人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

10月, 2008 のアーカイブ

サンディエゴの旅

 
月曜日から仕事でサンディエゴに入った。機内では週末にタワーレコード横浜モアーズ店でしこたま買い込んだCDから朝比奈隆&東京都交響楽団のシューベルト交響曲第9(7)番「ザ・グレート」(1995年録音)とブルックナー交響曲第8番(1998年録音)をじっくり聴く。今年生誕100周年を記念して朝比奈隆の記念盤が再リリースされているがこの2点は今まで聴くチャンスがなかった。同時に朝比奈隆が1980年に東京カテドラル聖マリア大聖堂で演奏したブルックナー交響曲第4番、7番、8番も聴こうとしたけど寝ちゃったので、これは帰路のお楽しみ。
 
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それにしても朝比奈&都響のシューベルトは想定外だった。マエストロにとって14年振りの「ザ・グレート」だったらしいが、私はフルトヴェングラーやベームを超えた名演だと思う。どっしりとした揺ぎ無いテンポに支えられ、弾力のある音楽が展開されている。都響も持ち前の透明感のある音色で素晴らしい。ライナーノーツによると当公演は1995年1月22日、つまりあの阪神大震災の5日後だ。神戸市灘区の朝比奈隆宅も被害を受けたらしく、震災の翌日に9時間かけて神戸の自宅から大阪に脱出し、東京での都響とのリハーサルに臨んだらしい。そのような背景もあるからか、マエストロはシューベルトの作品の中に生きる悦びを表現したようにさえ感じる。音楽の持つ力なのだろう。
 
また、同コンビによるブルックナー交響曲第8番は氏の7度目の録音だが、小兵大阪フィルとの数多くの録音、新日フィル、東響、N響などとの他の録音と比較しても十分に存在感がある。晩年のマエストロはテンポが以前と比べて少し速くなったが、この演奏ではそれが緻密にコントロールされた音楽のシャープさとなって現れている。これも都響との相性のよさかもしれない。
 
サンディエゴでの宿泊はフォーシーズンズ・リゾート。空港から40分くらいの広大な敷地の中にあるホテルだ。明日から始まるカンファレンスを前に、ホテルの中のイタリアン・レストラン「Vivace」で夕食を取った。ここはカリフォルニアNo.1のイタリアンとしてファンが多いらしい。一人だったので控えめにと思いながら、勧められたストロベリー・フルーツ入りのドライ・マティーニで食欲が出てきた。モッツァレラ・チーズとトマトのサラダも盛り付けが美的で、続くイタリアン・ポーク・ソーセージ入りのリゾットもホッとする味。海外で日本食か中華が食べられない時でもイタリアン・リゾットは
オジヤに似ていいかも。メインにはVeal Loinを注文したがこれがまた素晴らしい。薄いVealのステーキを想定したいたが、おおきな塊で上面だけをパン粉でカリカリに包んで黒トゥリフがのっている。トスカーナの赤ワインをお代わりして全部平らげた。帰国前日の夜も一人で時間あるからもう一度来てみたいレストランだった。 
 
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居酒屋探訪-24: 鶴見「栄彩丸」

 
日曜日の午後に知人が出演している東京ガス管弦楽団の第8回定期演奏会を聴きに紀尾井ホールに行った。1955年に発足した日本でも最も伝統ある企業オーケストラ。メインのブラームス交響曲第1番では往年のミュンシュ&パリ管を彷彿とさせるティンパニの迫力が爽快だった。
 
帰宅途中はJR京浜東北線の鶴見で途中下車。横浜西口の豚足料理「味珍」で知り合った板前の金子さんが「栄彩丸」という穴子料理をメインにしたお店をオープンすることになり、そのオープン前日のお披露目にお呼ばれしたから。行くと「味珍」の常連さんも何人も来ていて皆なで開店のお祝い。店名の「彩」という字はお嬢さんの名前。お店オープンのビラは「味珍」常連の印刷会社役員Sさんが製作した。
 
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新鮮な刺身もうまかったけど、何と言っても穴子料理は塩で食べても汁でもウマイ!!! 金子さんの料理に対する愛情がこもった一品をいただきながら焼酎を楽しむ。
 
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この日はお店のお酒何でも開けていいよということだったので、勝手にわさび焼酎「つんと」のボトルを開けて水割りで。このお店、お酒のレパートリーも広い。小料理屋にしては珍しくバーボンとスコッチも、そしてオーストラリア・ワインも置いている。
 
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金子さんの親父さんが網元漁師だったので魚の新鮮さは保証付き。JR鶴見駅から歩いて数分なので会社の仲間と帰宅途中に行くのにも便利かな。今週はアメリカ出張中で土曜日の夕方帰国するから、そのままお店に立ち寄ってみようかとも思っている。ホームページはまだないらしいのでお店情報を書いておきますね・・・ 
 
 地元漁師網元の店「栄彩丸」
 横浜市鶴見区中央4-20-1
 TEL/FAX 045-502-0462 
 
 
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休日のDVD

 
連休は午後からのんびりTSUTAYAでDVDを借りて楽しむ。「砂の器」、「がんばっていきまっしょい」を以前オーストラリア家族旅行の時に大量に購入した2002年のシラーズがちょうど飲み頃で昼からひとりで1本ゆっくり空けながら、ソファに座ってゆったりとした気分で・・・ 久し振りに自分自身を取り戻したひと時だったかもしれない。

    

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「砂の器」は、先日亡くなった名優、緒形拳も出演している松本清張の小説を映画化した日本映画史に残る名作品。ハンセン氏病に対する差別を題材にし、音楽が根底のテーマとして流れ、よく練られた場面展開が魅力。特に加藤剛演じる音楽家、和賀英良の幼少時代を演じた子役の目が素晴らしい。刑事役の丹波哲郎の「いい旅行させてもらった」という感慨深いシーンも忘れられない。映画の中でサブ・メインとなる「宿命」というオーケストラ作品は今でもCDで聴く事が出来る。この演奏は実際の映画の中のコンサートのシーンでも登場した東京交響楽団。当時の知り合いの顔も出てくる。実際の指揮は熊谷弘氏。何分何秒と細かく設定された場面での音楽を振らせたらこの人以外にないとまで言われた指揮者で、大学時代に九大フィルにも客演いただいた。「宇宙戦艦ヤマト」のサウンド・トラックもこの人の指揮だった。

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磯村一路

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もう一作は、我が母校、松山東高校が舞台の「がんばっていきまっしょい」。田中麗奈の初主演作品だ。今までも何度も観てるけど、観るたびに感動してしまう。そして自分の青春時代と重ね合わせてしまう。懐かしい三津浜の海、高校のグランド、松山東高の(ダサい)制服、日切り焼き、新体操部・・・思い出いっぱいのシーンが満載。劇中の高校の数学の授業のシーンで、教師が「おまえら、共通一次試験がはじまるんやから・・・」と言う数学の先生が、自分の高校時代の数学担当の三上先生と髪型とメガネが似ていて懐かしい。。。青春って甘酸っぱくて、答えは自分自身で見つけていくもんだなって感じる。大人の駆け引きでなく、友達に支えられて成長していく。いい時代を思い返させてくれる。

2作品をゆっくりとワインを飲みながら。何故か自然と涙が溢れてくる。気がついたら、ワインが一本空いた。素直に感動っていいなと思えたひと時だった。

 

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ジョシュア・ローマン

 
24歳のチェリスト、ジョシュア・ローマンがシアトル交響楽団の主席チェロ奏者を退任してソリストとしての活動を始めた。そのデビュー・アルバム「パラッド」は彼が小さい頃から弾いてきた作品を集めている。昨年10月に来日した際に音楽の友ホールに聴きにいったが、若々しくて音楽に対して素直だし将来の活躍が期待できる逸材だと思っていた。このCDでも現代っ子らしいケレンミのない前向きな演奏が気持ちいい。特にドビュッシーのチェロ・ソナタは来日公演でもプログラムにあったが自信作なんだろうな。ヨーヨー・マを尊敬しているというジョシュア。(所属事務所も同じらしい。) 人生は長いんだから"Take it easy"のマイ・ペースで自分の音楽を極めていってほしいと思う。
 
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アリラン飯店

 
焼肉大好き!!! 豪快だし冷たいビールも美味い。ひょんなことから横浜駅から車で10分くらいの南区井土ヶ谷で見つけたアリラン飯店の焼肉はウチの家族にも大人気だ。
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牛焼き肉もウマイけど豚肉もいい。唐辛子が混ざった細ネギがトッピングされて食欲をそそる。もちろんごま油と塩でいただく。   
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たれ焼きにはコチジャンやおろしニンニクを入れるんじゃなくて、↓の写真の特性のネバネバの薬味をたっぷりと入れる。辛味と甘味と苦味と複雑な味が口の中で広がる。こんな薬味は今まで他の焼肉店では見たことない特製!!! これが家族に大人気なのです。
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今日からの3連休はオケの練習もゴルフもないので、家族で出かけようかな。。。
 
 
 
 
 

「グレの歌」本番

 
日曜日はシェーンベルグ「グレの歌」の本番。会社の同僚もたくさん聴きに来てくれて嬉しい。常識を超えた大編成のため、すみだトリフォニーホールのオケ・ピットまで使っても乗り切らないくらい。ハープが4台並ぶってのも壮観だ。20世紀の大作品「グレの歌」の意味深さが分かり始めたばかりのところで本番を迎えてしまい個人的にはちょっと消化不良もあったけど、全体としてオケも合唱もよく頑張ったと思う。一生の思い出に残る演奏会だった。
 
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出演者の中では、特にヴァルデマール王を演じたテノールの水口聡さんが声量といい声艶といい大変素晴らしかった。前職で仕事を通じて何度かお会いしたがこのような形で共演できるのは光栄だ。↓の写真はゲネ・プロを終えて舞台で水口さんと記念撮影。
 
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これで「グレの歌」ともお別れ。次回は来年1月にチャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」全幕をオケ・ピットで演奏だ。これまで土日はずっと自分勝手に音楽ばかりだったから、暫くは家族サービスして名誉挽回しなきゃ・・・
 
 
 
 

「グレの歌」アマチュア初演

 
いよいよ今日10月5日は、私の所属する俊友会管弦楽団のシェーンベルグ「グレの歌」の演奏会本番だ。今回は三枝成彰氏のプロデュースでトヨタ自動車の資金援助を得ての開催。金曜日の名古屋出張の帰りの新幹線からは仕事を忘れて音楽モードに完全切り替え。スコアを見ながらiPODで「グレの歌」を聴く。何といってもその演奏規模からなかなか普段のコンサートでは取り上げられない作品だ。調べてみたら、日本ではプロ・オケでの演奏会はいくつかあった。
 
1978年 若杉弘指揮読売日本交響楽団
1995年 若杉弘指揮NHK交響楽団
1999年 秋山和慶指揮東京交響楽団
2005年 沼尻竜典指揮グランドオーケストラAichi(名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知、アンサンブル金沢の愛知万博合同演奏)
2005年 小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
2006年 大友直人指揮京都市交響楽団創立50周年&東京交響楽団創立60周年記念合同演奏
 
若杉弘が読売日本交響楽団で日本初演した際には俊友会管弦楽団のマエストロである堤俊作氏がコントラバスで出演していたらしい。同氏のNHK交響楽団1995年の定期公演でNHKホールで演奏しテレビでも放映された。何といっても映像はとても参考になるのでそのビデオをダビングしてもらって勉強した。
 
     グレ 
 

調べた限りでは今回の俊友会の演奏はアマチュア初演だと思う。まあこん無謀な(?)企画をするアマ・オケなんてほかにないかも。その公演が9月26日に読売新聞東京地方面で紹介された。いよいよ本番。しっかりと楽しみたい。まだチケットはあるようなので興味のある方は是非聴きに来てくださいませ。