人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

12月, 2007 のアーカイブ

桜肉柿島屋

 

今年もいろんな忘年会があったけど、その中で一番感動が大きかったのが、町田にある桜肉(馬肉)の専門店、柿島屋でした。(℡ 042-722-3532)仕事が終わって新宿駅から小田急ロマンスカーで一駅。別に特別料金払ってロマンスカーに乗らなくてもよいのだけれど一分でも早くお店に着きたいという気持ちで焦ってまして。。。

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大きなお店なんだけど、店内はもう一杯。ワイワイガヤガヤと元気があります。馬肉のさしみ、たてがみ、煮こごり。お酒は焼酎。最初は黒ホッピー。グラスもホッピーも冷やしていいるので、氷を入れるような邪道ではありません。続いて焼酎コップに梅シロップを入れてじっくりと馬肉と一緒に楽しみます。

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続いて本命は馬肉鍋。たっぷりとは馬肉が入ってるでしょ。じっくり煮込んでも固くならない。すき焼きのように生卵をといでいただきます。次に馬肉のしゃぶしゃぶ。コレもイケる!!!

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最後は日本蕎麦を入れます。雑炊でもなくうどんでも中華麺でもなく日本蕎麦なのです。土日はお昼からやってるそうなので昼間からお店のテレビを観ながらひとりじっくりと焼酎と馬肉を楽しむのも大人のオヤジのイカシタ呑み方かもね・・・

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フルベンの「バイロイト第九」問題

 

指揮者フルトヴェングラーの「第九」演奏録音は10種類存在し、その上各社が独自のリマスタリングを行っているためその復刻CDの数たるや40数種類に及んでいるらしい。フルベンの熱狂的な信者は同一演奏公演の違うレーベルのLP/CDの音質の良し悪しを議論している。「フルトヴェングラーCDレビュー」ブログは貴重な情報源として私も愛読させてもらっいています。私自身決してフルベン信奉派ではないんだけど、現代の指揮者は決して持ち合わせないカリスマ性とアゴーギグの効いた想定範囲外な演奏スタイル(これを精神的に深い演奏と呼ぶこともいる)が、時に私の感性とピタッとはまることがある。その典型がブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。改定版を用いたことだけでブルックナー演奏の固定概念から外れたみたいな批判もあるけど、1951年10月のウィーン・フィルとの録音は愛聴している。(特に同月22日のシュトゥトガルトの公演ではなく29日のミュンヘンでの録音は私のベスト盤。)

1951年と言えば、かの有名な「バイロイトの第九」と同年。第二次世界大戦後再開されることになったバイロイト音楽祭のオープニング(1951.7.29)を飾ったベートーヴェンの「第九」(東芝EMI)はこれまで時代が変わっても同作品の代表盤として君臨しつづけていました。その「バイロイトの第九」に別音源が存在したとは・・・バイエルン放送局が所有していた放送用音源からフルトヴェングラー協会を経てORFEOレーベルが正規リリースした「第九」は私にとってこのクソ忙しい年末の大事件となってしまった。

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これまで聴いていたEMI音源とは演奏が明らかに別モノ。それじゃ、どっちかに偽装問題あり? いや巷の議論を総合するとこれまでのEMI音源はゲネプロ(当日コンサート本番前の舞台でのリハーサルのこと)と本番の両音源をミックスしたものではないかというもの。第1楽章42小節にノイズとして聴こえる聴衆の咳払いだけでも違いは明らか。もちろんテンポ感とダイナミズムも微妙に違う。現代の指揮者ならリハも本番もディジタル的にほぼ同じ演奏が出来るんだろうけど、そこはフルベン先生、毎回違うテンポで進行する。もちろんこの2種類に100%同一とみられる演奏箇所もたくさんある。考えられるのは、(バイエルン放送局を信じるなら)EMI音源は制作時にゲネプロ音源との差し替えとか故意なダイナミックスの変更とかかなり人工的な手を入ったということ。もちろんこのバイエルン音源がゲネプロまるごとということもあり得る。今まで神かベートーヴェンかフルベンかと信じ聴いてきたEMI盤「バイロイトの第九」が当日の公演本番のありのままを伝えていないとなると、ちょっとショック・・・今までEMI音源の復刻品質ばかり議論されていたのは何だったの??? 音質、ダイナミックなスケール、そして完成度から、私は迷わず今回のORFEO盤を採る!!!

 

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朝比奈&N響のDVD

 

日本が誇る世界の巨匠朝比奈隆がNHK交響楽団を指揮した交響曲集がNHKエンタープライズからDVDでリリースされました。今回はベートーヴェンの交響曲第4番、第5番「運命」、第7番、第9番「合唱付き」とブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」、第8番、そして未完の第9番が収録されて6枚組。私はブルックナーの3枚のみバラ売り購入しましたが、自分自身への素敵なクリスマス・プレゼントになりました。  

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どれもCDで既に発売されていますが、映像が伴うことでマエストロ朝比奈隆のブルックナー観がビジュアルに細部に至るまで深く理解できます。左手をあまり使わず右手で大きなテンポの流れだけを示すような一見淡白な振り方に見えるけど、深遠なブルックナーがNHKホールに響き渡っています。ブルックナーの特徴である息の長いフレーズをどう振るのかをチェックするだけでも価値あり。

N響って指揮者によってホンキ度が変わるけど、このシリーズの公演は巨匠を迎えて全力投球の対応です。3枚のDVDをたっぷり時間をかけて連続して鑑賞した中で、朝比奈ファンの熱狂が物語る神憑り的なスケールの大きい第8番ももちろん素晴らしいけど、私にとってのベストは第9番です。映像も他の2公演より落ち着いているし、マエストロも緊張感のある遅めのテンポを持続し、何よりN響のサウンドが分厚い。(第1楽章途中のアッチェレランドでオケが空中分解そしうななってるけど、それもまたスリリングでよし。) それぞれのDVDにはNHKテレビで過去に放送された朝比奈隆の数々のインタビュー番組が収録されており、こちらも朝比奈隆という人間、そして音楽家を知る意味で嬉しい付録。この様な貴重な映像がリリースされたことに敬意を表したいくらいです。

 

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遂に出たカラヤン大阪ライブ

 

ヨッ、待ってました! カラヤン&ベルリン・フィルの1984年の大阪ザ・シンフォニーホールでのライブ映像DVDがソニーミュージックエンターテイメントから出ました。発売前からインターネットではたくさんのレビューも掲載されて人気の高さが伺えます。私は残念ながら生カラヤンは聴いたこと(観たこと)がないんです。それだけに期待が高まり早速購入して日曜日の朝からじっくり鑑賞しました。

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モーツァルトのディベルティメント第15番、R.シュトラウスの「ドン・ファン」そしてレスピーギの「ローマの松」というヴィルトォーゾなプログラム。ホント、生で聴いてみたかったなあ・・・音質はふくよかなリマスタリングがかかり実際の客席よりもゴージャスになってるんじゃないかと予想します。と言うのも客席の咳にも何かを落としたような雑音にもエコーがかかっているし。画像の方は朝日放送の制作だけれどカラヤン御用達のテレモンディアルの常連スタッフが入っているので、いつもの暗めの舞台とダイナミックなカット割りが魅力です。

コンマスは安永徹さん。ヴィオラには懐かしい土屋邦雄さんも顔も見えます。演奏は豪華絢爛そのもの。カラヤンの厳しい表情も最後は笑顔に変わります。ライブということで珍しいミスもあるところが他のカラヤンの人工的映像と違い人間ぽくで好きかも。「ローマの松」の第3曲ジャニコロの松では、ヴァイオリンとヴィオラとチェロのソロ・アンサンブルで、なんとヴィオラが1拍先に飛び出してしまい弾き直してる!!! (練習番号14の5小節目) へぇーっ、ベルリン・フィルでもこんな単純なミスあるんだぁ。この映像の制作はカラヤンが亡くなってからだそうなので、カラヤンが生きていたらこの部分だけども撮り直しさせたかもしれません。

音楽映像芸術という点でも高く評価できると思いますが、注文つけたいところもある。例えば演奏が終わって拍手のシーンがあるけど、ディベルティメントとドン・ファンの拍手シーンでは全く同じ客席映像が使われているのは稚拙だと思う。しかもそのシーンが田舎っぽくて海外でこの映像は通用しないと心配してしまう。もう一ケ所は前述の「ローマの松」のジャニコロの松のシーン。カラヤンの顔にヴァイオリンのTuttiの映像がかぶっているのだけれど、音楽的にははヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのソロ・アンサンブルがメインなのだから音と映像がちぐはぐに感じてしまいます。

来年はカラヤン生誕100周年。もっと珍しいカラヤンの音源が出てくることを楽しみに期待しています。

 

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東フィル「第九」

 

土曜日にサントリーホールでのサムスンスペシャル東京フィル「第九」演奏会に行ってきました。実は午前中に東京ハートフェルトフィルハーモニック管弦楽団のリハーサル(私は正式団員のようなんでけど幽霊団員でもありまして)の後そのままサントリーホールに向かったため、真っ赤なチェロケースを背中にしょって会場入りしてから日本サムスンの役員さんとかご招待されていた他のお歴々と名刺交換することになってちょっと恥ずかしかった。

コンサートの前半はニューヨーク出身のグレゴリー・ダゴスティーノによるオルガンのソロ。J.S.バッハの「トッカータとフーガ」ニ短調をはじめとする3曲はキレのよいロックっぽい演奏で好きでした。

尾高忠明が指揮する東フィルの「第九」は細部まで練られていてシェフ尾高の自信に満ちた満足度の高い演奏でした。新ベーレンライター版に準拠した演奏だったけど、これが指揮者の指示なのか東フィルがチョン・ミュンフンと新ベーレンライター版でベートーヴェン交響曲全集を録音したからなのかどっちだろう。

この日のMVPは、第1楽章の6連符から明確な刻みが聴こえ全曲通して決して手抜きなしの第二ヴァイオリンと、出しゃばらずに雄弁な音で音楽の要所要所を締めてくれたティンパニです。第2楽章スケルツォはシェフの弾力性のある音楽の流れが気持ちよかったし、第3楽章はゆったりしたテンポだけど方向性を見失っていない。終楽章は東京オペラシンガーズの合唱がお見事でした。

そうそう、会場で配布されたプログラムに掲載されていた関月子さん(活水女子大学教授)による楽曲と同時代の美術との対比をした解説がとても分かりやすく興味深かった。学校では美術と音楽は別授業だけど、芸術という点では共通なので一緒に学ぶほうが楽しいと思う。プログラムの後半にはちゃんと英語でプログラム、アーティスト紹介、そして楽曲解説の掲載の配慮があったのは素晴らしい対応だと思います。

帰宅途中で来年演奏する予定のブラームスのクラリネットとチェロとピアノのためのトリオ作品114の楽譜をヤマハ銀座店に注文して、久し振りに音楽丸かじりの一日でした。

 

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大阪の串かつ

 

西日本出張の締めくくりは大阪でした。三日間の全ての予定を無事こなして、帰京するまでにほんの40-50分あったのでJR大阪駅桜橋口近くのぶらり横丁にある串かつ屋さん「七福神」に立ち寄って、おいしい串かつをオヤツがてらつまみました。

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ここは今年5月をオープンしたばかり。大阪と言えば立ち呑み串かつ、ソース二度漬け禁止の串かつが有名です。このお店の串かつは、衣にケーキで使うメレンゲとたっぷりの山芋が入っていてふんわり。お腹にもたれません。それにソースもウスターソースに赤ワインやリンゴなどを加えて煮立てあるので優しい味なんです。1本100円のへレカツ、いか、たこ、玉ねぎ、銀杏(これだけは塩でいただきます。)と1本150円の季節限定の牡蠣と貝柱を注文。値段も味もワンダフル!!! サラリーマンの味方です。

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ちなみに二度漬け禁止のソース。もし足りなかったら、まだ食べていない串かつか食べ放題のキャベツですくってかければ大丈夫なんだよね。

 

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西日本物語

 

今週後半はずっと出張で西日本地区を回っています。まず京都駅で見つけたロンドン・タクシー。京都の風情にピッタリです。ちょっとシートが固いけど広くてリッチな気分になれてよかった。

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その日は博多で宿泊。キャナルシティのクリスマス・イルミネーションがビューティフル。。。疲れていたのでお決まりの屋台の博多ラーメンはなし・・・

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佐賀では恵比須さんに出会いました。街には400体の恵比須さんがあるそうです。思わずJR佐賀駅のホームで商売繁盛を祈願。佐賀での昼食は迷わずラーメン。JR佐賀駅のすぐ近くにある「ららら」でバリ硬メンを注文。コクのあるスープで味はしっかりしててウマい。お腹がすいていたのでテーブルに運ばれたとき写真取り忘れ。。。

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長崎から福岡まで戻るのに時間があったので駅前の長崎ちゃんぽんと皿うどん専門店「飛龍園」で自慢の皿うどんを注文。お酢をかけると味が引き締まって美味でした。

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福岡の最後の夜は中州の那珂川沿いにある天ぷら料理の屋台「司」。寒いけど風情があっていい。。。

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この道30年の女将さんの手作り料理と芋焼酎で仕事の疲れを癒してくれて、束の間のホッと一息の幸せな時間でした。(写真掲載は女将さんのご了解をいただいています。)

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「第九」の季節

 

2007年も残り2週間を切りました。12月はベートーヴェンの交響曲第9番、所謂「第九」の季節ですね。私は最近入手したちょっと変わり種(?)「第九」を聴き比べを楽しんでいます。

まずは、ワインガルトナー指揮ウィーン・フィルの1935年の録音。ワインガルトナーは自身の著書「ある指揮者の提言」でベートーヴェンのメトロノーム指定を含む楽譜について一説ぶった有名な指揮者ですが、最近memorisレーベルから発売された全集の録音はSP盤の針音ノイズが耳につくものの、低弦の迫力あるサウンドがかえって新鮮です。原譜にないホルンやトランペットを追加するのは作曲当時の楽器特性を考慮してのこと。予想外にテンポに抑揚をつけながらも、どことなく気品を漂わせるのはさすが往年の巨匠って思う。決して骨董品じゃなく斬新ささえ感じる演奏だし、「第九」の原点としても貴重な演奏だと思います。

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次に、近年ブームのピリオド奏法によるフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団の演奏。へレヴェッヘは現在ロイヤル・フランダース・フィルとベートーヴェン交響曲全曲録音を順次展開中ですがこちらは旧録音。ノリントンやホグウッドのピリオド奏法も王道ですが、こちらもスマートながら音に温かみがあり秘めたる闘志を感じる秀演。高速テンポで一気に終楽章まで行くんだけれど、第四楽章の後半からまるで高速道路から一般道に出て運転してるみたいに最後までガクンとテンポが落ちるのは不可解です。。。

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超変わり種と言えば、「第九」のマーラー編曲版でしょ。ペーター・ティボリスがブルノ・フィルを振った録音です。ティボリスは「運命」と第7番(ベト7)もシューマン交響曲全曲もマーラー編曲で録音していてそのCDを持っています。このベートーヴェン演奏は一言で言えば、オーケストレーションをマーラーの交響曲のように増強してるってこと。ちなみに独唱と合唱はオリジナルどおりです。面白いのは、第四楽章冒頭のチェロとコントラバスによるかの有名なレシタティーボにヴィオラを追加していること。へーぇ、こんな響きになるんだ・・・後はティンパニを倍増してホルンも4本追加しダイナミクス・レンジを大きくとってはいるけど、生のコンサートと違い、CDではその変化はあまり激しく感じられる程じゃないです。解釈うんぬんはさておき、作曲家マーラーの目を通した大袈裟なベートーヴェンを体験できます。

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今週の土曜日にサントリーホールでの尾高忠明指揮東京フィルの「第九」公演を聴きに行ってきます。円熟味を増したシェフ尾高さんがどんなベートーヴェンの苦悩と祈りと歓喜を聴かせてくれるか楽しみです。

 

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ミシュラン二つ星「醍醐」

 

火曜日にお客様から会食で愛宕グリーンヒルズにある精進料理「醍醐」に連れて行っていただきました。ここは先日話題になったミシュラン東京ガイドで二つ星をとった人気店。ミシュランに掲載される以前に予約してたのでこの忘年会シーズンでも予約できたみたいです。超ラッキー。

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懐石料理風の精進料理はどれも心がこもっていておしとやかで、仕事の会話の邪魔をしません。個室からの日本庭園の眺めも心和みます。聖護院ふろふきだいこんに始まり、なめこ雑炊まで11品とデザート。おなかに優しい精進料理でした。いつも家族に妬まれるんだけど仕事の一部ですから。役トクでスミマセン・・・

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何故か記憶に残らないカール・ベーム

 

20世紀後半の三大巨匠と言えば、指揮者のカラヤン、ベーム、バーンスタインだろうな。カラヤンはベルリン・フィルと膨大な録音と映像を残したし、バーンスタインは交響曲や「ウエスト・サイド・ストーリー」などの作曲でも有名だしニューヨーク・フィルとの演奏は誰にも真似できない。一方、ベームは・・・

カール・ベームとウィーン・フィルの来日には日本中が熱狂した。私も1977年の来日時に松山から東京NHKホールまでコンサートを聴きに行った。その記事は2005年1月10日のこのブログでも書きました。ベームが亡くなって25年以上も経つんだな。そのベームの名盤って何があるだろう。。。ウィーン・フィルとのベートーヴェン交響曲全集、ブラームス交響曲全集、そしてベルリン・フィルとのモーツァルト交響曲全集をドイツ・グラモフォンに録音した演奏は、発売時には一世を風靡したけど、今となってはOne of Themのような扱いに思えるし、その扱いはカラヤンやバーンスタインのそれと明らかに違う気がする。正直にベームの演奏ってどんなだったか思い出せない。記録(演奏記録としてのLP/CD録音)はあるのに、そんなに記憶に残っていない。何故なのか分からないんだけど・・・

そのベームがバイエルン放送交響楽団を指揮したベートーヴェンの交響曲第2番、第3番「英雄」そして第7番のライブ録音が、2枚組CDでバイエルン放送アーカイヴ正規録音からの復刻発売になりました。録音は1973年(第7番)と1978年(第2番と第3番)だから前述のウィーン・フィルとの全集発売後で、かつ私がNHKホールで聴いたベームに近い時代です。これを聴いて驚いた!!! 1973年録音の第7番は少し野暮ったいけど、それ以外の2曲は何という躍動感と瑞々しさ。そしてシャープな造形力。録音もベストに近く、覆面リスニングだと誰もベームの指揮とは当てられないんじゃないかな。私の中にもう一度"ベーム・ブーム"を造ってくれそうな予感のするCDです。

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