菜採の同大准教授のヴァイオリン・ソロに、藝大教員と学生有志によって編成されたオーケストラの息の合った演奏は心和みお見事。最後はハイドンのオラトリオ《四季》からの〈光の神〉が小林研一郎の棒で藝大120年の歴史をスタートさせた大先輩たち捧げるがごとく神々しく演奏された。藝大構内にある素晴らしい響きを持つ(新)奏楽堂でのコンサートが終わったときには僕も浜ちゃんも幸福感一杯で、新橋の立ち飲み屋さんに向かったのでした・・・

 

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The Duo 鬼怒無月+鈴木大介

 

音楽をいちいち意味付けせずに聴き流すのもいい。ギターのシンプルかつ世界最小のオーケストラ的サウンドは結構好きです。特に長男が近所の新堀ギター教室にレッスンに通いはじめたので余計に興味持ったのかも。音楽ジャンルを超えたユニバーサルなギター・デュオを楽しんだのが、クラシック・ギタリストの鈴木大介とマルチ・ジャンルで活躍する鬼怒無月のDuoだ。鈴木大介との出会いは武満徹の映画音楽集だった。鬼怒無月は今回初めて聴いたけど、正直上手いよね。二人のアンサンブルの多様さが面白い。いつものように交響曲をスコアを追いながら勉強するのじゃなく、唯流れてくる2本のギターが織りなすグルーヴな世界に何も考えずに浸るのもいいもんだ。

   

     

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小津安二郎の「東京物語」

 

小津安二郎監督の名作、「東京物語」をDVDで観た。ドラマティックな展開もなく個性の強いキャラクターも登場しない淡々とした映画なんだけど何度観ても独特の味がある。そしてモノクロフィルムが郷愁を誘う。日本人でよかったと思う瞬間がたくさんあるのです。年老いた父親役の笠智衆と母親役の東山千栄子、そして嫁役の原節子の演技は凄い。日常生活を題材にしてここまで観衆の心に響く邦画って捨てたもんじゃないですよ。。。 こういう名画を時々鑑賞することは精神衛生上もいいです。

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東京物語

笠智衆.東山千栄子.原節子.杉村春子.山村聡.三宅邦子.香川京子.東野英治郎.中村伸郎.大坂志郎 小津安二郎

おすすめ平均
stars素晴らしい映画です
stars初小津映画鑑賞
stars幸せな映画体験
stars良い映画です
stars私が今まで観た最高の映画

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居酒屋探訪-13: 自由が丘「ほさかや」

 

ちょっと前の週末に横浜で買い物した後、東横線に乗って自由が丘まで出かけてみた。ここには以前からちょくちょく顔を出しているウナギ串焼きの「ほさかや」があるから。ここの主人は新宿思い出横丁の「カブト」で修行したことがあるらしい。到着したら午後4時半の開店より早すぎたので、となりのスタバでコーヒーと読書。開店いきなりだとカッコ悪いかなと思い4時45分頃にお店に行くと満席で座れない。。。さすが名店。そこから待つこと15分。毎日通っているという常連さんのおひとりが早々に切り上げてくれてコの字型のカウンターの1席を確保。

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キンミヤ焼酎(400円)を透明でシンプルなグラスな並々と注いでもらってジョッキを使って自分で緑茶割り。アテはからくり焼き(280円)、きも(280円)、ひれ(280円)とかしら(220円)の4種盛り。開店間もないこともあり、珍味のうなぎレバー酒蒸し(300円)がまだあった。この後うなぎ塩焼き(280円)2本とお新香(150円)を追加して焼酎ももう一杯。古びた店のテレビを観るともなく観ながらチビチビと。あれっ、向いのカウンターにいるのは芸能人のブラザーXXさんじゃないですかぁ。へぇーっ、こんな有名人も来るんだぁ・・・

 

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今日本で聴ける最高峰のマーラー

 

2月16日にチョン・ミョンフン指揮NHK交響楽団の第1614回定期演奏会に行ってきた。先週の同コンビの公演(ブルックナー交響曲第7番ほか)に感動してその場でチケットを購入したもの。この日はチケット完売なので事前に買っててよかった。今回はメシアン「忘れ去られたささげもの」とマーラー交響曲第9番という超ド級のプログラムで、サイコーの演奏でした。多分、現在日本で聴ける最高峰のマーラーだったと思う。

メシアンの作品は前衛的でなく初心者にもとっつきやすい。マエストロは透明感のあるしっとりとした響きを創り出し、ステンドグラスを通した教会に注ぐ光のような色彩感だった。メイン・ディッシュのマーラーの最後の交響曲である第9番は80分を越す大曲。18型(第一ヴァイオリンの18人を基本とする弦セクションの構成)のステージは観るだけでも圧巻。冒頭から集中力の高い凝縮されたマーラーが展開される。楽章が進んでいく毎に音楽はますます確信を増す。まるでN響団員がマエストロとの最終公演を惜しむがごとく。トランペットの関山さんのソロもブラボー。そして終楽章の祈りでは自信に充ち溢れ凄い緊張感で大作を締めくくった。唯一残念に感じたのはチェロ・セクション。7プルト14人の編成にはエキストラが参加することになるのでいつものN響の雄弁なサウンドと違い散漫な感じがした。(藤森さん、ごめんなさい・・・)

終演後、マエストロと楽屋でツーショット。熱狂的なファンのひとりが今度はいつN響に振るのか質問したら、「今回も8年振りだったからまた8年後かな。」なんておっしゃってたチョン・ミョンフン。でも8年も待てないよ!!! 東京フィルとの関係もあるだろうけど、常任指揮者不在のN響にもっと客演してほしいと思うのは決して僕だけじゃないはず。 ワレリー・ゲルギエフ(1953年生まれ)とサイモン・ラトル(1955年生まれ)と同世代のチョン・ミョンフン(1953年生まれ)は間違いなく、現代指揮者界のスーパースターなんだから。。。

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居酒屋探訪-12: 浜松町「秋田屋」

 

居酒屋探訪シリーズも大御所、老舗名店が続々。今日はJR浜松町駅もしくは地下鉄大門駅から歩いて数分のところに燦然と輝く「秋田屋」。ここを知らない人はいないだろう。午後3時半の開店を待つ行列、ホンマ物の酒好きなのじゃ。店内が満席になると店内での立ち飲み、それでも一杯なら外でビールケースを机にして。

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まずは牛もつ煮込み(450円)とビール。ここでは生ビールよりマイペースでやる瓶ビール(580円)の方がお勧めかな。煮込みは柔らかく味がしみている、まさに居酒屋兆治の世界。本数限定でひとり1本しか注文できないナンコツのたたきと呼ばれる肉だんご(220円)にもありつく。もつ焼きは9種類(てっぽー、ればー、たん、はつ、なんこつ、こぶくろ、ほるもん、がつ、かしら)で2本一皿で360円。1本ずつ数種類でも偶数本になればOKなのはいろいろな味を楽しめて客思い。小徳利(550円)は1.8合と橙の効いたなまこ酢(450円)で口直し。もう少し飲みたかったから、徳利はやめてコップ酒の冷酒(350円)。キビキビした店員さんの対応も心地よい老舗のサービス。一人で来るより、少人数の友人・同僚と来て仕事の愚痴るにはもっいてこいのシチュエーションだよね、至福の時があっという間に過ぎ去った。

 

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