人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

4月, 2009 のアーカイブ

ファビオ・ルイージ&シュターツカペレ・ドレスデン来日公演

 
いよいよ大型ゴールデン・ウィークが始まった。4月29日はサントリーホールでファビオ・ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)を聴きに行った。会社の同僚のTさんがチケットが余ったらしくラッキーにも譲ってもらえたんで。Tさん、有難うございました。今回は、全てリヒャルト・.シュトラウス – 「ドン・ファン」、「ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、そして「英雄の生涯」 - という超ゴージャスなプログラム。昨年創立450年を迎えた同楽団は主要作品の初演をはじめR.シュトラウスとの深い関係があっただけに、"R..シュトラウス・オーケストラ"を新音楽監督のイタリア人、ルイージがどう料理するか聴きモノだった。
 
 
私の座席はオケの後ろ側のP列中央。音のバランスは若干心配ではあるが、ルイージの指揮がバッチリと拝める。(Tさんは、この席がお好みのようで、前回譲ってもらったコンサートもそうだったなぁ・・・) 会場は空席が目立つのが残念。下の写真はホール内で写したのではなく、ホワイエのモニターTVの画面を撮ったものです。
 

 
演奏は・・・言うことなしで、大満足。R.シュトラウスを心底堪能した。ルイージの指揮は細かく折り目正しい。それがToo Muchでなく作品に対する確信を背景にオケの魅力を最大限に引き出した。グローバル化が進むオーケストラ界にあって、団員の大半が地元の同じ大学で学び統一された奏法を伝統として受け継いでいる点は、ベルリン・フィルにはないものであり、ウィーン・フィルでさえ失いかけているかもしれない。ドレスデンのエレガントで気品のあるサウンドは"いぶし銀"と日本では評されるが、ルイージは"レッド・ゴールド"と呼んでいるらしい。このサウンドこそが、R.シュトラウスやワーグナーが愛したものだったのだろう。
 
「英雄の生涯」の終結部に初稿を採用したルイージ。普段聞きなれている大仰なエンディングと違い、静かに英雄の一生が終わる。この版はミュンヘン・フィルが権利を持っているらしく、よく見ると譜面台の上の楽譜には最終ページにコピーで初稿版を貼り付けていた。(CDで同演奏が発売されているので、その違いを是非お確かめください。) これだけゴージャスで重たい3作品の後には鳴り止まない拍手とブラボーに応えてウェーバーの「オベロン」序曲がアンコールに演奏された。こちらも何とも上質な素晴らしい演奏で、焼肉をタラフク食べた後にお店からアイスクリームを無料サービスしてもらったような何か得した気分。。。
 
終演後にはルイージによるサイン会があり長蛇の列となっていた。ホール内でCD販売コーナーで、記念にルイージと同オケによるブルックナーの交響曲第9番の最新リリースを買ってジャケットにサインしてもらった。その後ももう一度列の最後尾に並んで、今度は持参したR.シュトラウスの「英雄の生涯」のスコア(付録で初稿の終結部も付いている!)にもちゃっかりサインもらえた。
 
 
 
 
 
 
 
 
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堤剛のバッハ無伴奏チェロ組曲

 
ようやく仕事も一段落して音楽を楽しむ余裕も出てきた。最近では堤剛のJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲の2009年新録音に深く心を打たれた。堤剛は言わずと知れた日本を代表する名チェリスト。故斉藤秀雄に師事し、現在は母校の桐朋学園大学の学長も勤めている。1990年代の旧録音とは全く作品に対するアプローチが違うことに驚く。お弟子さんのチェリスト、新倉瞳さんが自身のブログでこの2種類の録音について触れているが私も同感だ。速めのテンポによってフレーズの流れを重視した旧録音と違い、"一音入魂"と言うか、自分の言葉で朴訥とバッハを語っている。落ち着いた雰囲気の中で深みのある音が何とも言えない魅力であり、堤剛自身の「芸術家の生涯」を綴ったと言ってもいい録音だ。聴けば聴くほどに心が洗われる。また明日の通勤電車の中でもきっと聴くだろう・・・ 
 
  
 
 
 

居酒屋探訪-30:仙台市「源氏」

 
仙台出張時に、居酒屋探訪の師匠でもある友人の黒チャンに紹介してもらった「源氏」に立ち寄った。文化横丁から小さな路地に入り込んだ奥にある縄暖簾が静かに客を迎えてくれる。
 
 
 
一歩店の中に入るとほんのり暗い照明の店内は別世界。コの字型のカウンターも長椅子も昭和25年開店当時からのもの。向かって左側のカウンターに腰を下ろす。ここでの主役はもちろん日本酒。開店当時に静岡の酒「源氏」を出していたのでこの名前になったそうだが、今は秋田の地酒「新政」を出してくれる。常温、燗、冷酒とあるが常温を頼む。席の近くにあるステンレス製の円筒の燗付け器も存在感ある。
 
 
 
横浜・野毛の「武蔵屋」と同じシステムで、お酒を頼む毎におつまみが付いてくる。一杯目はしらすおろし。この日はサービスで地元の豆(あおばた豆と言ったっけ・・・)も出してくれた。二杯目は木綿豆腐の冷奴。カウンターにグラスを置くと、女将さんが酒を並々と注いでくれる。女将さんによると、お酒ひとり四杯まで。(野毛の武蔵屋は三杯まで・・・)酔っ払いはダメという意味で静かに酒を嗜む店なのだ。出張の移動の都合で30分という限られた時間だったので残念ながらこの日は二杯で打ち止め。三杯目からどんなおつまみが出てくるのかは次回の楽しみ。
 
 
 
この店には気の利いた会話は要らない。ただしみじみと酒と語り合えばよい。お店の雰囲気から一人で行くか、多くても二人連れまでがいいだろう。正統派居酒屋として酒好きにはたまらない至極の時間がゆっくりと流れていく感じを体感できた。夜11時まで営業しているので、仙台フィルのコンサートの後や楽天イーグルスのナイター観戦の後でも間に合うかも・・・
 
  
 

杜の都仙台

 
この2週間で2回も仙台に行く機会があった。桜も満開で爽やかな杜の都を楽しんだ。東北楽天ゴールデンイーグスも開幕以来首位をキープしてる。今年5周年を迎えた楽天イーグルスのゲームを観戦した。土曜日ということもあり、家族連れをはじめとして地元のファンで賑わっていた。
 
 
 
試合が始まる前の「君が代」演奏は仙台フィルハーモニー管弦楽団。4月から正指揮者に就任したばかりの山下一史が登場しジェスチャーの大きな指揮を披露した。カラヤンのアシスタントを務め、急病のカラヤンの代役でコンサート本番当日急遽ジーパン姿で指揮台に上がったエピソードは有名だ。
 
昨日の日経新聞に「自治体"お抱え"オケ苦悩」という記事が載っていた。昨今の財政難から自治体の補助金が大幅カットされオケ運営が厳しくなっているということだった。日経新聞によると仙台フィルも収入の約38%を地元自治体に依存している財団法人。楽天イーグルス、牛タンに次ぐ全国ブランドとしての仙台フィルの活躍を期待している。
 
 
 

お花見

 
4月になった。多くの企業が新年度を迎えた。今年も新卒新入社員が入社してきた。そして春が来た。当社のある六本木の東京ミッドタウンの夜桜見物もおつなものだ。先日、会社の有志で敷地内にある桜並木の下でお花見をやった。と言っても、缶ビールと柿ピーのおつまみで。公園の芝生にあるテーブルと椅子を拝借し(一応、警備員さんの許可はいただいて・・・)、ライトアップされた桜相手に風情を楽しんだ。でもまだ寒くて、30分でそそくさと退散し、近くの居酒屋で飲み直し。熱燗で冷えた体を温めて幸せ気分一杯の夜でした。
 
   桜の後ろが東京ミッドタウンタワー。この26階がオフィスです・・・
 
  
 
お花見できるって、日本人でホントによかったなぁ・・・