人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

8月, 2006 のアーカイブ

道頓堀極楽商店街

 
 
日帰り大阪出張でした。新幹線の往復で誰にも邪魔されず、たっぷりと仕事が出来るのは便利ですが、やはり疲れますね。今日、最終の新幹線までの時間を利用して行ったところが、道頓堀極楽商店街。新横浜ラーメン博物館にも優るとも劣らないナニワのフード・テーマパークです。
 
この日は、約50分で4件のお店を制覇。まず、たこ焼き屋の「十八番」、続いて焼き鳥屋の「鶏焼とりの」、そしてソース二度漬けもちろん禁止の串カツ「だるま」。タイムアウトぎりぎりで、最後にどて焼き食べて。。。バラエティーに富んだお店が終結し、味もいいし、値段もリーズナブル。なんと言っても、楽しいです。
 
何故、行ったかって? 実はこのテーマパークは、入場時に一人ひとりに渡されるRFIDチップ入りのカードでキャッシュレスで食べたり飲んだり、遊んだりできるんです。そして出口で一括精算。このシステムが当社の製品で出来ているんデス。(カードの裏側にMicrosoftとロゴが入っているのを見てニンマリ・・・) 皆さんも、チャンスがあれば是非行ってみてくださいませ。
 
 
 
 

詩篇交響曲

 
 
ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」が、何故か好きなんです。私にとっては、青春の曲、思い出の作品。大学4年生の夏休み、ローマで開催された第4回国際ユース・フェスティバルに日本から参加した際、現地でのオーディションに(まぐれで)合格し、各国の若手音楽家と演奏したのがこの曲でした。この曲、チェロ・パートの難易度は極めて高く、オーディションで初見でいきなり弾かされて往生したことを今でも覚えています。
 
弦セクションは、チェロとコントラバスのみの特殊編成、これに管楽器とピアノと合唱が入ります。だからチューニングは、チェロ主席奏者がコンサートマスター代わり。1930年にボストン交響楽団創立50周年を記念し、旧約聖書詩篇のラテン語テキストをもとに作曲された3つの楽章からなる作品です。ホラー映画出てきそうな不気味な旋律が特徴だし、第3楽章の「アレルヤ」と歌うところは背筋がゾクッとするくらい敬虔です。
 
私のイチ押しは、LP盤で所有していたカラヤン&ベルリン・フィルの完成度の高い美学ですが、HMVもTower.JPで検索しても引っかからない。もう廃盤なんだろうか。。。そンんな中先週入手したのが、鬼才マルケヴィチがモスクワ・フィルを指揮したCD。輪郭が明確で、マルケヴィチの「春の祭典」と同様に神秘性は流石ですね。
 
24年前の夏のローマの教会を思い出します・・・
 
 
 

PHILIPS 20世紀の巨匠シリーズ

 
 
土曜日に、購入したCDから何枚かご紹介です。ドイツ・グラモフォンを含む膨大なPHILIPSのディスコグラフィーから、20世紀の巨匠シリーズとして今月、隠れた巨匠ベイヌムと鬼才マルケヴィチの遺産が廉価盤価格で発売されています。このシリーズから何枚か購入して日曜日にじっくりと楽しみました。
 
まずは、ベイヌムがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と録音したブルックナーの交響曲第8番ハ短調。これは、期待を大きく覆す名演でした。速めのテンポでグイグイと推し進めながらも、ブルックナー独特の深遠な響きを保っています。ハース版だと思いますが、コンセルトヘボウの音がブ厚い。モノラル録音であることを忘れるくらい。第4楽章のティンパニは圧巻です。楽譜では、ディミニエンドとなっている箇所でも意図的にクレッシェンドして盛り上げています。今まで、こんな名演に気付かなかったとは、、、世界はまだまだ広いデス。
 
マルケヴッチは、右手と左手で別々にテンポ指示をする指揮法で有名ですが、やはり手堅い音作りとシャープな切れ味は、さすがです。ベルリン・フィルとの1953年のモノラル録音のベルリオーズの《幻想交響曲》は、後年のラムルー管弦楽団との録音よりもグロテスクな味がよく出ています。同オケとのチャイコフスキーの《悲愴》もモノラル録音ではありますが、一見淡々としているのですが溌剌とした名演だと思います。
 
最近、こうした巨匠が現役にはいませんね。やはり時代が変わったのでしょうか。
 
 
 
 
 
 

帰国してタワーレコードへ

 
 
土曜日の午後、無事シアトルから帰国しました。一旦帰宅してから横浜に出かけて、行き付けの豚足屋「味珍」に顔を出した後、タワーレコード横浜モアーズ店に立寄りCDを物色。この日発売されたばかりのミスター「S」ことスクロヴァチェフススキーのベートーヴェン交響曲「運命」と「田園」のカップリング他、フルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲全集やブラームス交響曲全集、イーゴル・マルケヴィチの再発廉価盤、それにジャズ・トランペッター日野皓正正などなど計12セットを購入、久し振りにオヤジ買いしました。
 
まずは、ミスター「S」のべートーヴェン交響曲シリーズ第4段となる「運命」と「田園」のカップリング。事前予告なく、いきなりの発売でした。一言で表現すると、まったく素晴しくブラボー。。。昨年10月のスタジオ録音ですが、80歳を越えた指揮者とは思えないぐいぐいと前進する音楽。オケも瑞々しく曇りが一点もない。造形力がしっかりしており、棒のテクニックではなく、年輪を重ねたホンモノの指揮者だけが創り出せるベートーヴェンでした。先日、金聖響さんの「田園」を紹介したけど、比較してはいけないでしょう。ミスター「S」の年齢を積み重ねた感性豊かな音楽には、飾り立てた言葉は不要でしょう。私もこんなに素敵に年をとりたいもんです。
 
ところで、このCDは新譜なのに1,390円とお得。BMGジャパンさんに感謝。1枚3,000円でうさんくさい人気作りのAvex Classicも、是非参考にして欲しいもんです。。。
 
 
 
 
 

情けないマリナーズ

 
 
シアトル出張二日目です。本社の広い敷地の中で、ビルを行ったり来たりしながら、数々の会議をこなし、英語でしゃべり過ぎて喉が枯れてしまいました。
 
夜は、日本からお越しになっているエグゼクティブ・セミナーご参加のお客様ご一行と、マリナーズ対ヤンキース戦を観戦。セーフコ球場は寒かった・・・寒かったのは試合内容も。イチローは、空振り2三振を含む4打数無安打だったし、城島も先発ではなかったし。ヤンキースのゴジラ松井がベンチにいたのが、遠く3階端の座席からも見えました。結局、大差で敗退しそうだったので、途中で退席。
 
まあ、あのイチローでさえこういう日もあるのですから、我々凡人が高望みしてもダメなんでしょうね・・・精進あるのみ。
 
あっ、もう午前2時半、明日も早いので寝ます・・・
 
 
 

サラダ・ランチ

 
 
火曜日からシアトルに出張しています。今年何回目だろう・・・前回は5月に来ました。暑いだろうと思ったらそうでもない、いや涼しすぎる。到着時、午前10時で気温摂氏13度。なんか拍子抜けです。
 
飛行機の中では、持参した「日経ビジネス」を読んで。先週の家族旅行の時にJALの機内で、映画を見まくったのでもう見るものなし。後は、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」ノミニチュア・スコアを持ち込んだのでじっくりと聴き比べ。往年の巨匠クナッパーツブッシュの指揮による改訂版の演奏は、こんなにノヴァーク版と違うんですね。でも改訂版(レーヴェ版とも呼ばれています)のスコアは、残念ながら市販されてません。どなたかお持ちなら見せて頂きたいです。
 
空港から、そのままレンタカーでレッドモンドにある本社へ直行。正午からいきなり会議でした。ランチは、社内のカフェテリアでサラダをたっぷりと。日本のようなレタスやキャベツ中心ではなく、ほうれん草とイタリアンな"草"みたいな葉っぱを中心に、ブロッコリーやオリーブをのせて。ドレッシングは、もちろんワイン&ヴィネガーで。これだけでも結構おなか一杯になります。
 
そういえば、ニューヨーク勤務時のランチは、ほとんどサラダだけか、それにスープを付けるくらいでした。健康的でしょ。。。
 
 
 

日曜日のリハーサル

 
 
日曜日は、夏の甲子園の投手戦がすごかったですね。駒大苫小牧も早稲田実業も一歩も譲らない素晴しいゲームは、観ていても感動しました。若いっていいなぁ・・・
 
今日は、軽井沢国際音楽祭のオーケストラ・リハーサルでした。泉岳寺のN響練習場へ。今日のお供は、最近手に入れたウィルコム社のW-ZERO3の新型[es]と、東芝のgigabeat。
 
ウィルコムのホームページはこちら。http://www.willcom-inc.com/ja/ad/es/index.html
東芝のホームページはこちら。http://www.gigabeat.net/mobileav/audio/lineup/s-series.htm
 
W-ZERO3[es]は、スマートなフォルムで、片手で携帯電話のように操作できるのが特徴。WIFIは内臓されていないけど十分な機能です。旧機種より女性ファンが多いかも。事実、今日のオケにリハーサルで[es]を持っていた女性ヴァイオリン奏者がいました。
 
gigabeatは、Windows Media Playerで音楽ファイルを管理します。ベータ版ですが、Windows Media Player 11(MP11)にMP10からアップグレードした方が使いやすそうです。iPODより同期スピードが断然速いのがうれしい。それに、ビデオやDVDも格納できる機能と容量があるのが便利。音質は本体の性能より、ヘッドホン/イヤホンの特徴に依存する方が大きいと思います。そう言えば、BoseのQuietComfort3が新しく米国では発売になっていましたね。欲しいなぁ・・・でも、ドライバーとパターを買い換えたところだし、ここは我慢。
 
さて、本日のリハーサルは。。。チェロには、講師としてN響フォアシュピーラーの銅銀さんも参加してくださって、後ろから見ているだけで楽器の構え方、ボーイング、指使いにいたるまで、大変勉強になりました。残すは、本番会場の大賀ホールでの前日リハーサルのみ。本番は、9月2日(土)です。是非聴きにきてください。
 
 
 
 

真夏のブルックナー「ロマンティック」

 
 
ハワイ家族旅行から帰宅しました。今日の土曜日は、のんぴり自宅で静養。でも日本の方がもっと暑い・・・
 
以前このブログでも書きましたが、私にとっての真夏の1曲は、グスタフ・マーラーの交響曲第1番「巨人」なんです。大学4年生の夏休みのイタリア演奏旅行でローマで演奏した「巨人」のあの響きがパプロフの犬のように頭脳にすりこまれているのです。
 
今朝は6時に起きて会社のメールチェックをし、朝食を済ませて、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を聴きました。「ロマンティック」は私の大好物ですが、真夏に聴く作品ではないですね、でも先日、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の新譜を手に入れたものですから。私の同曲43種類目のコレクションです。
 
ズヴェーデンという指揮者、正直聞いた事なかったけど、19歳で名門アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターに就任し近年指揮者に転向した実力派。調べると、来年はベルリン・フィルの定期に指揮者として登壇するらしいです。この演奏、期待度半分で聴いてみたのですが、極めて美しく、完成度が高くビックリ。全楽章ゆったりしたテンポだけれど、どこもダレないし、一つひとつのフレーズに意味がある。フィナーレは圧巻。その美しさを兼ね備えたスケールの大きさは、チェリビダッケも、ヴァントも、いや朝比奈隆と比較してもひけを取らない。オランダ放送フィルはその昔、指揮者のデ・ワールトに鍛えられただけあって、上質のシルクの様な弦セクションも素敵ですし、金管の響きにも幸福感があります。この後、第7番と9番の発売も予定されているとか。楽しみです。
 
ライナーノートには、なんとあのブルックナー評論家の宇野功芳氏が解説を書いているではないですか・・・褒めちぎり過ぎて、逆にそれがコマーシャル作戦ぽくって好きになれないけど、まあ自分の耳で確かめることですね。真夏の昼間、クーラーのガンガン効いた部屋で大音量で聴くと、うな重が食べたくなりました・・・それ位、元気回復ってことです。
 
 
 

ハワイの大食漢

 
 

 
昨日のブログをアップして気づいたのですが、5日も間があいていたのですね。ハワイのホテルでは高速インターネット接続もあるので、仕事のメールもサクサクと処理できたのですが、なんせ早朝からのダイビング講習で疲れ果て、午後はお昼寝。夕方起き上がってからディナーに。帰宅したら缶ビールを1本飲むうちに、うとうとと就寝。。。と、健康的な生活をしていたものですから、ブログを書く時間がありませんでした。
 
家内と長女は、買い物三昧と書きましたが、1日だけツアーにも参加していました。その名も、「ハワイB級グルメ・ツアー」。結構、濃ぉいツアーだったようです。ハワイのもうひとつの楽しみは、ディナー。今回もいろいろと行きました。毎回ハワイに来る度に通っていてるレストラン、今回教えていただき初めて訪れたレストラン、どちらも、おなか一杯になりました。そのいくつかをご紹介すると・・・
 
 マルガリータ  パイナップル・ルーム http://www.alanwongs.com/pineroom/pine_room.html
 
カジュアルにアラン・ウォンのパシフィック・リム料理を味わうならココがオススメです。昔は、柄にもなく「シェフ・マブロ」、「ロイズ」、「サム・チョイズ」に行ってましたが、今はハワイに来たらココですね。アラモアナショッピングセンターのメーシーズ・デパートの中にあるので、場所も分かりやすいです。そのために、夜8時30分閉店というのが玉に瑕ですが。パシフィック・リム料理にしては、値段もリーズナブルです。今回のヒット料理は、枝豆のピリ辛炒めと、キングサーモンのお茶漬け風リゾット。(下の写真をご覧ください。)
 
 
日系3世のオーナーシェフがマウイ島に店を持つ和食のお店の姉妹店。ワイキキ・ビーチ・マリオットの中にある今回初めて行ったお店です。ここのお寿司は、全て変り種寿司。サービスもいいです。 ここのサーモンスキン手巻きは、今まで食べた中で一番美味しいし、高かった・・・
 
マルガリータ 焼肉ひろし (ホームページなし)
 
常夏のハワイの海で泳いだあとは、日本人なら焼肉でしょう。日本でお馴染みの牛角(www.gyukaku.ne.jp)ホノルル店 も馴染みがあってお手頃値段で、うちの子供たちには人気でしたが、お肉の質で言うなら焼肉ひろしでしょう。もう何度来たことか。。。店員のホスピタリティーも肉の質も申し分ありません。メニューにない特別料理もあるようです。韓国風焼肉なら、兄弟食堂(Hyung Joe Restauranr:通称アンチャン)もウマイけど、タレが子供には不向きかも。焼肉ひろしはDFSの直ぐ前なので、場所も分かりやすく、一度は食べてほしいお店です、ハイ。
 
マルガリータ 番外編: ノースショアのエビ屋台ジョバニーニのシュリンプ・ワゴン
 
オアフ島に来たら、車でノースショアまでドライブするのもいいです。昨日のブログで掲載した海ガメは、ここで見つけました。ノースショアと言えば、ドールのパイナップル・プランテーションや、ハワイで初めて日本風のかき氷を発売したマツモト・シェイブアイスが有名ですが、どちらも私の好みではありません。ここでは、やはりシュリンプでしょう。今では、ハワイの各島に、ババ・ガンプ(フォレスト・ガンプのテーマレストラン)が出来ていて、今回も行った時、長女の友達家族と隣り合わせになるという偶然もありましたが、甲殻類アレルギーの私でも食べられるのが、ノースショアの道端で売っている殻付きシュリンプの揚げたてです。しっかりとガーリックと辛味ソースが効いて一皿12ドル。数年前偶然見つけた時には、日本人観光客もほとんどいなかったのに、今は、リムジンや観光バスも停まるくらい。商売っ気一杯で、隣に別オーナーのシュリンプ・バスが2台できていましたが、やはり本家本元だけお客さんで賑わっていました。(下記の写真参照)
 
これだけ食べて呑んで寝てましたが、ダイビング講習のおかげで、体重は何とか維持です・・・ でも、美味しいものを食べられるって幸せ。。。
 
 
 
 

 


ハワイの休日

 
 
夏休みを利用して、家族でハワイに来ました。今回は、出発ギリギリまで帰国便が取れなかったため、急な家族旅行実施計画となってしまいましたが。ホノルルに着いて、私と中学2年生の息子の目的は、ただひとつ。。。PADIのダイビング・ライセンスのAdvanced Open Waterを取ることでした。家内と長女は、毎日買い物三昧の日々を過ごす極めて不健康な生活を送っていましたが・・・
 
3日間で、30mのディープ・ダイビング、流れに任せるドリフト・ダイビング、沈船の測定をするレック・ダイビングと、水中での写真撮影をするアンダーウーター・フォトグラフィーなどなどを無事こなして、テキストの問題集もやって、無事、ライセンスを取得出来ました。今まで持っていたOpen Waterライセンスと違い、深いところまで潜れるになるので、楽しみも倍増です!!!
 
普段の生活では、仕事が忙しいために平日はほとんどすれ違いの生活でしたが、こちらでは久しぶりの息子との会話もダイビングという共通の話題で盛り上がるし、何か一体感を感じます。父親でよかった・・・ でも、ダイビングの技術はもう息子にはかないません。特に、息子はマイ・ギア(レギュレーター、オクトパス、コンピュータ制御の残圧計、BCDに、マスクとシュノーケル)で自分のものを持っているのですが、私は全てレンタル機材。実力の差は、道具でも出てくるのだというのが私の言い訳です。
 
水中写真も取ったのだけど、デジカメでないので、ご紹介できないのが、残念。今回、合計6本を全部違うダイブ・スポットで楽しみました。青海ガメ、ホワイトチップ・シャーク、イルカ、タコ(手に張り付いてビビッた)、ロブスターなどなど、海の生物との出会いもありました。海中は、全く違う素敵な世界。でも、私との場合、呼吸が一定にならず、一緒に潜っても、人より10分も早くタンクがなくなるのです。。。情けない・・・
 
ところで、ハワイと言えばウクレレですよネ。ジェイク・シマブクロのノリのいいウクレレ・サウンドを聴きながら、ボートで沖に出ます。風と波を感じながら聴くジェイクのサウンドは、若者の夏にピッタリ・・・ でも、船酔いにはご注意くださいませ。
 
写真のカメは、ノースショアのラニアケア・ビーチで撮ったものです。何気に昼間、波打ち際に何匹もの海ガメが上がってくるなんて、スゴイでしょ。
 
 
 
 

CD購入夏の陣

 
 
自分の演奏会も終わり、ホッと一息の今週は、新しい音楽を求めてCD購入です。今週はお客様との会食も予定されていないので、退社後向かいの新宿高島屋にあるHMVレコードへ。何枚か購入した中で、注目は、下野竜也指揮大阪フィルハーモニー交響楽団のプルックナー交響曲第0番と、人気絶頂の金聖響指揮オーケストラアンサンブル金沢のベートーヴェン交響曲第6番「田園」の2枚。どちらも日本人指揮者として活躍されているし、これからどんな風に円熟していくのか楽しみな指揮者です。(若手の頃は、天才と注目されても、歳をとるとタダの人になっちゃうケースがたくさんありますしね。)
 
下野竜也は、故朝比奈隆に学んだ指揮者。朝比奈所縁の大フィルで、朝比奈の十八番だったブルックナーで勝負を掛けるとは大胆です。この0番は、ブルックナーの習作で、NULLTE=無価値と訳される作品、随所にブルックナー独特の響きはあるものの、作品としての出来はイマイチです。その習作に正面からスクラムを組んだ下野のコミットメントは高く評価したいです。もっと全曲を通じた構築力を望みたいところですが、この作品では無理かぁ・・・ それから、ウケ狙いの多いavex-classicsレーベルの録音は、艶がなくて好きになれません。これが、下野の望んだ音作りなら別ですが・・・
 
もう一枚の金聖響のベートーヴェンは、今までのワーナーミュージックからavex-classicsが企画を引き継いでの発売。古典奏法で、ヴィブラートを抑えた本来の弦楽器を鳴りをベースとした演奏です。冒頭から幸せな音楽が流れます。特に第2楽章は、小川のせせらぎが目の前に見えるような表現で好感持てました。でも木管楽器の上ずりがちな音程が、弦セクションと音楽的に乖離し、何故か気になります。これも、avex-classicsの録音のせいででしょうか。併録の「プロメテウスの創造物」序曲の方が、集中力と熱狂感があって好きなんだけど。金さんも、メディアに流されず、自分の信じた音楽に向かって突き進んでほしいです。
 
これから、夏休み。いっぱい音楽聴くぞー!!!
 
 
 

元気の源、ラーメン・チャーハン

 
 
日曜日の演奏会を終えたら、力が抜けてしまいました。今週は夏休みをとっている社員も多く、会社は比較的静かです。普段なら、お昼休みもお弁当を食べながらの社内打ち合わせが多いのですが、今週は外食ランチする機会が多いです。昨日、会社の同僚を連れて行ったのが、JR代々木駅のすぐ近くにある名もないラーメン屋さん。
 
椅子席は4席しかなく、あとは立ち食いです。ここのラーメン・チャーハンのセットが、何故か美味いんです。しかも、600円という安さ。ラーメンだけなら、なんと250円なのです。昔懐かしい東京しょうゆ味に、ストレート麺のラーメン。ちょっとラー油をたらして風味を出します。これに、ちょっぴりうす味で、飯粒がしっかりしているチャーハン一人前を一気にかっこむのです。
 
会社を出て食べ終わって帰社するまで、しめて25分。時間も有効活用しています。
 
写真をご覧いただいたら分かるように、ラーメン汁も飲み干し、チャーハンも一粒残さず食べきれる味。サラリーマンの強い味方です。
 
大満足。ごちそうさまでした!!!
 
 
 

第34回全国アマチュアオーケストラフェスティバル宮崎大会-その2

 
 
第34回全国アマチュアオーケストラフェスティバル(以下JAO)宮崎大会の演奏についてご報告します。今回の会場は、宮崎県立芸術劇場でした。近年は、地方都市にも素晴しいコンサート専門ホールが出来ています。舞台後ろに配したパイプオルガンが壮大です。今回の曲目は、地元ユースオーケストラによるチャイコフスキーの大序曲「1812年」、岩村力さん棒で私が出演したホルストの組曲「惑星」(冥王星付き)、そして現田茂夫さんの棒でニールセンの交響曲第4番「不滅」という意欲的なプログラムでした。
 
指揮者の岩村力さんとは初めての共演でしたが、素晴しい指揮者ですね。早稲田大学理工学部を卒業後、桐朋学園で指揮を学び、現在NHK交響楽団のアシスタントコンダクターを務めている新進気鋭の指揮者です。エネルギッシュな棒で分かりやすく指示を出し、二日間という限られた時間の制約の中で効率的にリハーサルを進めてくださいました。特に苦労したのが「冥王星」。5拍子の静寂からなるこの曲は、しっかり数えていないとどこにいってるか見失ってしまいます。また、「海王星」の最後に登場する女性コーラスは、舞台裏から。宇宙の彼方に静かに消え行くコーラスは、合唱団が舞台正面からゆっくりと回転して最後は後ろを向いて歌うことで実現しました。
 
私の参加したオケのコンサートマスターは、九州交響楽団と日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを兼任している扇谷泰朋さん。学生時代、私も九響の演奏会に出演させていただいたこともあるし、日フィルには私のチェロの師匠がいるし、それに当社が特別協賛していたロイヤルチェンバーオーケストラ定期演奏会で、一昨年の11月コンマスを務められていたこともあり、旧知の仲という偶然もありました。最近御結婚されたそうで、誠におめでとうございます。
 
さて本番の演奏ですが、予期せぬ事故は数々あったものの、二日間でよく仕上げられたと思います。本番が一番集中力もあってよかったんじゃないでしょうか。大会の総裁であられる高円宮妃殿下からは、終演後のレセプションで、「熱演」というお言葉を頂戴しました。妃殿下とは、一昨年の当社特別協賛のロイヤルチェンバーオーケストラ演奏会(この時のコンマスが扇谷さんでした)でご一緒させていただき、昨年のJAO名古屋大会でもお会いさせていただきました。昨年は、「平井さん、エンドピン長すぎるんじゃないの?」と言われ、今年は、「金星のソロを弾く時の緊張が客席まで伝わってきたわよ。」とのお言葉。(ちなみに、お亡くなりになられた高円宮殿下は、チェロ奏者でした。) そうなんです。金星のチェロ・ソロは、思いのほか、ビビリました・・・悔しいデス。。。
 
高校球児の夏の甲子園が始まっています。これで私の音楽の甲子園も終わりました・・・ 来年は、山形県酒田市での開催です。
 
 
 

第34回全国アマチュアオーケストラフェスティバル宮崎大会

 
 
宮崎に2泊3日で行ってきました。第34回全国アマチュアオーケストラフェスティバル(以下JAO)宮崎大会に出演するためです。JAOは、今回で3年連続の参加となります。一昨年の大阪大会では、西本智実さんの指揮でムソルグスキーの「展覧会の絵」、昨年の愛知大会では、秋山和慶さんの指揮でR.シュトラウスの「英雄の生涯」、そして今年の宮崎では、岩村力さんの指揮でホルストの「惑星」と、毎回大曲揃いです。これを二日の練習で仕上げるのですから、正直大変です。
 
JAOに参加する楽しみは、もちろんオーケストラで演奏することですが、それ以上に全国のオケ仲間との出会い、そして地元のおいしい料理での懇親会です。今回もチェロ・パートはJAOの常連さんが集まりました。大分のSお姐、チェロパートのまとめ役大垣のSさんなどなど、1年振りの再会です。特に今年は、南国、宮崎での開催。なんといっても、郷土料理といも焼酎で再会を祝いました。
 
初日のランチは、チェロ仲間とコクがある冷や汁料理。暑い日で食欲がないときでも、スッと入ります。チキン南蛮もオイシイです。
 
夜のパート別懇親会の後、二次会で行った地鶏炭火焼のお店「天祥」(宮崎市)中央通2-21)は、偶然見つけたんですがおススメです。一次会で地鶏の炭火焼を食べたので、ここでは特上の地鶏のたたきのを注文。しこしこした歯ごたえがたまらない。地元でポピュラーないも焼酎は、20度の黒霧島ですが、最後にお店の大将が出してくれた42度の生焼酎の香りがすごかった。酔っ払っていたので、写真を撮り忘れました。
 
二日目の夜は、別の地鶏のお店に。ここでは小さく刻んだ鶏ではなく、骨付き地鶏の炭火焼を注文。深い味わいで、刺身でも食べられる地鶏ということもあって、ちょっとレアな部分もウマかった。もう、おなかいっぱいです。焼酎は、もちろんロック。
 
コンサートの話は、明日書きますね。
 
 
 
 
 
 

東儀秀樹&BAO特別公演

 
 
金曜日からずっと、このWindows Live Spacesの調子が悪く、記事の投稿ができませんでした。この間の出来事を振り返ってみます。
 
先週木曜日に、雅楽の東儀秀樹さんの音楽ユニット、東儀秀樹&BAOのコンサートに行ってきました。当社のお客様でもある日本テレコム社のご招待でコンラッド東京でのプライベート・コンサートでした。BAOは、中国の音楽エリート軍団、上海民族楽団に所属する若手ミュージシャン達。
 
東儀さんの公式ホームページは、こちら。http://www.toshiba-emi.co.jp/togi/
 
初めて聴きましたが、独特な静寂感と透明感を持った音色で素晴しい音楽を楽しみました。オリジナル曲の「千里の旅路」は、シルクロードに思いを馳せた作品。「夏の終わりに」は、まるでサックスの響きのよう。中国琵琶、笛、そして二胡のアンサンブルは、なんか懐かしい香りがします。二胡で演奏されたサラサーテのツィゴイネルワイゼンの超絶技巧は圧巻でした。
 
オードブルと飲み物でテーブル席での他の来場者との歓談も、仕事つながりですが大変有意義でした。東儀さんのスピーチにあった「国際人-グローバリゼーション-とは、自国の文化に長けている人のことである。」という言葉が印象に残りました。日本テレコム社のイキな大人の企画に感謝です。。。
 
 
 

楽器のプチ外科手術

 
 
昨日のブログで書いたように、湿気のせいでチェロの調子がおかしくなっていました。迷った挙句、意を決して楽器屋さんに持っていくことに。といっても今日は平日。朝早く家を出て、楽器を抱えて電車に乗って通勤。電車の中ではじゃまなヤツだと思われたことでしょう。そして仕事が終わってから、西武池袋線の東長崎駅近くにある修理専門店に。音楽仲間から以前紹介いただいた修理屋さんです。
 
まずは、どうしましたか?という問診。症状を説明したらじっくり検診。診断の結果、手板が反っているので削りを入れて、駒を薄くして更に削って低くして、かつ駒の位置を下げて弦長を5ミリ長くして、そのためにテールピースを楽器の底辺まで下げて・・・ついでに、弦もヤーガーというメーカーからスピロコアに4本とも替えて。まるで、お医者さんのよう。今回はプチ整形で済みましたが、いずれはじっくり時間をとって人間ドック(?)に入る方がよいかも。
 
仕上がりは、無理をお願いして明日の夜。仕事帰りに取りに行きます。これで、音の立ち上がりが早くなり、音の輪郭がはっきりして、弦も押さえやすくなるそうで楽しみです。愛器を大切にしなきゃね。
 
 
                    
 
 
ところで、今朝の日経新聞に、「惑星の定義提案へ」という記事が載っていましたね。来月にチェコで開かれる国際天文学連合総会で、これまで曖昧だった「惑星」の定義が初めて提案される見込みだとか。これによると冥王星は、惑星ではなく小天体のひとつにすぎないという説もあります。
 
今度の日曜日に宮崎の全国アマチュアオーケストラフェスティバルで演奏するホルストの「惑星」をマシューズ作曲の「冥王星」付きで演奏予定ですが、この「冥王星」がやたら難しい。この学会の新定義を鑑みて、こんな難曲やめてほしいんだけど・・・