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木村かをりとアンサンブルの世界

 

今年はオリヴィエ・メシアンの生誕100周年なのです。月曜日にメシアンのスペシャリストとして高い評価を受けているピアニストの木村かをりさんが、野平一郎さんの指揮で新日本フィルと共演した「木村かをりとアンサンブルの世界’07 第3夜」を堪能しました。素晴らしい時空間を共有できた感動一杯で紀尾井ホールを後にしたのです。

プログラムはメシアンの代表的5作品・・・ 「ステンドグラスと鳥たち」、「天の都の色彩」、「七つの俳諧」、休憩をはさんで「天より来たる都」、そして締めは「鳥たちの目覚め」。メシアンの粘り気のある変拍子と独特のハーモニーを木村かをりのピアノと作曲家でありピアニストである野平一郎の棒が何の躊躇いもなく見事に表現してくれたわけです。

圧巻はメシアンが初来日し1ケ月程滞在した印象を綴った「七つの俳諧」と、3管編成オケとピアノの対話による色彩感豊かな「鳥たちの目覚め」でした。「七つの俳諧」の第6曲「軽井沢の鳥たち」は自分も毎年軽井沢国際音楽祭に参加しているのでそれなりのイメージはあって十分楽しめました。木管楽器のユニゾンで「ホー、ホケキョ」をもじった旋律はメシアンの音楽観を代表する力強いパッセージです。また、「鳥たちの目覚め」はメシアンの創作人生の転機となった作品でありメシアンしか聴き取れないだろう鳥の声をピアノとオーケストラの楽譜に落とし込む四次元を現実世界にトランスフォームしたような演奏で、「地球最大の音楽家である鳥たち」(プログラム・ノートより)へのオマージュなのでしょう。 メシアンには自然界のあらゆる音に色がついて聴こえたんじゃないかなと思ったりします。

もうひとつ見逃せなかったのが野平一郎さんの指揮!!! 1月4日のブログで野平一郎さんの奏でるJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア集」を取り上げたけど、初めて聴く指揮も素晴らしかった。木村かをりさんの亡き夫、岩城宏之さんがこの会場にいたら野平さんを抱擁してたんじゃないかな。予期せぬ素晴らしい印象と感動満載のコンサートでした。

 

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コメント / トラックバック1件

  1. AK

    素敵なBlogですね!!
    新しいスタート、おめでとうございます。実はお近くにおりまして、イントラネットWeb作成を担当させていただいております。
    残念ですが私は2月いっぱいでここを卒業することになってしまいました。
    もっと早くお会いできれば、きっと面白いWebが作れたのに。

    2008年2月19日 4:28 PM

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