人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

5月, 2009 のアーカイブ

松山東高校同窓会

 
土曜日は2年振りに松山東高校の同窓会に出席した。夏目漱石の「坊っちゃん」所縁の松山中学時代から数えて創立130周年を迎えた同校。自分が高校3年生の年に創立100周年記念で盛り上ったのだから、もう卒業して30年になるのかぁ・・・ 関東地区に居住する40数人が新宿に集まり夜遅くまで盛り上った。久々の再会した友人と名刺交換するときにはお互いメガネはずして、老眼の始まりがモロわかる。同窓会とは不思議なもので、メタボまっしぐらの我々男性陣もおばちゃんと化した女性陣も、「男子・女子」と自分たちを平気で呼べる不思議な世界なのだ。
 
久し振りに校歌の話題になった。
 
眉きよらかに頬はあつく いのち また燃えたり
  かかる日のかかる朝なり 青春の思ひ 流れやまず
  流れやまず 茜明けゆく 空のはたて ♪
 
ご覧のとおり、歌詞には高校の名前も地名すら出てこない不思議な校歌だ。作曲は近衛秀麿氏。黎明期の日本クラシック音楽界を育てた人物だ。自作の「越天楽」は雅楽を取り入れ国際的にも高く評価された。新交響楽団(現N響)主宰しベルリン・フィルも指揮した。歌詞は3番まであるけど、不真面目な生徒だった私は、まともに3番まで空で歌えたためしがなかったなぁ。
 
同級生のW君はプロのベーシスト。近年は仕事のロックだけでなく趣味でチェロを始めたらしい。高校時代からギター上手かったもんなぁ。グルメで毎日更新を欠かさない彼のブログサイトは美味しいお店が満載だ。今度自宅に遊びに行くから一緒にチェロ弾いて、その後自慢の手料理をご馳走してくれヨ。
 
時間が経つのを忘れた二次会も終わって、最寄り駅が同じのH君と桜木町で途中下車。高校時代はラグビー部に所属した彼は今でも週3-4回はジムに通うスポーツマン。「平井、腹出すぎだぞ。」との忠告はグサッとくる。最後は二人で、野毛のジャズと演歌のお店パパジョンで、角瓶のハイボールで三次会。職場がみなとみらいだそうだから、ここパパジョンは紹介しておきたかったんだ。メタボ解消のために、紹介してもらった駅前のスポーツジムに申し込んでみるかっ。
 
  
 
 
 
 
 
広告

ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2009

 
今年もパソナ・グループ社のご招待で、ベルリン・フィルの弦楽器奏者によるストラディヴァリウス・サミット・コンサートに出かけた。会場となったサントリーホールで、おパソナ・グループの南部代表も見かけしたが、お元気そうでなりよりです。モーツァルトのディベルティメントKV138の軽快なスピッカートに感動し、続くスークの弦楽のためのセレナーデでは、銘器ストラドによる静寂の中の緊張感溢れる時空間に酔いしれた。今宵のメインは、ポピュラーなヴィヴァルディの「四季」。春夏秋冬の4つの協奏曲毎にソリストが代わり、ストラドの鳴りの違いも楽しめた。何より、ありきたりの「四季」ではなく、ハッとさせられるディナーミクと自由闊達な奏法が新鮮だった。雨音を模した「秋」のピチカートは、ここまでやるかというくらいデフォルメされ斬新そのもの。流石ベルリン・フィルの名手たち・・・アンコールも3曲でサービス満点。特に、ベルリン・フィル主席チェロ奏者のクヴァントさんによるチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」はシビれたなぁ・・・
 
 
会場で購入したプログラムに今回演奏されているストラドの写真が全公開されている。上記写真のチェロは見ているだけで惚れ惚れしてしまう。昔に美しいプログラム・コードを見ながら酒が飲めると言ったソフトウェア会社の友人がいたけど、私も素晴らしい楽器を眺めながら酒が飲める自信あるけど・・・
 
 
 
 
 
 

モーツァルト「フィガロの結婚」

 
俊友会の「第九」公演も無事終了し、次のコンサートはモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」だ。今までオペラ全幕の伴奏はやったことがないので大変楽しみにしている。演奏はSergio Sossi氏率いるアンサンブルOBSという団体。会社の同僚がフルートで参加していて誘ってもらった。6月27日に渋谷セシオンホールでの公演に向けてリハーサルが始まっている。
 
  
 
チェロの楽譜をもらって練習すると、譜面ずらは難しくないんだけどアンサンブルがとても難しい。曲を知らないと、レシタティーボ(歌とセリフの中間みたいなもの)に続いてアリアが始まるタイミングにとまどってしまう・・・ それじゃあ映像観ながら作品を覚えようと、ニコライ・アーノンクール指揮ウィーン・フィルによる同作品のDVDを買った。2006年のザルツブルグ音楽祭のライブ映像だ。現代的なシンプルな舞台だけど映像は鮮明で斬新なカメラ・ワークがいい。スザンナ役のアンナ・ネトレプロの色っぽさが魅力的だ。原作にはない天使を登場させ、登場人物の複雑な人間関係を分かりやすくしたニコラス・グートの演出も面白い。
 
    
 
うーん、これからオペラはDVDだなぁ・・・
 
 
 
 
 
 

名古屋の名物

 
名古屋に出張した。名古屋での昼ごはん食べるなら、味噌カツ、エビフライ、きしめん、味噌煮込みうどん・・・などなど美味いものがいろいろあるけど、人生初めてあんかけスパゲッティなるものをいただいた。名古屋では定番の食べ物であんかけスパ専門店はたくさんあるが、この日行ったのはピリッと辛いソースが人気の「からめ亭」。お昼時は店内は食欲旺盛なお客さんで満席。でも全員男性客だったのは持ち味のスパイシーな味のせいだからか。
 
 

 
注文したのはミラカンスパ。ミラカンとはミラネーゼ何とからしい。ハム、ベーコン、ウインナーと野菜満載の具が入っている。麺は太めで横浜家系のラーメン麺に似てる。独特の味わいで、好き嫌いがはっきりしているあんかけスパだが、私は好き。一週間に1回はランチタイムに食べてもいいんじゃないかな。。。
 
 
 
 
 
 

大分とアルゲリッチと琉球丼

 
仕事で大分に行ってきた。大分と言えば別府温泉。小学校の修学旅行で行ったなあ。そういえば、今週は別府アルゲリッチ音楽祭が開催されてるんだ。今年はギトン・クレーメルも参加するし。先月にはアルゲリッチとクレーメルの夢の顔合わせによるベルリン・リサイタルのライブ録音CDが話題になったばかりだけに、この二人の競演を別府で聴けるって羨ましい・・・
 
大分空港から大分市内まではバスでの移動だったが、結構時間かかったなあ。ちょうど昼時だったので市内でランチ。駅前で無料で配布されていた「るるぶ大分」のフリーペーパーで、琉球丼なるものを見つけ、早速商店街の中にある「二代目与一」というすし屋さんに入った。大分だと関あじ&関さばが全国的に有名だけど、この琉球丼には新鮮でプリプリの関あじが酢飯が見えないくらいに乗っている。大葉か紫蘇かどちらか忘れたけど色合いよく混ざっていて香りが心地よくアジの臭みを消してくれている。沖縄でもないのに、なんで琉球なのかと聞いたら、地元では漬けのことをそう呼ぶらしい。
 
これはサイコーに美味かった!!! アルゲリッチも食べたことあるのかなぁ・・・
 
  
 
 
 
 
 
 

俊友会管弦楽団第43回定期演奏会

 
5月10日は私が出演する俊友会管弦楽団の定期演奏会が池袋の東京芸術劇場であった。今年2回目の演奏会本番で興奮したし、舞台で思いっきり楽しめた。前プロにベルリオーズの「海賊」序曲を置いて、メインはベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」。「第九」は年末の楽曲と思われているのは日本くらいで、この季節に「第九」を弾くのも聴くのもいいもんだと思った。特にマエストロ、堤俊作先生の「第九」は第2楽章の繰り返しをすべて演奏しても1時間で終わるという驚異的な速さ。ワインガルトナーの迷信を断ち切り、フォルテシモやスフォルツァンドに古典奏法も取り入れ、古典派回帰の楽譜に忠実なテンポ設定。使用楽譜は新プライトコッフ版だが、第4楽章の低弦によるレシタティーボの1ケ所だけ新ベーレンライター版を採用したのは堤オリジナル版といってもいいだろう。
 
  
 
客席はほぼ満席というのも有難いことだ。もしかしたら、当オケの名誉団員でいらっしゃる皇太子殿下が13年振りにヴィオラ奏者としてご出演されたからかもしれない。当日に早速Yahooニュースに載っていた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090510-00000006-maip-soci 殿下はとてもお優しいお人柄で、オケの団員にも笑顔で応対してくださった。殿下ご自身も「今日の第九のテンポは速かった」とおっしゃってたけど・・・
 
さて、数多くの指揮者の手垢にまみれた「第九」のイメージを一新するマエストロ堤先生の「第九」だが、楽譜を参照しながら、ちょっと解説してみよう。新ブライトコッフ版の最大の特徴は第4楽章アレグロアッサイ直前のコーラスが"vor Gott"と歌うところでオケだけがディミニュエンドするところだろう。(下記スコア参照) これによってalla Marciaに残響を気にせず一気にひとつ振りで突っ込めるようになるわけだ。
 
  
 
新プライトコッフ版が出るまで注目されていた新ベーレンライター版とは、第2楽章のティンパニの音形や第1楽章のホルンの音形、それからスフォルツァンドの位置が違うなどの細かい差異はいろいろとある。新ベーレンライター版で度肝を抜かれたのは、第4楽章冒頭のチェロとコントラバスによるレシタティーボ、第27小節の第3音がA(ラ)からG(ソ)に変更されているところだろう。(下記スコア参照) これはCDではデイヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレの演奏で聴けるからお試しあれ。慣れって恐ろしいもので、ずっとこのG音で練習していると段々収まりがよく感じてきて、通常のA音の方が違和感出てくるから不思議なもんだ。
 
  
 
それにしても、今日の本番のテンポは速かった・・・特に第4楽章の練習番号Kの弦楽器のフーガあたりからこれはヤバいぞと思いはじめ、コーラスが熱唱する練習番号Mのオケの伴奏はもうおっつかないくらい。でも汗だくで最後の一音を弾き終わったらホントに晴れ晴れとした気分になれた。これだからオケは辞められない・・・
 
 
 
 
 

菊地成孔&南博

 
5月5日に当社が入居している東京ミッドタウンにあるBillboard Live TOKYOで菊地成孔(Sax)と南博(Piano)のライブがあった。残念ながら家族サービスのために諦めたけど、そのアルバム「花と水」は最近のマイ・ブームとなっている。映画「大停電の夜に」の音楽で偶然に菊地成孔と出会って以来、彼の音楽の引き出しの多さに毎回驚かされる。南博は渋い大人のピアニスト。彼のアルバム「Touch & Velvets」は言葉少なめで幽玄な世界に連れて行ってくれる。そんな二人のデュオに注目しない手はない。
 
  
 
茶道と華道をモチーフにした即興演奏はリハーサルなしのテイクワンをそのまま収録しているらしい。その間にビル・エヴァンス、ミシェル・ルグランなどのスタンダードが8曲収められている。菊地のオリジナル「ラッシュ・ライフ」の控えめなストリング・アレンジメントが心地よいし、バッハのチェンバロ協奏曲は当にアヴェマリアな世界。菊地が自身のライナーノーツに「花と水は本来、互いにその美であり、互いにその滋養なのだ。」と綴っているが、それこそが菊地と南の関係にも言えることだろう。その構成からジャポニズムとグローバリゼーションを比較文化論で語っているが如く。菊地自身、東大や慶応で非常勤講師を務めており文人でもある。彼のデビュー作「スペインの宇宙食」を手に入れたので、GWにごろ寝して読んでいるところだ。 
 
  スペインの宇宙食[文庫] (小学館文庫) スペインの宇宙食[文庫] (小学館文庫)
657

小学館 2009-04-07
売り上げランキング : 21246

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

 

人気ブログランキング登録中です。ココをポチッとお願いします。

 


居酒屋探訪-31:茅場町「カミヤ」

 
のんびりしたGWを利用して東京ぶらり旅をしている中で、久し振りに茅場町にひっそりとたたずむもつ焼き専門店「カミヤ」を訪れた。狭い店内でお客さん同士が片寄せあって食するもつ焼きは味わい深い。人形町が本店らしいけど、私はもう10年来こっちのお店。なんと言ってもこのレトロ感というかうす汚さが魅力。仕事場が箱崎にあった頃は仕事が終わってから仲間とよくここで飲んだ。ちんたら呑んでると「お会計しましょうか」と催促される怖い女将さんも健在だった。串は5本単位での注文で一切の例外は受け付けられない。ホッピーは氷が入っていない「3冷」の本格派。(でも焼酎がベストマッチであるキンミヤ焼酎でないのがちょつと残念・・・) ここでは長居はできない。さっと呑んでさくっと食べて家路につくのがカッコイイのだ。
 
 
 
 
   
 
 
 

またまたブルックナーの新譜

 
自分はホントに懲りないブルックナー収集家だと思う。。。ブルックナーの新譜が出るや直ぐ買ってしまう。今回もファビオ・ルイージ&シュターツカペレ・ドレスデンのコンサートに行った際にブルックナー交響曲第9番の2007年5月の最新録音を買ったばかりなのに、今度はタワーレコード横浜モアーズ店でパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団の2008年2月の同作品新譜を購入した。どちらも本拠地でのライブ録音というのが共通点。指揮者、オケともその実力に疑う余地はないが、敢えて軍配を上げるとするなら・・・ヤルヴィかな。。。来日公演(4/30ブログ参照)でも気になったが、ルイージの几帳面さがブルックナーでは裏目に出たかもしれない。楷書的演奏でそつがないんだけど、もっとどっしりと構えてブルックナーらしい懐の深さがほしかった。一方、ヤルヴィはホールトーンを生かして朗々と歌う。艶やかな弦セクションが全曲を通じて大きな魅力となっている。もちろん、ルイージも悪くないんだよ、ただここまでブルックナーを聴き込んだら好みの問題なんだ。
 
 
 
おっと、そう言えば一月程前には、大植英次&大阪フィルハーモニー交響楽団による同作品も買ってた・・・巨匠、朝比奈隆の影を引きずらずどこまで超えられるか期待してたんだけど、浅漬けみたいな感じで終わったのが残念。
 
 
 
 
 
 

GWぶらり東京ひとり旅

 
ゴールデン・ウィークは今のところ好天に恵まれている。爽やかな五月晴れで、普段行けないところに行ってみようと思い、元気に都内に出かけてみた。
まずは仕事を通じてお付き合いが始まったS氏が、新しくKOIというスピーカー・システムを発売するIntervoice社に移籍したと聞いて、六本木のオフィスを訪ねてみた。道に迷ったけど、着いてみれば尊敬するソムリエ、佐藤陽一氏が経営する私のお気に入りのフレンチ料理のお店「マクシヴァン」と同じビルだった。視聴ルームに通されて、S氏自慢のKOIのスピーカーを見てびっくり・・・ほんとにコンパクト。音を聴いてもっとびっくり・・・パワーもあるし音の輪郭も奥行きもバッチリ。置き場を選ばない設計は書斎コーナーとか仕事場にチョコンと置いて音楽を楽しむのにピッタリかも。まだ小売店では発売していないそう。そもそもKOI社はBOSE社のシニア・エンジニアだった山本氏が独立しボストン近郊で設立し、バークレー音楽院の協力を得て開発したスピーカー・システムなのだ。通常の小型スピーカーは指向性が乏しくなるが、KOIのTigerは室内に満遍なく音が広がる不思議な構造。亜鉛ダイガスト製のボディも重厚感あってなかなか渋い。。。
 
 
 
続いては、浜松町にあるイスのコトブキ社を訪問。ここは、全国の劇場、音楽ホールや映画館などに設置されている椅子を納めている老舗。事前にアポイントを取って伺った。ショールームに通してもらったらまず目に飛び込んできたのが、サントリーホールの椅子(右下写真の最前列) 。おぉ、これじゃあ、昨日も座っていたワイ。オーチャード・ホールもミューザ川崎もみんなコトブキの椅子。浜離宮ホールや文京シビックホール、それに第一生命ホールの椅子などなど、見て座るだけでも楽しい。
 
 
 
ショールームの奥には、映画館用の椅子がずらっと。一番のおススメは六本木ヒルズ・シネマで使用されている椅子(左下写真の右側黒色)。これなら何時間座っていても疲れない。値段的には、使用する木の材質と分量から映画館用の方が安いんだとか。今まで気にもしなかったけど、横幅55センチが一般的な椅子らしいのだが、これが右下写真のように60センチになっただけでゆったり感が倍増するんだね。自宅で計画中のホームシアターに導入してみようかと考えている。
 
 
 
なかなか楽しい見学だった。連休中の東京ひとりぶらり旅は、浜松町近くの大門の「秋田屋」のビールと焼き鳥で締めました・・・