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12月, 2011 のアーカイブ

2011年の第九

久々の「音楽ナンダンカンダ」の投稿です。今日は下野竜也指揮読売日本交響楽団の「第九」を聴きにサントリーホールに出かけた。会社が六本木の東京ミッドタウンなので師走の忙しい仕事の合間をぬって何とか間にあった。今宵はP席、つまり舞台の真後ろで下野さんの情熱溢れる棒が丸見えの席に陣取る。

下野さんは内声部(特にセコバイとビオラ)を丁寧に謳う。NHK番組「ディープピープル」で下野さんがコパケンに突っ込みを入れた第1楽章練習番号Sはやはりタメを置かず直線で流れを創る。第2楽章は全ての繰り返しを行いリズム感を重視し、Prestoは安定した二つ振り。第3楽章は指定の♩=60を大きな4つ振りで軽やかさを尊重。ご本人がプログラムにも寄稿していた練習番号Bのセコバイのppに拘りを見せる。終楽章の”vor Gott(神よ)”ではブライトコップ新版どうりにオケだけ見事にディミニュエンド・・・これは渋いぞ。圧巻は最後のMaestoso、本気で♩=60で一気に駆け抜け、思わず席から転げ落ちそうになった。

ここまで新ブライトコップ版に忠実に演奏したのは内藤彰や堤俊作も敵わない。合唱の新国立劇場合唱団も少数精鋭で言葉の輪郭が明確で気持ちよい。下野さんなら何かやってくれるだろうと思っていたけど予想をはるかに上回る大感動。ぶらぼー!!! 下野さんの「第九」は今年の震災をはじめとする悲しい出来事を乗り越え明日の希望への道のりを示してくれたような日本人の想いの籠った演奏となった。日本の師走の風物詩でもある「第九」に一石を投じた秀演である。24日の土曜日なら時間あるのでもう一度聴いてみたいくらいだ。

実は12月23日に人気を二分する注目株の金聖響が神奈川フィルを振る「第九」のチケットも買ってたんだけど当日仕事のゴルフで已む無く会社の同僚に譲ってしまった。後はミスターSが振るN響なんだけど仕事で行けそうもない。。。

 
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