人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

3月, 2005 のアーカイブ

3月新譜ご紹介 その1

今晩は、もう1本掲載します。。。

 

先週土曜日に大量購入したCDの中からいくつかお気に入りの3月の新譜を、数回に分けてご紹介します。 こうして書いてみると、相変わらずオタクな、極端に偏ったCD収集になっていると反省しますが。。。

 

 

まずは、古楽器チェロ奏者の鈴木秀美さんのJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲全6曲の新録音(bmgジャパン・レーベル)。

 

前回の同曲録音から9年。前回と全く同じ楽器、アマティーと5弦のピッコロ・チェロを使用しての演奏ですが、印象は相当違います。

 

今回、旧録音と聴き比べましたが、再録音の方が、テンポを少しだけ落として、楽器を朗々と鳴らしていて、私は好きです。 秩父ミューズパークの豊かな響きも相まって録音も鮮明で優秀で、それも影響しているかもしれません。

 

旧録音は、この曲集が、バッハが生涯をかけたようなシリアスなものではなく、あくまで舞曲だったことに気づかせてくれました。 今回の新録音は、単に円熟味を増しているというだけでなく、演奏技術においても、スケール感が増し、説得力があります。

特に、私が好きなのは、第2番ニ短調と第5番ハ短調。真摯な人間味あふれる演奏です。 また、第6番ニ長調での鈴木秀美は、バロック・チェロの一人者と言われたビルスマを越えたと言ってもよいと思っています。

 

 

もう一枚、同じバッハの無伴奏チェロ組曲の第5番と第6番をフルートで演奏した藤井香織のCD(ビクター・レーベル)。 既に、第1番から第4番までは、発売されているので、これで組曲全集の完成です。

 

藤井香織にかかると、この曲自体が、もともとフルートのためのパルティータであったかと勘違いするくらい、自然に響きわたります。

本来のチェロの4本の弦を使った重音処理も、彼女なりの思いが入っているし、フルートの得意とする音域を鑑み、調を変えていたりしています。 こんなに、フルートって美しいんだと、改めて感じさせてくれるCDです。

 

今回は、どちらもバッハ、そして、偶然にも「旬」の二人の邦人演奏家による2枚のCDでした。

 

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大阪出張

さっきまで、仕事で宇都宮にいて、帰りに餃子食べてました。

やはり宇都宮の餃子は、ウッ、ウマイ!!!

そして今、大阪に出張する新幹線の中で、このブログを書いています。
残念ながら、オンラインでないので、MSN Spaceに掲載されるのは、数時間後になりますが。。。

 

餃子といえば、神戸・元町にある「餃子の赤萬」もウマイです。特に味噌ダレが大好きです。

おっと、またまたB級、C級グルメのお話になりました。

 

大阪に出張の際に、私が"個人的に"よく立ち寄るのは、、、

 

 創業弘化元年のおでんとたこ甘露煮のお店、「たこ梅」(www.takoume.co.jp)
 呑んだ後には、難波の「金龍ラーメン」 (御堂筋沿いのお店が好きです。)
 梅田・北新地のクラブ・バー街のど真ん中にある、目立たない焼き鳥「とり甚」

 

この他いろいろあるけど、とりあえず。。。

 

 

新大阪に到着するのが、夜11時過ぎです。

ホテルにチェック・インして、小腹が空いたら、「とり甚」で何本か焼き鳥みつくろってもらって、チューハイ呑んで寝ましょうかねぇ。。。

 

追伸)

会社の仲間から、平井の紹介するお店は、「小汚いか、椅子がない(つまり立ち飲み)か、安いかですね。」と言われ、ちょっとショック受けてます。。。
でも、ウマいんだから、いいじゃない !!!

 


小曽根真のビッグ・バンド

昨晩、音楽仲間に誘われて、青山のジャズ・ライブ、ブルーノート東京に行ってきました。ここんところ、続けてジャズのお話になりますが、ご勘弁ください。。。

 

この日は、ジャズ・ピアニストの小曽根真さん率いるビッグ・バンドのNo Name Horsesに、ヴォーカルの伊藤君子さんが、加わったセッションでした。

 

 

小曽根さんは、兵庫県生まれで、バークリー音楽院を主席で卒業し、ニューヨークを拠点に活躍しているピアニスト。私は、彼の「新世界」というアルバム(ヴァーヴ・レーベル )がお気に入り。ジャズ・ピアノ・トリオに弦楽四重奏をフーチャーしたということで、購入したアルバムです。オリジナルの組曲「夜の子供の部屋」は、一瞬サティを思わせるような洒落た曲です。

 

ジャズ・ボーカリストの伊藤さんは、香川県生まれだそうで(またまた四国自慢!!!)、伊藤さんのニュー・アルバム「一度恋をしたら-Once You’ve Been In Love」(ビデオアーツ・ミュージック)を小曽根さんがプロデュースした縁で、今回のセッションがブルーノートで実現したとのこと。

 

 

さて、セッションは、まず日本のジャズ界の精鋭が集合したNo Name Horsesのインストルメンタル・パフォーマカスからスタート。これも、近々アルバムとしてリリースするなのそうで、楽しみにしています。

 

そして、伊藤君子さんのボーカル登場。

 

1曲目は、スタンタードの「My Favorate Things」。JRのテレビCMで、使われている曲ですね。4ビートからワルツに、そして4ビートに展開する気持ちよさ。

 

続く「Just Friends」では、長いテナーサックスのソロ・パートを、バンド・メンバー全員が、じっと注目していて、チームワークを感じました。オーケストラで、ソロやっていても、ほかの奏者は、じっと見たりしませんものね。

 

3曲目のクラシック作曲界の大御所、武満徹作曲の「MIYOTA」。伊藤さんのプレーンな唄い口と小曽根さんの端整なピアノによるデュオは、セッションというより、まさに、リサイタル。

 

その後、ちょっと趣向を変えて、バンド・メンバーが順番に次のプレーヤーを指名して、小曽根さんとのインプロビゼーション。今回は、サックスと小曽根さんによる「Star Eyes」。気心知れた仲間同士でないとここまでのノリは実現しないでしょうね。

 

最後は、アルバム・タイトル曲、「Once You’ve Been In Love」で締めくくった1時間半は、あっという間でした。

 

 

このバンドで、私の注目度ナンバーワンは、リズム・セクション。

 

ベースの中村健吾さんと、ドラムスの高橋信之介さんは、本当にスゴイ。。。中村さんの楽器、オールドだとお見受けしましたが、いいニスのツヤしてました。お二人のソロ・アルバムも買ってみたいと思います。

 

仕事始めの月曜日を、素敵なセッションでラッキーに過ごせて、今週は仕事も絶好調を期待できるかも。。。

 


スウィング・ガールズ

土曜日に、用事があってオフィス(新宿南口にあります)に立ち寄った後、向かいの高島屋の12階にあるHMVレコードで、またまたCDをまとめ買いしてしまいました。買った新譜の批評は、後日書きますが、同時に、「SWING GIRLS スウィング・ガールズ」のDVDが発売になっていたので、購入しました。

 

 

東北の片田舎の女子高生たちが、ひょんなことから、ジャズのビッグ・バンドを組んでジャズに引かれていくストーリー。矢口史靖監督にしてやられた感じです。同監督の「ウォーター・ボーイズ」の音楽バージョン・リメイクと言ってしまうには、もったいない映画だと思います。映画の中で、演奏される楽曲は、全て出演者本人によるものというのもビックリです。

 

どんなジャンルでも、音楽って、本当に素晴しいものだと気付くでしょう。

 

グレンミラーの「イン・ザ・ムード」、「ムーンライト・セレナーデ」、デューク・エリントン楽団十八番の「A列車で行こう」、ベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」など、ジャズ・ビッグ・バンドのスタンタードが、高校生のさわやかで、甘酸っぱい青春の1ページと、変にシンクロナイズしてとてもいい映画に仕上がっています。

 

エンディングに流れるナット・キングコールの「L-O-V-E」が、この映画を素敵にクロージングしています。

 

映画の中で、ブラス・バンドを指導する白石美帆演ずる伊丹先生が、「ジャズもいいべぇ。」と言うセリフが私の気持ちにぴったりきました。

 

私の演奏するチェロも、今年中に、オーケストラや室内楽から離れて、ジャズ・セッションに挑戦しようと計画中です。

 


シンガポールのO先輩

1月6日のブログ「朝比奈隆との出会い」に登場いただいた九大のO先輩が、シンガポール赴任から帰国され、私のブログにコメントいただきました。

 

心をこめて、Welcome back !!!  本当に、懐かしいです!!!

 

私が学生時代から貸したままの学研の朝比奈隆&大阪フィルのベートーヴェン交響曲LP全集を保管してくださっているとのこと。

 

O先輩、今年になって、このLPがCDになって再発売されたものを購入しましたので、お持ちのLPは、そのまま差し上げてもいいですよ。

 

 

いろんなオーケストラに客演(いわゆるトラ:エキストラの略です。)させていただく機会が今までありましたが、弦楽器の配置はもちろん、チューニングの仕方ひとつとっても違い、慣れるまでに時間がかかります。

 

その点、学生時代、正に青春を共感した音楽仲間とのアンサンブルって、何年も会っていなくでも、不思議に気持ちが通じ、ここぞという箇所では、ぴったりと合うんです。

 

ビオラのO先輩、久しぶりにいっしょに演奏しましょうよ。

 


愛知万博

愛知万博が開幕しました。中部国際空港開港といい、世界のトヨタ自動車の業績驀進といい、今、名古屋が熱いです。。。

 

今朝(おっと零時を過ぎたからもう昨日ですが、)テレビのニュースで、愛知万博の開会記念式典で、フル・オーケストラをバックに、歌手の浜崎あゆみが、唄っていました。オケを振っている後姿は、佐渡ヤンこと、佐渡裕氏ではないですか。。。(久し振りに、指揮棒を手にしていましたね。)

 

浜崎あゆみについては、私が説明するより皆さんの方が詳しいですよね。私は、紅白歌合戦でしか、見る機会がなかったので。でも、私の担当させていただいたてる松下電器のデジカメのCMは、よく知っています。

 

調べたら、佐渡ヤンと小兵パリ・ラムルー管弦楽団の伴奏で、あゆが、「My Story Classical」というアルバムを発売したんですね(エイベックス・トラックス3/24発売)。

 

このCDをネタに、普段会話がなかなか成立しない父娘とのコミュニケーションしてみましょうか。

 


ベートーヴェンのチェロ・ソナタ

東芝EMIから、EMI CLASSICS決定盤1300-2CDシリーズというタイトルで、2枚組2,600円という廉価で発売されました。

昔、LPレコードで聴きこんだ、マルティノンのサンサーンス交響曲第3<オルガン付き>や、サヴァリッシュのシューマン交響曲全集、バルビローリのディーリアス管弦楽曲集、テンシュテットのマーラー交響曲などなど、往年の名演が再現されています。

 

 


その中から、今回は、天才女流チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレが、当時の夫のダニエル・バレンボイムのピアノ伴奏で録音したベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集をご紹介しましょう。


これは、19708月のエディンバラ音楽祭でのアッシャー・ホールでのライブ録音で、難病と闘い、若くしてこの世を去ったデュ・プレの形見とも言える録音です。普通、チェロ・リサイタルは、2,752席もある大きなホールではやらないと思うのですが、それ位目玉のコンサートだったと言えるでしょう。


まず、最も有名なチェロ・ソナタ第3番イ長調を聴いていただきたいたです。すごく生き生きとした、軽やかでつややかで、そして美しい音に引き寄せられることでしょう。デュ・プレは、高音域の張りがある美しさが特徴です。ブラームスのチェロ・ソナタでもそうでしたが、独特のフレージングとダイナミックスで、デュ・プレの意のままに、音楽が自然と流れ、それが過ぎ去っていくのではなく、積み重なっていきます。


また、ベートーヴェンとしては、初期の作品に属する第1番のアダージョ・ソステヌートの序奏さえも、デュ・プレにかかると魔法にかかったみたいに、音楽の真髄まで覗かせてくれます。


たしか、デュ・プレは、この時既に名器ストラディバリウスを使っていたはずです。そして、このストラドは、現在ヨーヨー・マに貸与されていると聞きました。間違っていたらごめんなさい。(どなたか、詳しいことをご存知でしたら、コメントくださいね。)


この2枚組CDには、ベートーヴェンのチェロ作品として、モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲の2曲その他も付いていてお得です。


次回のチェロ発表会では、ベートーヴェンに挑戦してみたいなぁ。。。


空海の旅

先日、喜多郎さんのコンセプト・アルバム、「空海の旅」と出会いました。

 

あの9.11テロに触発され、音楽家として平和のために何かを残そうという思いで、弘法大師空海とお遍路さんで有名な四国八十八ヶ所のお寺の本物の鐘の音を使用した音楽を創る事を思いついたそうです。

全88曲、アルバム8枚になる予定だそうで、今までに2枚発売されていて、四国出身の私としても楽しみです。あえて、四国、それも八十八ヶ所めぐりと平和の関係いう発想が、世界的アーティストとして米国を中心に活動されている喜多郎さんのユニークさです。

 

第一巻は、私の地元徳島(鳴門市)にある一番札所、霊山寺から始まります。「道を求めて-Michi」と題された曲は、波の音と霊山寺の鐘の音がフィーチャーし、不思議な魅力を発しています。

 

 

高校時代は、松山の道後温泉近くにある、五十一番札所の石手寺の近く(住所も、正に石手3丁目)に住んでいて、よく石手寺に行きました。その他にも、高松勤務の時には、香川県の屋島寺(八十四番札所)、志度寺(八十六番札所)、そして市にもなっている有名な観音寺(六十九番札所)、善通寺(七十五番札所)などを訪れたことがあります。

 

昔は、白装束とすげ笠のお遍路さん姿に身を包み、全行程1,500キロに及ぶ道のりを本当に歩いて全札所を巡ったそうですが、今は、12日間のバス・ツアーや、タクシー貸切もあるそうです。普段着姿でもお参りは出来ますが、お大師さまの分身と言われる金剛杖、自分の名前や住所を書いて奉納する納札、そしてお参りしたことを証明する納経帳は、必須アイテムです。

 

私も定年退職したら、ゆっくりと八十八ヶ所を巡って、人生を見つめなおしてみたいと考えています。

 


シアトルのステーキ

ハートマンのカバンにコメントをいただいたおおたさん、有難うございました。日光に当てて色に深みを出すとは、さすがですね。。。 ハートマンを愛する人に、悪い人はいませんよねぇ、、、当社広報のMさん、福岡のOさん。。。

 

さて、今回のシアトル出張中に、会社の仲間とステーキを食べに行きました。

 

シアトル近郊には、いくつかおいしいステーキ・レストランがありますが、今回は、シアトルのダウンタウンにあるメトロポリタン・グリルに行きました。

 

アメリカのステーキって、ボリュームだけで、味は裏切られることが多いですが、このメトロポリタン・グリルは、熟成させた肉を炭で焼き上げていて、とてもジューシーで好きです。

 

私は、写真右の真ん中に写っているはフィレ肉に骨(Bone)が付いているBone in Filetというお肉をいただきました。

 

シアトルのあるワシントン州といえば、狂牛病が発生して日本でのアメリカ牛肉輸入停止問題にも関連したところですが、地元の人は、狂牛病なんて一切気にしていません。

 

日本でも、早く牛肉輸入問題を解決してもらい、吉野家の牛丼の大盛&汁だくを紅しょうが一杯のせて食べたいなぁ。。。

 


Ray/レイ

シアトルに向かう飛行機の中で、レイ・チャールズを題材にした映画、「Ray」を観ました。

 

レイ・チャールズは、リズム&ブルースと、黒人音楽のゴスペルをルーツにしてソウルという新しい音楽を誕生させたアメリカを代表するミュージシャンです。また、ジャズやカントリー、そしてポップスでも彼独特のスタイルを確立しました。昨年6月にお亡くなりになったことは、大変残念です。

 

レイの出身地、ジョージア州をテーマにした「我が心のジョージア」は、TVのCMソングにもなりました。本当に心にしみる曲です。

 

サザン・オールスターズの「いとしのエリー:ELLIE MY LOVE」も録音してるんですよね。私のカラオケ・レパートリーなんですが。。。

 

映画ですが、ジェイミー・フォックスの主演。イイ味出していました。見事今年、主演男優賞でオスカーを獲得したのは、誰もが納得って感じでしょうか。全編に流れる音楽もイカシテます。

 

 

黒人差別と盲目という大きなハンディキャップを負ったレイの半生を描いたこの映画、何故か涙が止まらなくなりました。

 

もちろん、レイ・チャールズの音楽性も天才的だと思いますが、映画を観ていて、彼を強く育てた母親、不慮の事故で命を落とした弟、彼の音楽観を支えるミュージシャン達とレコード会社、そして、最後は帰る場所である家族など、彼を取り巻く多くの人たちが、運命的にレイを大きくしていったんじゃないかと思いました。

 

人生(と言うより、生き様そのもの)と音楽の深いつながりについて深く考えさせられた映画でした。