人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

8月, 2005 のアーカイブ

新幹線と村治佳織

 
大阪出張から帰京中の新幹線でこの記事を書いています。
 
(アップするのは、遅い時間になっていると思いますが。)
 
新幹線って好きです。飛行機の移動より、
 
持ちがゆったりする感じがします。
 
(それに、喫煙車っていうのがあるし・・・)
 
特に窓の外に広がる景色を眺められることもいいですね。
 
 
電車に乗るなら、駅弁。
 
シンプルな幕の内もいいですが、新横浜駅で売っている
 
崎陽軒のシュウマイ弁当も隠れた名物。
 
(冷めても、ふっくらモッチリの横浜チャーハン弁当もイイですよ・・・)
 
以前、当社の他の役員と仙台に向かう時、
 
朝からこのシューマイ弁当を食べていて呆れられてしまいました。
 
(いいじゃない、好きなんだから・・・)
 
 
今回は、新大阪駅で、小鯛の押し寿司を購入。
 
大阪寿司と言われるものです。
 
今晩、東京に戻って夜11時までマネジャー会議なので、
 
腹ごしらえしておかないとね。
 
(普段は、こんな遅い時間に社内会議なんてやりませんが、
 
みんなの夏休みの都合で延び延びになり、
 
もうこの時間しかなかったものですから・・・)
 
 
新幹線には、JRオーディオ・サービスがあります。
 
グリーン車ならイヤホーンさえあれば、普通車でもFMラジオを持ってたら、
 
クラシック、ヒットソング、テキストいらずの英会話まで、無料で楽しめます。
 
今月の「クラシック名曲への誘い」チャンネルは、女流ギタリスト村治佳織
 
さんソロで、ロドリーゴのアランフェス協奏曲がメニューに載ってます。
 
 
村治さんって、可愛いですよね。
 
加えて最近は、大人の女性の魅力も音楽に表現されてきました。
 
私は、「CAVATINA」と「Transformation」の素敵な小品で構成された
 
2枚のソロ・アルバムを愛聴しています。
 
もう、曲順も覚えてしまい、1曲終わると、次のメロディーがその調で鼻歌に
 
出てくるくらいに。。。
 
 
皆さんもこんなこと、ありません?
 
パブロフの犬みたいに自然と体が反応するみたいに。
 
 

あらためて月曜日

昨日までの名古屋での音楽三昧三日間を終え、月曜日からあらためて仕事モード・オン。8時30分からの定例の役員ミーティングを経て、終日社内会議の連続。
 
夜から、大阪入り。明日は、大阪で会議とお客様訪問が予定されています。移動中の新幹線の中で、Air-H"がうまく接続出来ず、メール処理は諦めて、あらためてR.シュトラウスの「英雄の生涯」を聴きていました。
 
うーん、やはり名曲だなぁ。昨日のJAOでの演奏が思い浮かびます。演奏中、もう少し頭の一部に冷静な部分を残しておくべきでした。もし今日もう一回演奏したら自分なりに満足できる演奏になったかもしれない。タラレバはよくないですが、終わってから"思える"ことってありますよね・・・
 
大阪では、楽しみにしていたクラシック音楽バー・アインザッツでマスターと音楽談義。「英雄の生涯」の話題になり、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団のCDBGMにバーボン・ウィスキーのソーダ割りでリラックス。
 
マスターご紹介の同曲のCDRを3枚購入予約。どんな演奏か楽しみです。
 
♫ カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
♫ サイモン・ラトル指ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
♫ ホルスト・シュタイン指揮バンベルグ交響楽団
 
当分、R.シュトラウスにハマりそうです。
 
 

コンサート本番

今日は、JAO全国大会の演奏会本番でした。会場の愛知県芸術劇場コンサートホールは、立ち見も出る大盛況。自然と演奏にも力が入ります。
 
地元愛知県のアマ・オケ合同でのR.コルサコフ「スペイン奇想曲」での歓迎演奏で幕を開け、続いて松尾葉子さんの指揮で、フェスティバル・オーケストラAが、レスピーギの交響詩「ローマの祭」を演奏。松尾葉子さんは、ブザンソン指揮者コンクールで女性として史上初めて、日本人としては小澤征爾に続いて二人目の優勝という経歴を持つ地元愛知出身の指揮者。フランス物を得意とし、今回のレスピーギも速いテンポで色彩感の豊かな音楽を造り、オケのメンバーを乗せるが上手かったです。
 
休憩をはさんで、いよいよ、私が出演する秋山和慶さん指揮のフェスティバル・オーケストラBによるR.シュトラウスの「英雄の生涯」。秋山さんの得意なレパートリーです。冒頭から提言の雄大な主題。満員の聴衆を前に、力んじゃったかな・・・ でも、秋山さんの棒は常に冷静で、オケを魔術師のようにまとめ上げてくださいました。 
 
私も、4月のマイクロソフト管弦楽団チャリティー・コンサート以来の本番。本番での勘を取り戻すのがしんどかった。特にこの曲は、約50分切れ目なしの交響詩なので、緊張感を持続するのが大変。自分の演奏は、70-75点の出来かな。。。(オケ全体の演奏は、もっと点数高いでしょう。)でも、R.シュトラウスを実質2日で仕上げる日本のアマ・オケの実力は世界的に見ても最高レベルでしょう。オケを25年もやっていると、ゴマカシもお手ののモノ??? 熱演のほとばしる汗とステージ上での冷や汗の両方をたっぷりかきました。
 
さぁて、本番後は、打ち上げパーティー。高円宮妃殿下のご挨拶に続いて、いよいよカンパイ。この一杯のビールが最高なんですよねぇ。
 
本番の演奏を振り返り、ああでもなかった、こうでもなかったと話が弾みます。そしてみんなで思い思いに記念撮影。たった三日間の七夕オケですが、もう昔から一緒に音楽やってたような友情が芽生えています。そして、来年の宮崎大会での再会を誓って会場を後にしました。
 
この場をお借りして・・・
 
  澤さん(大垣室内管弦楽団)
   JAOチェロメーリングリスト楽しみにしています。
 
  白沢さん(大分交響楽団)
   宮崎では、ワインでなく、おいしい焼酎を飲みましょう。
 
  厚谷さん(フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団)
   同じプルトでの演奏お世話になりました。
 
写真は、打ち上げパーティーでのBオケ指揮者の秋山和慶さんとのツーショットと、妃殿下、Aオケ指揮者の松尾葉子さん、ゲストコンマス水野佐知香さんとの1枚。(澤さんの演奏写真を2枚お借りしました。)
 
 

全国アマチュアオーケストラフェスティバル前夜祭

本日、高円宮妃殿下をお迎えして、第33回全国アマチュアオーケストラフェスティバルの前夜祭が開催されました。妃殿下とは、昨年11月のMicrosoft Prsents ロイヤルチェンバーオーケストラ定期演奏会でお会いして以来。
 
朝ごはんは、名古屋名物味噌カツの入ったサンドウィッチに挑戦。なかなかのお味です。本当は、名古屋の喫茶店のモーニング食べたかったんですが。。。名古屋の喫茶店のモーニングって、安くてすごく充実していて有名なんですってね。
 
明日のコンサート本番を前に、秋山和慶さんの棒でのリハーサル。大変分かりやすい解説と指導で、大きなスケールの「英雄の生涯」を創っていきます。私自身、今までにない曲に対する新しい発見がありました。しかも、本番のホールを使用してのリハーサルなので、響きもよく、すごく気持ちよかったです。弾き込めば弾き込む程、曲の構造が明らかになり、曲の魅力に引き込まれます。
 
でも、もう明日だけかぁ・・・
 
これぞ、アマ・オケの醍醐味。。。 
 
それじぁ、明日本番なので、早く休みます。その前に、もう一回、CD聴きながら譜読みしておかなくっちゃ。
 

JAO全国アマチュアオーケストラフェスティバル

さぁて、今日から名古屋りの愛知県芸術劇場を中心に、第33回全国アマチュアオーケストラフェスティバル愛知万博記念大会が始まりました。
 
台風11号の襲来でどうなることかと思いましたが、名古屋は、素晴らしい天気で全国から集まった三度の飯よりオケが大好きなアマチュア音楽家と、アメリカ、イギリス、フィンランドなどの諸外国からの参加者を暖かく迎えてくれました、
 
私も、R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」で出演します。初顔合わせは緊張しますね。難曲ですが、こういう大曲を、全員で音楽する幸せに浸りました。
 
大会初日の今日は、トヨタ自動車主催のトヨタ・コミュニティー・コンサートが名古屋市中心のオアシス21の野外会場で開催されました。作曲家の三枝成彰さんか音楽監督をつとめ、ゲストに俳優の辰巳卓郎さんが登場し、アットホームな楽しいコンサートでした。
 
リハーサル後は、パート別の懇親会。昨年の大阪大会でお会いした仲間と一年振りの再会です。
 
明日も終日リハーサル。悔いのない演奏したいです・・・
 

邦人作曲家シリーズ

タワーレコードからFONTECレーベル所有の邦人作曲家の歴史的名曲、16タイトルが1,490円という特別価格で限定発売されました。伊福部昭、芥川也寸志、早坂文雄など日本を代表する現代作曲家の軌跡を知る貴重な音源です。タワーレコードの音楽界的に貴重で意義ある企画に、座布団10枚。。。
 
えェェェ、現代曲なんて、という方も多いと思います。でも食わず嫌いは、よくありません。私も、普段なら買わないでしょうが、このようにシリーズで統一したコンセプトで発売されたとなると、興味がわき、4枚購入してみました。
 
例えば、伊福部昭さんのSF交響ファンタジー第1番。石井眞木さん指揮、アマ・オケの雄、新交響楽団の演奏。片意地はらず聴いてみてください。あれっと、思いますから。この曲、映画「ゴジラ」のテーマ曲なんです。伊福部昭さんは、映画「座頭市」や「大魔神」も作曲してます。モノクロ時代のゴジラを髣髴とさせる分かりやすい曲。同CDの交響頌偈(じゅげ)「釈迦 」も、なかなか惹かれる曲です。それにしても、新響は、安定していて上手い。
 
うーん、武満徹もいいけど、お茶漬けとおしんこの似合う交響二題。伊福部芸術の集大成と言うと、カッコつけすぎでしょうか・・・
 
同氏の、「オーケストラとマリンバのラウダ・コンチェルタータ」は1979年の作品。山田一雄&新星日本交響楽団の演奏に、安倍圭子さんのマリンバ・ソロ。これも路線は似てます。学生時代、この曲をコンサートで聴きました。その時のソロも、安倍圭子さん。ここでも、ゴジラがちょこっと復活です。
 
未だ体調万全ではなく、ゴジラの勢いで回復目指します・・・ 
 

に挑戦

今週の日曜日は、名古屋の愛知県芸術劇場で、全国アマチュアオーケストラフェスティバル(略称JAO)のコンサートに出演します。秋山和慶さんの指揮で、R.シュトラウス交響詩<英雄の生涯>を演奏します。
 
このフェスティバルを企画・運営している(社)全国アマチュアオーケストラ連盟は、昨年11月に当社が特別協賛したMicrosoft Presentsロイヤルチェンバーオーケストラ定期公演にご来賓いただいた高円宮妃殿下が総裁なんですね。尚更、恥はかけません・・・
 
R.シュトラウスは難曲。。。以前<アルプス交響曲>を演奏したことがありますが、うーん、自分で納得出来ないデキでした。土日自宅で個人練習しましたが、あまりに複雑なオーケストレーションと高音域に、唖然・・・これは、マジ、ヤバイぞ。
 
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団CDをスコア(総譜)とニラメッコしながら何十回と聴いて曲の構造を理解。オーマンディの煌びやかで説得力のある演奏はカラヤン&ベメリン・フィルのそれを凌ぐ名演かも。でも、感動している余裕もなく、ひたすらフィンガリングを決める。
 
オーストラリア家族旅行で宿泊したシェラトン・ミラージュ・ポートダグラスのヴィラで、湯沸し器の故障から、お風呂のお湯が途中ででなくなって、ぬるま湯につかり、(平井の人生、ぬるま湯だ言われてしまうこともありますが・・・反省)不覚にも風邪を引いてしまい体調が万全でなく、その状態でのR.シュトラウスは、二日酔いでマラソンするより、しんどい。(言い訳です・・・)
 
金曜日の午後から始まるリハーサルまでに、どこまでリカバリーできるものか。
 
でも、演奏会って、打ち上げの1杯のビールを飲む瞬間が最高。それを夢見て、通勤電車と就寝時に、<英雄の生涯>のスコアとCDでニラメッコするゾ・・・集中 !!!!!
 
 

日清出前一丁の変り種味

オーストラリア家族旅行編第5回。
 
ポートダグラスでは、ちょっと贅沢をしてシェラトン・ミラージュの2階建てのヴィラに宿泊しました。広いリビングでくつろいで、キッチンも付いていて家族連れには便利です。
 
滞在中ダウンタウンのスーパーで、日清のインスタントラーメン、出前一丁の変り種味を発見。激辛味(Spicy Flavor)と、トンコツ味です。
 
ごまラー油を振りかけた香ばしい風味は大好きで、もう何十年も愛用させていただいてます。
 
プールで泳いだ後、ヴィラに戻って早速、「あーらよ、出前一丁!」って言いながら(?)激辛味を調理。ホントウに辛い、でもウマイ!!!
 
帰国後、日清食品のホームページをチェックしたら、他にもいろんな味のバリエーションを発見。
 
どれも、中国/香港バージョンなんですね。うーん、試食してみたい・・・
 
 

グレートバリアリーフのダイビング

オーストラリア家族旅行編第4回は、グレートバリアリーフでのダイビングです。
 
中一の息子と2人で3月にPADIのオープン・ウォーターのライセンスを取得してから初めてのダイビング。
ポートダグラスからクルーザーで1時間半。透明度の高いリーフです。
 
正直、ライセンス取ってから勉強していなかったので、いくつかのテクニックを忘れていて、緊張して息が上がってしまいました。なんせ初心者ですから・・・ でも、ダイブセブンシーズのタケシさんの親切なガイドで安心でした。
 
3つの違うダイビング・ポイントで合計3本。水温は、24℃とちょっと冷たかったですが、何千年前から成長している様々な種類の美しいサンゴ礁、アネモネフッシュやクマノミ、バラクーダなどの魚を見ているうちにこんな世界があったんだと幸せな気分。
 
特に1本目、潜ったら直ぐに、体長3メートルくらいのハンマーヘッドシャークを発見!!! ビックリです。
 
以前ベルリン・フィルがサウンド・トラックを演奏している映画DEEP BLUEをご紹介しましたが、あの映画を見ても、海の言葉に現せない不思議な魅力を感じます。まだまだ初心者ですが、少しずつ海の魅力に取り付かれてきました。
 
これって、ドビューシーの交響詩「海」のイメージではないんですよね。
むしろ、私的には、何故かマーラーの音楽が似合う感じです。様々な楽器の色彩感、スケールの大きさと繊細なメロディー、苦悩と快楽。そして神秘な世界。
 
これから趣味は、ダイブって言おうかな・・・なんちゃって。
 

南十字星と月の光

オーストラリア家族旅行の第3回は、ケアンズの動物探検ツアーです。 
 
野生のカンガルーの親子を見つけたり、ロックワラビーに餌付けをしたり。
珍獣カモノハシを探して、川岸でジッと待つこと50分。やっと見つけました。
(慌ててて、写真を撮り損ねましたので、縫いぐるみのカモノハシの写真でイメージしてくださいませ。)
夜になると、懐中電灯片手に熱帯雨林を散策し、夜行性動物ボッサムをで探して当てたり。
童心にもどって、なかなか楽しめました。
 
 
街灯も何もない熱帯雨林で、月の光だけで人影が浮かび上がります。
もちろん、満天の星空では南十字星を発見。
こんなに星を眺めたことなんて何年ぶりだろう。
東京にいると、夜空を眺めることなんてなくて、いつも前向いて歩いてますし。。。
 
 
 
 
 
電子音楽界の巨匠、冨田勲さんが、モーグ・シンセサイザーで「月の光~ドビッシーによるメルヘンの世界」」というアルバムを今から20年以上前にリリースしました。
 
タイトル曲のドビュッシーの「ベルガマス組曲」第3曲の月の光をはじめ、夢、アラベスク第1番、パスピエ、亜麻色の髪の乙女などのピアノ小品が10曲。
 
単にオーケストレーションを施したのではなく、冨田勲のイマジネーションで、異次元のグラフィック音楽として独創された音楽。中学生の時に購入したLPと同じ紙ジャケットでCDが再発売されています。
 
 
  
 
 
南半球の月明かりと星空。冨田勲さんの音楽をちょっとボリュームを下げて聴きながら、黙って天を仰いでいるだけで、心が洗われる思いでした。
 


クランダ鉄道と溝口肇

オーストラリア家族旅行特集第2回は、ケアンズです。
シドニーは、日本の真冬みたい天候でしたが、ケアンズは昼間は、汗ばむくらいでした。
 
このケアンズで、1日観光ツアーに参加してクランダ観光鉄道(キュランダと訳する場合もあるようです)に乗りました。ケアンズの市内から1時間45分かけてゆっくりと渓谷を進む観光列車です。1886年に熱帯雨林のジャングルの中の物資輸送手段として活躍したこの路線も今は、観光アトラクションです。急勾配の続く斜面、熱帯雨林の森、そして切り立った崖、清涼を誘う滝など、見所一杯でした。
 
この鉄道、富士通提供のTV長寿番組、「世界の車窓から」で約10年間使われていたシーンだそうです。「世界の車窓から」でお馴染みのテーマ曲は、チェリストの溝口肇さんの自作自演。
 
溝口肇さんのCDは、「Espace-溝口肇 best(ビクターエンターテイメント:VICL-60577)と「世界の車窓から Next Journey(バップ:VPCD-81489 )の2枚を持っています。どちらも、深くて心地よいチェロの響きが好きです。
 
特に前者には、昔、日本たぱこのテレビCMで溝口さん自身が出演した時の曲、「P・E・A・C・E」が収録されています。スポットライトの下で、無伴奏で演奏し、途中で弓を置いて、Peaceのタバコに火を点けるシーン。バッハの無伴奏チェロ組曲を思い出させます。私もこの楽譜を持っていて、溝口さんのマネをしようとするのですが、全然様にならない・・・
 
前述のクランダ鉄道。青空の下、爽やかに風を感じながらゆっくりとパロンズ滝にさしかかる頃、デジタル・プレーヤーで溝口さんの音楽を聴きながら、車窓から素晴しい景色を眺めていました。日常の忙しさを忘れることができた一瞬でした。
 
 
 
 

シドニー・オペラハウスとシーフード

家族で夏休みに、オーストラリア旅行に行っていました。シドニーとケアンズ、ポートダグラスを回る忙しい旅行でしたが、いい思い出になりました。
 
旅行中、ブログ更新できなかったので、これから暫くオーストラリア旅行と好きな音楽を関連付けて振り返ってみたいと思います。
 
まず初回は、シドニー。音楽好きでシドニーと言えば、シドニー・オペラハウスですよね。あの特徴ある形をした建物は、どなたもご存知のはず。北半球のオケは、9月後半までオフ・シーズンですが、ここ南半球のシドニーでは、シーズン真っ盛りです。シドニー交響楽団は、チャールズ・マッケラスやエド・デ・ワールトなどが棒振ってましたよね。でも、あまりCD見かけないなぁ。聴いたことないので、オケの実力は分かりませんが・・・
 
シドニー・オペラハウスの夜景を見ながら、自慢のシーフード・ディナー。ロブスターやマッド・クラブを家族は堪能。えっ、私? 実は、甲殻類アレルギーでシーフードはダメなんです。。。数年前に、出張でシドニーに行って、ロブスターとハンターバレーの美味しい白ワインをいただいたところ、その夜、全身じん麻疹で苦しんだ苦い経験があります。
 
今回も、私は肉料理。折角なので、オージービーフではなく、クロコダイルのお肉とカンガルーのお肉に挑戦。なかなかビミョウなお味でした。。。
 
写真は、クロコダイルのお肉料理とオペラハウス、そして濃厚なシラーズの赤ワインです。
 
 
 

シュヴァイツァーとオルガン

人道主義者、アルベルト・シュバイツァー。 献身的なアフリカでの医療活動で1952年にノーベル平和賞を受賞。彼は、若い頃、学問と芸術の両立を志し、神学、医学、そしてオルガンを学びます。当に天は二物を与えたわけです。
 
医師として、赤道アフリカに渡り、現地での病院開設に努力したにもかかわらず、第一次世界大戦が勃発し、運営資金が滞り、本人も捕虜収容の身。それを助けたのが、一流のオルガン演奏でした。シュヴァイツァーは、ヨーロッパ各地でのオルガン演奏会での収益により、再度アフリカに渡り、病院を再建したのです。
 
シュヴァイツァーの演奏するバッハ・オルガン曲集が、Archipelレーベルから廉価盤で発売されています。「トッカータとフーガ ニ短調」をはじめ、アフリカでの医療活動の合間に帰国した際に録音されたもの。キリスト教信仰に根ざした敬虔な生命への深い思いが、端整なオルガンの響きとなって届きます。そういえば、日本を代表する哲学者、森有正さんもオルガン奏者でした。
 
バッハは、楽譜自体が小宇宙であり、音符ひとつひとつが、銀河系の小さな星たちです。
 
普段からいい加減な生活ばかりの私なんかにとっては、到底及ばない境地です。反省・・・
 
 

さて、8月18日まで夏休みをいただき家族旅行に出かけるので、

しばらくブログ更新はお休みさせていただきます。

南半球で潜るぞぉっと!!!

旅行中でも会社の仕事のメールは処理しますんで、

当社の皆さんは、ご安心を。。。  

 

 


コンサート・プログラム

本日、指揮者の堤俊作氏が来社されました。当社が特別協賛していいるロイヤル・チェンバー・オーケストラ(RCO)定期演奏会の今年度の企画打ち合わせです。マエストロは、最近本場イタリアでのオペラの仕事が多いようで夏休みもなく、ちょっとお疲れ気味でした。
 
 
約2時間、12月25日の晴海の第一生命ホールでのChristmas Special<第九>演奏会の前プロ(コンサート始まりの曲。つまり<第九>の前に演奏してもらう曲)を何にするかケンケンガクガク。本来<第九>がメインなのだからこれ1曲で十分という説もありますが、マエストロの場合、楽譜指定通りのテンポを固辞するので、全曲で61分なのだとか。それだとちょっと短いコンサートになってしまうし。また、万が一遅れてらっしゃるお客様がいると途中入場できないので、その安全策のためにも、前プロをということです。
 
 
出てきた案は、
 
♪ ベートーヴェン/レオノーレ序曲第3番
♪ モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
♪ シューベルト/交響曲第8番「未完成」
♪ ヴェルディ/歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
♪ ヴェルディ/歌劇「アイーダ」序曲
♪ チャイコフスキー/バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋
 
などなど・・・
 
 
さぁて、皆さんはどれがいいですか? もし他にもいいアイデアあったら募集したいです。
 
 
今回の打ち合わせには、RCO事務局の新人スタッフ、Yさんも同行。K音大の作曲科卒業です。打ち合わせ後、お腹がすいたので全員で、麻布十番の韓国家庭料理の鳳仙花で、激辛韓国モツ鍋を食べて、夏バテ解消。そこでYさんが、意外な性格を暴露。卒業作品は、フル・オーケストラの現代曲。Yさんの作品演奏を引き受けてくれる指揮者を探していて、スケジュールが合うなら振ってほしいと頼むつもりが、「振れるもんなら、振ってみてください。」って言ってしまったらしい。指揮者をも恐れぬフトドキ者(?) それとも、それくらい難曲なのかも???

 

 
追伸) <第九>演奏に欠かせない4人の独唱者と合唱団。通常曲の途中の楽章の切れ目で入場することが多いですが、堤氏は、ソリストも含めて全員第一楽章から舞台に座らせるとのこと。ここにも、こだわりが見えます。
 
 

斉藤社長の「本気論」

当社のお客様であるカブドットコム証券斉藤正勝社長から暑気払いの会食にご招待いただきました。今年3月に史上最短で東証一部上場を果たした38歳の若手経営者です。 会食の場所は、今年7月に東京汐留にオープンしたホテル、コンラッド東京にあるレストラン、Gordon Ramsay
 
 
斉藤社長のスタッフの方が、私のイメージで予約してくださったとか。 そんな、もったいない・・・(事実、斉藤社長からも、平井のイメージに合わないと一蹴されました。。。)
 
 
その斉藤さんが、かんき出版から本を出しました。タイトルは、「本気論」。 仕事仲間でもある現ダイエーの樋口社長の著書「愚直論」と「論」ツナガリだと本人は謙遜されていましたが、普段着の斉藤さんの本音が読み取れます。 既に2万冊完売そうです。
 
 
斉藤さんのような「本気」の経営者とお会いしていると、おいしいお料理とワインのせいだけではなく、ご本人の素晴しい人間力でこちらまで無限のエネルギーをもらったように感じます。
 
 
斉藤さん、すばらしいお話ご馳走様でした。。。
 

五嶋龍クンのデビュー

 
今日は、会社の役員メンバーで焼肉食べながらの情報交換。
帰宅のJRの中で、思いっきりお疲れのオジサマが、
シートに座って後ろの窓ガラスに頭を付けて、
"あんぐり"口を開けて居眠り。
あのホラー映画「リング」で貞子の呪いで死んでいったヒト
みたいな表情に似てて、少しビビリました。。。
 
 
 
いよいよ、ヴァイオリニストの五嶋龍クン17歳が、メジャー・レーベルのドイツ・グラモフォンから「Ryu Goto」でCDデビューしました。 早速、購入。
 
 
天才ヴァイオリン少女と言われた五嶋みどり(ステージ名:Midori)の弟という紹介より、JR東日本のテレビCMでヴァイオリンを弾いている少年が龍クンです。 7歳で札幌のPMFで佐渡ヤンの指揮でデビューしたとき、「ここ、ちゃうねん。」と大胆にも指摘したといわれるくらい耳が良かった。 天才とか神童と呼ぶより、すばらしいマネジメント能力を兼ね備えた本格派ヴァイオリニストと呼びたいくらい。
 
 
今回は、ツィガーヌ、愛の喜び、カルメン幻想曲、ラ・カンパネラ、パガニーニのカプリース第24番など本人の選曲で10曲が収められています。 演奏は、兎に角聴いてみてください。 完璧なテクニックと伸びのある音。 ぶったまげるくらいウマイし、音楽に愛嬌があるから。
 
 
ズコイ男の子が登場したものです。 日本も捨てたもんじゃないぞ。
 
 
9月19日には、フジテレビで、五嶋龍のオデッセイ第10回のドキュメンタリーが放映さそれるようです。 見逃さないようにしないと。
 
 

日曜の音楽

ネットを介してミュージック・ダウンロードができるサイトが増えてきました。当社にも、MSNミュージックがあります。とても便利です。先週から、iTunes Music Storeが日本でもオープンしましたね。こうやって参入会社が増えて、その結果でサービスがよりよくなるのは大歓迎です。
 
どのくらい曲が揃っているのだろうと好奇心でiTunes Music Storeを検索すると、なんとカール・ベーム指揮ウィーン・フィルのブルックナー交響曲第4番<ロマンティック>1973年録音の、当時レコード・アカデミー大賞を受賞したものがありました。これと、ジャズ・ピアニストの大西順子の「ビレッジ・バンガード 2」をダウンロード。大西順子は、タワーレコード横浜モアーズ店では一枚も取り扱っていなかったんです。ダウンロード時間もNTT Bフレッツ光なら気になりませんし、PCで聴いても音はイイです。
 
 
 
 
さっきまで、NHK教育TVの芸術劇場で、アルバン・ベルグ弦楽四重奏団とチェロのハインリヒ・シフの共演によるシューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調D.956が放送されていました。とてもブラボーなアンサンブル。楽器もよく鳴って。端整でいて瑞々しい演奏に惹かれます。シフもこのカルテットの一員のように溶け込んでいます。この曲、弾いてみたいんですよねぇ、第2チェロでいいですから。
 
この前には、あのマンガ、「のだめカンタービレ」の特集。 NHKでも取り上げられるとは。。。 それにしても、N響主席オーボエ奏者の茂木さんのマジメな「のだめ」解説には説得力あり。
 
 

日曜の午後

日曜日の午後、今日は何をしようかと迷いながら、まず散髪に行きました。 近所の散髪屋さんで、夏をイメージ(?)して思いっきり短く刈り上げてもらいました。 もうサッパリと。 ちょっとみっともない位、短くし過ぎたかも・・・ でも、夏真っ盛りですしネ。
 
NY赴任時代の散髪、いわゆるBarbershopは、日本と比べると何ともいい加減なものです。 イスに座ると髪をシャンプーするでもなく、霧吹きで湿らせることもなく、ただ切っていくのです。 終わってシャンプーもなし、顔剃りもなし。 その時間わずか10分程度。 お値段も10ドル程度。 帰って、シャワー浴びないと、切ってもらった毛が頭に残っていて落ちてくるんです。 アメリカ人とは髪質が違うので、こういうことになるのでしょう。
 
IBM会長のルー・ガースナーの行き付けの床屋さんが、マンハッタンにあります。 世界的なマーケティング会社の本社ビルの中にあって、必ず予約(アポイントメント)がないとビルの中にさえも入れません。 話のネタにと思い、昔アポイントメントを取って行ってみました。 オフィス・ビルの1室。 そこにチョコンと床屋さんのイスがあり、その前に大きな鏡があります。 壁には、Business Week誌。 ここのオヤジさんが、ガースナーの髪を切っているシーンが写真で載っています。 それを見ると、なんとなくハイソな気分。 普段の近所の床屋と違い、丁寧に30分。 もみ上げの長さが左右違うなんてことはありません。 お値段は、25ドル。 日本と比べるとフツウです。
 
ヨーロッパの散髪屋さんってどんなんでしょうね。
 
 

大滝詠一のNIAGARA SONG BOOK

猛暑が続いています。 
夜は寝苦しいし、朝は通勤時間からもう30℃近く。 
仕事帰りの冷たいビールが大きなの楽しみ。 
カロリー摂りすぎで、下腹が出てオヤジ体型まっしぐら。 
みっともなくてピッタリしたTシャツが着られない。
 
 
大滝詠一NIAGARA SONG BOOKNIAGARA SONG BOOK 2は、火照った身体と気持ちをクールダウンしてくれます。 大滝は、バンドはっぴーえんどで細野晴臣や松本隆と組み、自ら設立したナイアガラ・レーベルで山下達郎をプロデュースした和製ポップスのマエストロ。
 
このアルバムでは、井上鑑氏の編曲でフル・オーケストラ・ヴァージョンに甦った、「オリーブの午后」、「夏のペーパーバック」、「ペパーミント・ブルー」、「君は天然色」、「夢で逢えたら」をはじめとする20曲が楽しめます。 
 
特に1作目は、学生時代の夏休み、炎天下でのバイトの疲れと失恋の切ない思いを、狭いアパートで癒してくれた思い出のLP。 今は、CDで聴いています。
 
少しエコーを効かせた厚めのストリングス・サウンドとポップなアレンジは、真夏の青い空と白い雲の下、プール・サイドでゆったりと楽しむわたせせいぞうの世界みたい。 どこかから、ふっと流れてくる"風"を感じます。
 
昔のLPジャケットにこのオケの録音シーンの写真が付いていましたが、第一ヴァイオリンに音楽仲間の都響のKさん発見。 こんなバイトもしてたんだぁ。
 
この"わたせせいぞう風"も、下腹がデブっと出てて体型がモロわかりのTシャツが着れないオヤジには、似合いませんね・・・

 


グスタフ・クリムト

世紀末ウィーンの画家、グスタフ・クリムト(1862-1918年)の画集が、自宅の書棚を整理していたら見つかりました。 5年くらい前にウィーンに出張した時、ベルヴェデーレ宮殿で購入したものでした。
 
どんな作品かというと、よくグスタフ・マーラー(1861-1911年)の交響曲のLP/CDのジャケットに使用されていますから、見たことある人も多いと思います。 例えば、クーベリックやアバドやマゼールのマーラー作品など。 マーラーとクリムトは、同じ時代を生きた芸術家同士です。 シュールな世界が何ともピッタリはまります。 
 
クリムトの傑作と言えば、「接吻」。 黄金を画材として使用した恍惚の恋人たち。 大好きな1枚です。 
 
ベートーヴェンの<第九>を表現したと言われる「ベートーヴェンフリース」は、建物のテッペンが、キャベツみたいな形をしたセセッション(Secession)に展示されています。 一見の価値あり。
 
初めてウィーンを訪れたのは、今から23年前の8月。 ユース・シンフォニー・オーケストラ・ジャパンのメンバーとしてイタリア演奏旅行に行った帰りでした。 2度目は、当時私が所属していた俊友会管弦楽団のウィーン学友協会大ホールでのブルックナー交響曲第8番の演奏ツアー。 これも、8月でした。 
 
「夏が来ぅれば思い出す・・・ウィーン、、、」、懐かしいです・・・
 
 

ボビー・マクファーリンの名人芸

月曜日は、久々に午後9時過ぎに帰宅。 遅いってことではなく、私にとっては、とんでもなく早い帰宅で、家族もビックリ。 身体に異常でもあるのかと疑われる始末。 

 

実は、夕方から、渋谷セルリアンタワーでビジネス・パートナーのレセプションに参加。 そのまま会社のメンバーと歩いて数分のところに位置する憧れの立ち呑み、おやじ天国、「富士屋本店」で軽く一杯やってそのまま帰宅した次第です。

 

それにしても、今日は暑かったですね・・・ 身体が蕩けそうでした。

 

クーラーをガンガン効かせて、会社のお仕事メール・チェックのために、PC立ち上げて、お気に入りのCDを1枚ピックアップ。 今日は、ボビー・マクファーリン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるシェーンブルン宮殿での野外コンサートを収録したアルバム。 1ケ月程前、偶然に、横浜タワーレコードで見つけた限定発売の珍品(?)です。

 

ボビー・マクファーリンは、ジャズを軸に幅広い活動で人気を誇るアメリカの黒人ヴォーカリスト。 ちゃんと指揮は、バーンスタインや小澤征爾について勉強したそうです。 ボビーのクラシック・アルバムは、ヨーヨー・マとのデュオによる「ハッシュ」(SONY MUSIC:SICC389)が発売されています。 ここでは、ヨーヨー・マのチェロとボビーの透き通るようなヴォーカルの一見ミス・マッチと思える組み合わせが、遊び心一杯で、実に見事な魅力として表現されています。

 

そういえば、今から10年程前、NY在住時代、ボビーがニューヨーク・フィルを指揮して、ピアノのチック・コリアがモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏し、後半は、ボビー自身が指揮しながら、歌うというコンサートに行ったことがあります。 大変不思議な魅力を放っていました。

 

さて、今回ご紹介したシェーンブルン宮殿でのウィーン・フィルの野外コンサートは、モーツァルトのフィガロの結婚序曲、ブラームスのハンガリアン・ダンス、スメタナのモルダウ、マスカニーニのカバレリア・ルスティカーナ間奏曲、ラヴェルのボレロなどポピュラーな曲がライブ録音で収録されています。 やっぱ、ウィーン・フィルは上手いし、ボビーのちょっとした隠し味が、イカシテます。