人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

7月, 2007 のアーカイブ

隅田川の大輪の花

 

土曜日は隅田川大花火大会でした。私もお客様であるバンダイ社にご招待いただき浅草のバンダイ本社ビルの屋上から大音響とともに夜空に打ち上げられた大輪の花を楽しみました。こんな近くから花火を見る機会はなかなかありません。光と音が同時に届く距離。写真を撮るときもズームは必要なし。

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30度を超える暑さでしたが、屋上では涼しい風も吹いて過ごしやすかった。今年は30周年で例年より1割増の花火が1時間20分くらい続きました。素晴らしい花火は仕事の忙しさを忘れさせてくれてゴージャスな真夏の夜を楽しみました。バンダイさん、ありがとうございました。

 

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チョン・ミュンフンの興奮

 

金曜日にチョン・ミュンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団による東京オペラシティーコンサートホールでのベートーヴェン交響曲チクルスの最終日にご招待いただきました。プログラムは交響曲第8番と第9番「合唱付き」。仕事の都合でギリギリの到着だったのでドタバタで1曲目の第8番はステージと私の気持ちの準備とのすれ違いもあったのかもしれません。第8番の持つエレガントで小洒落た音楽がホールの響きのせいでかき消され輪郭のぼやけた音楽になってしまったことが少し残念でした。休憩をはさんでこのチクルスのフィナーレとなる「第九」。どちらかと言うとチョン・ミュンフンによる哲学的なアプローチで始まった「第九」でしたが、伝統的なドイツ的響きでもなく、流行のピリオド奏法を採用するでもありません。フル・オケを鳴らし切り、フランスの匂いのするベートーヴェンという印象です。微妙にテンポを揺らし、時折無重力状態を創りだしたり。メシアン風のアプローチと言ってしまうと言いすぎでしょうか。それはそれで興味深い造形でした。残念ながら練習不足か(わずか1週間で9曲ですから・・・)、東フィルは内声部の管楽器のミスやアンサンブルの乱れが随所で気になりました。でもまだまだオケとして成長する可能性があると思います。合唱の東京オペラシンガーズは超プラボー。あの少ない人数でも素晴らしい歓喜の歌を創り出しました。それにしても、チョン・ミュンフンの人気は凄い。ステージに登場するなりスタンディング・オベーション。「第九」終演後も、10分以上もスタンディング・オベーションが続いて。サイン会も長蛇の列。既発売の同コンビによるベートーヴェン交響曲全集(2002年から2004年にかけてのライブ録音)を買ってみようかと思っています 

 

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Windows Live Writer

   

当ブログサイトの新しい必殺技、Windows Live Writerを使って記事を書いてみました。これは便利・・・ 写真の投稿も簡単だし。当社のOSG事業部も頑張ってますので、皆さん応援よろしくお願いします。

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ジャン・ワンの小品集

 

米国出張から帰国しました。ふうっ、しんどかった。若い頃は飛行機の中で食事してお酒飲んで映画観たり退屈せずに過ごせたけど、海外出張が多いと飽きるというか、正直一人静かにまどろみたい。文庫本1冊あれば時間つぶしになります。今回は辻仁成さんの「TOKYOデシベル」という音をテーマにした三部作の文庫本を空港で買って機内で読んでました。BGMはチェロのジャン・ワンの新リリース「Reverie – 夢想」という一枚。ギターのイョラン・セルシェルの伴奏で単なるチェロ小品集を超えた素晴らしい哀愁漂うアルバムに仕上がっています。1969年中国生まれのジャン・ワンは、前作のバッハの無伴奏組曲でも素晴らしい演奏ではあった反面ちょっと神経質な面が目立ったけれど、こちらの方が芸術的なセンスの本領発揮だと思います。小品として侮るなかれ。フォーレ、ヴィラ・ロボスかからピアソラまで聴き手の傍で囁きかける音色は読書の手を止めて聴き入ってしまいます。

 

追伸] 帰国して成田空港でチェリストの林峰男さんと偶然一緒になりました。お住まいのジュネーブからフランクフルト経由で到着したところだったそうです。1ケ月は日本に滞在されるそうなので一度飲みに行ければいいなと思っています。

 

 

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ニューヨーク深夜の焼肉

 
米国出張中です。1年振りにニューヨークに来ました。飛行機の乗り継ぎが大幅に遅れて、ホテルにチェックインしたのはもう夜11時過ぎ。同僚は先にチェックインして私の到着を待ってくれていました。NY駐在時代に通ったペトロシアンというロシアン・フレンチのお店でおいしいキャビアとウォッカを楽しむ予定が、私の到着遅れのため渋々諦めることになってしまいました。でも、深夜にマンハッタンで食事できるの ? はい、32丁目にあるコリアンタウンは24時間オープンです。韓国大統領も訪米時には通うと言われるカンスー・レストランで深夜の焼肉です。お肉もおいしいけど付け合わせの小皿(何杯でもお代り自由)が焼酎のつまみに合うんです。

夜中の焼肉ってまるで普段の新宿本社での仕事の後の行動パターンといっしょ。ニューヨークでの予定を無事こなし、フロリダのオーランドに移動したところです。予想はしてたけど、ここは信じられないくらい暑いというか、直射日光で肌が痛い・・・

 

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ジャズ評論家の大御所

 

今回の米国出張に来る前日の15日にジャズ評論家の岩浪洋三さんとお会いする機会がありました。ジャズフルート奏者でもある友人の紹介で西武池袋線の江古田駅近くの日本酒のお店「串駒」でおいしいお酒と芸術の話題で楽しいひと時を過ごしました。岩浪さんはスイングジャーナル誌の編集長を務められたジャズ界の大御所ですが、実は愛媛県立松山東高等学校の大先輩でもあります。私が高校3年生の時、夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台にもなった旧制松山中学校が母体となった松山東高の創立100周年記念行事で記念講演もされました。ご本人にそのお話をするとしっかり覚えてくださっていました。作家の大江健三郎が一級下で、同級生には映画監督の伊丹十三もいたとのこと。我が母校は凄い文化人を輩出していたんですねぇ。最近のジャズの注目アーティストは誰ですかとお尋ねすると、ビアノのブラッド・メルドーとテナーサックスのグラント・ステュワートだそうです。ジャズ初心者の私には未知の世界もあるけど、岩浪先生のお勧めなので聴いてみたいと思います。

 

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ワシントンDCで足止め

 

今ワシントンDCの空港です。日曜日に台風の中成田からは無事飛び立ってここまで来たのですが、アメリカ東部も天候不良らしく最終目的地のニューヨークまでのフライとがキャンセルになっていました。次のフライトに乗れるかどうかスタンバイ状態です。こんな時にもアメリカ人は動じないで悠々と待ってますよね。エライ。それにしてもいつも国際線にはついてないです・・・ヨゼフ・カイルベルト指揮NHK交響楽団の1968年東京文化会館でのライブ録音、ブラームスの交響曲第1番を聴いて待ってます。

続編) 結局のユナイテッド航空の本日のニューヨーク行きはすべて満席。というかまだオーバーブッキング状態のようです。さんざん待たされた挙句、JetBlue航空のチケットを片道新規に買って。今、成田から一緒でお互い足止めくらったシンガポール人のLeeさんて人とバーで待ってます。外国人ってこういうとき人懐っこいですよね。30分前までは全く知らない者同士だったんですから。辛めのブラッディーマリーとホット・チキンウィングで自己紹介。

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求む、ミニチュア・ヴァイオリン !!!

 

下の写真なんだか分かります? ミニチュア・ヴァイオリンです。ただの置き物ではなくスィッチを入れて弦を擦るとボーイングに合わせてメロディーが流れるんです。ちゃんとヴァイオリン・ケースも付いてます。某企業の役員さんとの会食で見せてもらった。税込み315円だって・・・信じられる? 100円ショップのダイソーで売ってたらしいのですが、もう全国品切れらしい。会食に同席したうちの社員がいろいろとダイソーを回ってみたけど在庫切れ。求む、ミニチュア・ヴァイオリン!!!

 

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渡邉暁雄先生のシベリウス

 

イチローの球宴でのMVPは日本人の誇りとしてカッコよかったですよね。それに5年のマリナーズとの契約延長はビッグニュースです。来年からもシアトル近郊にマイクロソフト本社に出張の際にはイチローのゲーム観えるんだな。

同じ日本人の美学として渡邉暁雄先生(1919-1990)のシベリウスは世界遺産でしょう。日本人牧師の父とフィンランド人声楽家の母の間に東京で生まれた暁雄先生は日本フィルハーモニー交響楽団と長く親密な関係にありました。1962年には同コンビで世界初のシベリウス交響曲全集をステレオ録音制作しています。今回ご紹介するのは1981年に連続演奏会に合わせたセッション録音によるシベリウス交響曲全集です。(DENONレーベル: COCQ-84283-6) 1981年のレコードアカデミー賞を受賞した懐かしの名盤。ここでは暁雄先生の愛情豊かなスケールの大きなシベリウスを楽しめます。

最も有名な第2番は、’767月の小樽での日フィルライブ録音、’769月の東京文化会館日フィルライブ録音(日フィル50周年記念全集)’72年の京都市響とのセッション録音、’73年の東京都響定期のライブ録音に続く私の同作品コレクションとなりましたが、機が熟したような中庸のテンポから紡ぎだされる音楽は現代指揮者の誰にも真似できないものでしょう。全集の中では第1番、第3番、第5番での作品の内面により深く迫った彫りの深さと日フィルとの強固な信頼関係がにじみ出ている演奏が好きです。

今から25年前、愛媛交響楽団の「第九」演奏会で初めて暁雄先生の指揮で演奏させてもらった感動は今でも忘れられません。その数年後、今度は徳島で暁雄先生の指揮でこのシベリウスを演奏することになっていたのですがご病気のため公演がキャンセルとなり叶わぬ夢となってしまいました。

産業界では日本人はグローバルな世界に後れを取っているけど、スポーツと音楽の世界は別ですね。

 

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スタジオ写真撮影

 
当社の新年度が始まりいろんな社内イベントがあり結構ドタバタでブログ更新の時間がありませんでした。そんな週末の日曜日、私の友人のプロの写真家がチェロを演奏するシーンの写真を撮ってとれるというので月島の貸スタジオまで出かけて行きました。楽器に加えて、燕尾服と黒のタキシードと白のタキシードを持参。重たかった・・・普段はグラビアとかを撮っているという本格的な写真撮影で約2時間。300枚以上撮ってくれたみたい。やはりプロの写真家は光の当て方が違うし、アングルも違う。うまくのせられて気分のいい撮影でした。出来上がった写真を見るとなかなかカッコよく仕上げてもらって。この友人も来春からはニューヨークで写真の修行だとか。頑張って超一流になってほしいです、応援してます。。。お礼は月島のもんじゃ焼きだったんだけどよかったのかなぁ・・・

 

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俊友会管弦楽団第40回定期演奏会

 
当社は新会計年度に入りました。7月から6月末までという年度です。その新年度初日となる日曜日は文京はシビックホールで俊友会管弦楽団の演奏会でした。皇太子殿下も名誉団員でいらっしゃる当楽団はアマチュアオーケストラでも特色があって、設立以来一貫して指揮者の堤俊作さんの指導で今回で第40回目の定期演奏会を迎えました。私自身は3年振りの出演でした。当時とメンバーも少し変りましたが堤さんに指導を受けた大学オケOBが中心で音楽が三度の飯より好きな仲間の集まりです。今回は、チャイコフスキーの「スペードの女王」序曲、シベリウスのヴァイオリン協奏曲(独奏:加藤知子さん)、そしてラフマニノフの交響曲第2番というプログラム。当日のゲネプロでは文京シビックホールの響きに慣れず戸惑いましたが、本番は持ち前の勢いで何とか形になりました。事故もいろいろあったけど舞台の上で思いっきり音楽することを満喫したかな。でも自分自身はもっと緻密な演奏しないといけません、ちょっと(大分?)反省です。ラフマニノフの交響曲第2番は長くて本当に難しい、でも素晴らしい名曲です。第3楽章の哀愁のある旋律は何度弾いても気持ちいい。この作品もこの日の本番で最後かと思うとメランコリーな気分になりました。アマオケの楽しみは打ち上げ。汗(冷や汗もあるけど)びっしょりになって演奏が終わった後の最初の1杯のビールのウマいこと・・・オケって一人じゃできないし、気持ちの通じ合う仲間とアンサンブルいることは本当に幸せです。仕事も忙しくなってきたし、家族サービスもほったらかしだし、それに老眼が入ってきて楽譜の音符が見えづらくなってきたし、何歳までオケ活動続けられるんだろう。いつ辞めてもいいように毎回の演奏会をひとつひとつ大切にしたいと思います。次回の11月の演奏会にも出ようと決意した次第です。

 

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星のやヒーリング

 
金曜日には当社の某パートナーさんの軽井沢でのワークショップにゲスト出演しました。参加者の宿泊は星のや軽井沢。露天風呂のある「トンボの湯」も気持ちいいです。部屋にはテレビも目覚まし時計もない。ゆっくりと時間が流れていきます。部屋にはCDプレーヤーが置いてあってフロントでクラシック、ジャズ、ヒーリングなど様々なジャンルのCDを無料で借りられます。檜風呂の内湯も外の景色を眺めながら入れて気持ちいい。チェックアウトの時にギフトショップに立ち寄ったら星のやにピッタリのCDを販売していたので記念に1枚買いました。それは長屋和哉の「イリュミナシオン/冥王星」。ライナーノーツには暗闇に瞬く燐光の群れ。あるいは煌くような啓示とあります。家に帰って聴いたら不思議な雰囲気で気持ちが落ち着きます。星のやでは暗闇の静寂の中に満月の光と美しい星の輝きが降りそぞき、部屋で参加者の皆さんと酒を酌み交わしていても普段の会食とは違う雰囲気が漂います。気持ちが落ち着く素敵なリゾートでした。土曜日はワークショップ参加者によるゴルフ大会があったのですが、私は日曜日の自分が所属するオケの定期演奏会の最終リハーサルが都内であるので帰ってきました。日曜日はいよいよ文京はシビックホールで俊友会管弦楽団の演奏会です。
 
 
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