人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

カンタさんの無伴奏チェロ組曲

今年も夏の恒例、軽井沢国際音楽祭のフェスティバル・オーケストラ・コンサートに出演させて頂く。今年は2年振りにオーケストラ・アンサンブル金沢の首席チェロ奏者のルドヴィート・カンタさんがチェロ・パートを率いる。過去何度も同音楽祭でお会いしているが、ユーモアに満ちて温かい人柄と日本人には出せない深みのある音色に一発で大ファンになった。

そのカンタさんが、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲全6曲のCDをリリースした。2009年5月に石川県立音楽堂での1日6曲全曲の3時間コンサートののち、同年7月と12月に録音されている。第1番のプレリュードから、懐かしいカンタさんの音だ。1900年製作のステファノ・スカランペラーがガンガン鳴る。最近ではレガートな古楽器奏法が流行の優しい演奏が多い同作品だが、カンタさんは往年のチェロの神様、パブロ・カザルスを彷彿とさせるような頑固で冒頓とした解釈が聴きもの。このダイナミズムはスロヴァキア生まれの恵まれた体格から生み出されるもので、そんじょそこらの日本人チェリストでは真似できない。カンタさんはエチュードをさらうのが好きだとおっしゃってた。楽器演奏の基本中の基本だからね。でもカンタさんが弾くと退屈な運指の練習曲が素敵な演奏会ピースの作品に七変化してしまう。それくらいゴージャスな演奏なんだ。今年も夏の軽井沢での再会を心待ちにしている。下は2009年の軽井沢国際音楽祭でのスナップ写真。                                       

  

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