人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

6月, 2006 のアーカイブ

束の間の安息

 
 
昨日から音楽との親密度も復活。そんな中、キース・ジャレットのスタジオ・ピアノ・ソロによる「Melody At Night Wiith you」の心震わせるピアノ・タッチに触れる。1曲目のガーシュインの「I Love You, Porgy」からリラックスした暖かいキースのピアノが大人の夜を演出してくれる。
 
ささくれだった気持ちが、軟膏薬を塗ったようにしっとり落ち着いてくる。ピアノ・タッチひとつひとつが、雄弁に、私の心の隙間を埋めていってくれる。
 
今日で6月も終わり。。。明日から自然と気持ちを切り替えさせてくれる素敵なアルバムです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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カラヤン最後の来日公演

 
 
暫く仕事が忙しくて、音楽とも少し距離を置いていましたが、久し振りに時間を見つけ私のコレクションからCDを取り出しました。今日は、ヘルベルト・フォン・カラヤンの最後のベルリン・フィルとの来日公演ライブです。1988年5月のサントリー・ホールと東京文化会館での演奏ですから、亡くなる1年前ということになります。
 
私の人生最大の後悔、実はベルリン・フィルを生で聴いたことがないのです・・・(昨年のラトルとの来日も。) ましてカラヤンのコンサートには行けず仕舞い。しかし、この来日ライブは、ドイツ・グラモフォンやEMIレーベルの録音のような孤高の美学とは違う、生きた鼓動が感じられます。
 
音楽は生き物であり、人生の歩みを表現する芸術だとすると、このカラヤンの演奏に接したサントリーホールの聴衆は、客席で身動きできなかったはず。チャイコフスキーの《悲愴》の激しいダイナミズム、ブラ1(ブラームス交響曲第1番)の大河のうねり。
 
一方、5月4日の東京文化会館でのベートーヴェン交響曲第4番は重たすぎる程の足取り、ムソルグスキーの《展覧会の絵》の冒頭ではいきなりトランペットがアマチュアのように音を外すというハプニングもありますが、これもライブの証し。でも、人間カラヤンを知るチャンスです。
 
もう帝王カラヤンのような指揮者は、21世紀には登場しないんでしょうね・・・
 
 
 
 
 

麻布十番ベルニーニ

 
 
昨日は、会社の私の部門の秘書さんやスタッフの皆さんとの親睦会。行ったのは、麻布十番のイタリア料理ベルニーニ。以前お客様に連れて行っていただいて、素晴しいお料理とワインと、気さくなスタッフのホスピタリティーを知りました。
 
この日も、とろける様なイベリコハムをつまみにワインも進み、日頃のみんなの献身的な仕事に感謝です。コース料理ももちろん満足感いっぱいですが、アラカルトでお好みのワインに合わせてお料理を楽しむのもいいと思います。あまりかしこまった感じではなく、気さくなイタリアンをお楽しみ下さい。(オープン10周年にちなんで1996年のワイン飲み放題ってのをやってます・・・)
 
 
 
 

横濱霧笛楼と新ウィーン楽派室内楽

 
 
何かと忙しい上に、サッカーワールドカップの影響ではないんだけれど寝不足がたたり、ヘトヘトです。こんな時は、おいしいもの食べて、素敵な音楽を聴いてリフレッシュが必要。
 
まず、横浜元町にある仏蘭西料亭霧笛楼をご紹介。港町横濱にピッタリのエキゾチックでエレガントなお店。フランス料理なんだけど、バターや生クリームを使わず、日本の旬の素材を生かした横濱フレンチとでもいいましょうか。今日はたまたまスーツの姿の男4人で行ったのですが、ちょっと場違いだったかも・・・でも、おいしいお料理につられ仕事の話も弾み有意義なひと時でした。
 
帰宅して、明朝の日本vs.ブラジル戦に備え、早寝する前にリフレッシュで聴いたのが、ギドン・クレーメルを中心としたアンサンブル、クレメータ・ムジカによる新ウイーン楽派の室内楽作品集。マーラーのピアノ四重奏曲を始めとして、シェーンベルグ、アルバン・ベルグ、ウェーベルンの室内楽作品が収められているタワーレコード・オリジナル・ヴィンテージCD。透明感の中に20世紀初頭のカオスがにじみ出て、霧笛楼のお料理と同様、冷静で個性的な変化に富んだ名作です。
 
さぁて、ひと風呂浴びて、寝ましょうか。明日は皆さん、4時に目覚ましセットですよね。
 
 
 
 
 
 
 

遠藤実の私の履歴書

 
 
日経新聞朝刊の最終ページに「私の履歴書」とう読み物があり、今ちょうど作曲家の遠藤実さんが連載しています。先日お亡くなりになった指揮者の岩城宏之さんも2003年に連載されていました。
 
「くちなしの花」や「北国の春」なんかは遠藤実先生の作品ですね。あまり歌謡曲の世界は知らないのだけれど、遠藤実さんの波乱万丈の音楽人生は読んでいて面白い。毎朝、日経を手にするのが楽しみになります。貧乏をされてそこから這い上がる力、夢を捨てない力・・・人生って尊いものだなあと実感します。
 
 

美人女流アーティストの2枚

 
 
タワーレコード横浜モアーズ店で見つけた美人女流アーティストによる2枚のCDをご紹介します。
 
まずは、ヴァイオリニスト鈴木理恵子さんの「ウィンター・ガーデン」。久石譲さんのプロデュースによるソロ・アルバム。タイトル曲は、久石譲がこのアルバムのために書き下ろした楽曲で、8分の15拍子の不思議なフレーズが魅力です。技巧的にも満足度の高い演奏で、日本人らしい清楚な音色が嫌味にならず、どの曲も心に残る演奏だと思います。
 
もう一枚は、チェンバロの曽根麻矢子さんのJ.S.バッハ「イタリア協奏曲とフランス風序曲」です。ゴルトベルグ変奏曲やフランス組曲、イタリア組曲に続く、曽根さんの浜離宮朝日ホールでのバッハ連続演奏会と併行して収録されたアルバム。相変らずその美しい音色はさすが。特に今回のアルバムでは、華麗さと優雅さが同居した選曲で、多彩なバッハが楽しめます。
 
あまり深く考えないで、J-クラシックの人気CDを楽しむのもいいもんです。
 
 
 
 

DVD「ALWAYS三丁目の夕日」

 
 
今月発売になった映画「ALWAYS三丁目の夕日」のDVDを買って早速見ました。携帯もインターネットも、テレビもなかったあの時代。。。私の生まれる数年前が舞台ですが、甘ずっぱいイメージで、その人情に涙が出てしまいました。
 
 
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 吉岡秀隆 西岸良平 山崎貴

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新横浜ラーメン博物館にもよく似たセットがあって昭和30年代を体感できますよね。懐かしいなあ・・・

 

 


残念だったクロアチア戦

 
 
サッカー・ワールドカップの日本第2戦、クロアチアとの試合は勝てていたのに痛い引き分け。私もテレビの前で応援していました。このワールドカップ所縁のクラシック音楽をご紹介すると・・・
 
まず、試合のあったドイツのニュルンベルグ市は、何と言っても、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルグの名歌手」でしょう。第一幕への前奏曲は、カラヤン&ベルリン・フィルのゴージャスな演奏でどうぞ。
 
日本チームの応援歌、ヴェルディの歌劇「アイーダ」の凱旋行進曲は、第二幕・第二場で華麗なアイーダ・トランペットが聞き物です。こちらは、DVDで見るなら、ジェームズ・レヴァイン&メトロポリタン・オペラハウスが歌手も演出も素晴しいです。
 
クロアチアの首都はザグレブ。ザグレブ・フィルは、巨匠ロヴロ・フォン・マタチッチが育てたオケ。以前、大野和士が音楽監督を勤めていました。1975年のマタチッチとのチャイコフスキー交響曲第5番の録音は歴史的名演です。
 
日本選手みんな暑さの中、一所懸命ガンバってくれました。次のブラジル戦こそ奇跡を起こしてほしいです。
 
 

Microsoft管弦楽団第2回ファミリーコンサート

 
 
最近、毎日の日課であったブログ更新が少し滞っています。ちょっと忙しくて。まあ自分のペースで気長に更新していこうと思っています。
 
土曜日の昼間、私が代表を勤めるMicrosoft管弦楽団の第2回ファミリーコンサートが、調布グリーンホールで開催されました。調布には当社の研究開発拠点があり、日頃お世話になっている調布市の地域の方々との交流を深めることを目的に、電気通信大学管弦楽団の有志の皆さんにも賛助出演していただいての開催でした。
 
昨年4月の第1回同様、社員会ボランティアによる手作り運営で、入場無料・年齢制限なしです。会場では家族連れも多く、客席を走り回る子供や赤ちゃんの泣き声もありのアットホームなコンサート。私は当初海外出張が予定されていたので舞台には乗らず、今回は客席からの応援でした。
 
モーツァルト・イヤーにふさわしく「魔笛」序曲、おとぎの国を模してグリーグの「ペールギュント」第1組曲、サッカー・ワールドカップの日本vs.クロアチア戦が開催される都市でもあるニュルンベルグにちなんで、ワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲で第一部を構成。
 
第二部は、「ドレミの歌」や「エーデルワイス」のみんなで歌おうコーナーも。もちろん、歌のおねえさん役も社員です。最後は、バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」から。金管の迫力あるサウンドは、なかなかのもんでした。
 
音楽好きの仲間が集まって、会場とも一体となった音楽会。。。楽しいひと時でした。
 
 
 
 
 

追悼 岩城宏之氏

 
 
指揮者の岩城宏之さんが心不全のため13日に73歳で生涯を閉じられました。心からご冥福をお祈りいたします。
 
最近は、オーケストラアンサンブル金沢(OEK)の音楽監督として現役で活躍されていました。過去2年の大晦日は、一晩でベートーヴェンの交響曲9曲全曲演奏を行ったり(このCDについての記事はここを参照)。
 
私の書斎には、岩城宏之氏のエッセイが何冊かあります。「フィルハーモニーの風景」(岩波新書)、「棒ふりの休日」(文春文庫)や「棒ふりプレイバック’84」(朝日文庫)などなど。時々読み返しますが、音楽を題材に、まさに現代のブログの原典みたいな素晴しい文章です。
 
ネスカフェ・ゴールドブレンドのCMで、チャイコの<悲愴>を指揮しながら「違いの分かる男」を演じた若い頃の岩城氏も懐かしいです。。。