人生を豊かにする音楽・居酒屋・旅にまつわる気ままなブログ

7月, 2006 のアーカイブ

むし暑い日曜日

 
 
日曜日の今日は、お客様とのゴルフ。暑かったぁ。さすがにこの季節のゴルフ、しかも電動カートなしは堪えます。昨晩から、サイモン・ラトルの「惑星」の名演をずっと繰り返し聴いていたせいで、頭の中で無意識に「火星」の5拍子が鳴りっぱなし。おかけで、ゴルフのリズムも調子狂っちゃって・・・
 
夕方帰宅してから、真面目に昨日に引き続きチェロの練習。あれっ、楽器の調子がおかしい。こんなに弦押さえるのきつかったっけ?昨日から楽器をケースから出して一日中部屋にゆいていたら、湿気で手板が下がってしまっているではありませんか。これはヤバイ。古い楽器(私のは、丁度100年くらい前に製作されたイタリアの楽器)によくある現象です。これでは、「惑星」の高いポジションを弾き難くてしょうがない。弦を押さえるのがきつい。きちんと弦を押さえないと強い音もでないし。これでは、まるで大リーグボール養成ギブスのように、左手と指に負担がかかります。。。
 
以前は2台楽器を持っていたので、いざという時はセカンド楽器で演奏会なんてこともあったけど、もう売っちゃったし。それに修理・調整に出す暇ないし・・・まあ、なんとかなるでしょう。
 
ちょうど今、NHK教育テレビで大阪シンフォニカーの演奏会を観てました。若いオケだけど、頑張ってる。テレビなので、音響は生とは違い正当な評価は難しいですが、細部の緻密さに欠けるところはあったけど、エネルギッシュで前向きで好感持てました。特に、サン・サーンスの交響曲第3番《オルガン》の終楽章は気合い入りまくりで、コーダの盛り上がりはブラボーでした。チェロ主席の金子鈴太郎さんのブログは私も読ませていただいています。
 
さぁて、もう一度「惑星」聴いて寝ようっと。。。
 
 
 
 
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ラトルの「惑星」

 
 
いよいよサイモン・ラトルがベルリン・フィルを振ったホルストの組曲「惑星」が一足先に輸入盤で発売になりました。今回は、マシューズの「冥王星」付き。タワーレコード横浜モアーズ店から入荷のお知らせをもらい早速購入です。
 
今年3月のベルリンフィルハーモニーホールでの録音。実際のコンサートでもホルストの7曲に加えて、マシューズの「冥王星」を演奏し、プログラム前半に初演された 国籍の違う4人の作曲家に委嘱した宇宙をテーマにした短編CDの2枚目に収録されているというボーナス付き。
 
ラトルなら何か仕出かすだろうと予想はしていたものの、演奏はピアニシモからフォルテシモまで幅広いダイナミック・レンジとインテリジェントなテンポの変化がとても新鮮です。ホールトーンを生かした録音は柔らかく、2曲目の「金星」のようにもう少しオンマイクな図太さを期待したいところもありますが、これもラトルの主張なのでしょう。
 
さて、注目のマシューズ作曲の「冥王星」は、スゴイ!!! 名手揃いのベルリン・フィルにとっては初録音、ウマ過ぎるぅ・・・ラトルの注意深い解釈により、それまでのホルストの7曲と何の違和感もなくつながっています。
 
もうひとつこのCDには、ラトル自らのインタビューと録音シーンのビデオが収録されています。「惑星」の7曲の解釈はとても参考になります。また、ビデオシーンでの「火星」は、ラトルが振る5拍子は見ものだし、弦楽器のボーイングはビックリです。普通は小節毎に弓順(つまりダウンから初めて次にアップと1小節間の8つの音符を弾く)がオーソドックスでしょうが、このビデオ・クリップでは、「ダウン・アップ・ダウン・アップ・アップ・ダウン・アップ・ダウン」を繰り返している弦楽器奏者がたくさんいるではないですか。(つまり、ボーイングは、てんでバラバラという意味です。)
 
折りしも、今日は隅田川の花火大会。(今年は行けなかった・・・) 満天の夜空に華が咲くようなラトルの鮮やかな色彩感は、この夏最大の注目盤だと思います
 
 
 
 
 

今更ながら、高橋悠治がおもしろい・・・

 
 
今日は、経済同友会の暑気払い会食会で仕事は終了。めずらしく早めに帰宅して、仕事のメール・チェックの後、CDを取り出す。先日、タワーレコードで購入したまま封を切っていなかった作曲家でもありピアニストである高橋悠治の再発売CDを聴くことにする。
 
高橋悠治は、桐朋学園作曲科を中退後、クセナキスに学んだ。どうしても現代作曲家というイメージが強いが、彼のバッハ演奏は、グレン・グールドも真っ青の個性的なもの。
 
まずは、1976年録音の「ゴルトベルグ変奏曲」。全変奏曲を一気に疾走する特徴ある演奏だ。2004年のAvexレーベルへの再録音より、研ぎ澄まされた知性が前面に出ていておもしろい。
 
次に、「フーガの[電子]技法」。バッハのフーガの技法BWV1080からの7曲を、シンセサイザーで演奏したもの。ライナーノーツに、高橋悠治自身の言葉で、「音楽はだれのものでもない。音符をたどることでも、作曲家の意図に従うことでもなく、何かを発見することだ。」とある。彼にすると、「バッハが自分で演奏したものは、彼のやり方に過ぎない。」ということ。
 
後に、このフーガの技法を自筆譜による初期稿を使いピアノ演奏で録音したCDでは、複雑化していく音の配列を精緻に辿るよりむしろ温かみのある演奏だったが、このシンセによる演奏は、高橋悠治の原点と言えるかも知れない。
 
そしてもう一枚、これは、TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTIONから、高橋悠治作曲の作品集、「YUJI PLAYS YUJI」。キーボードを使った作品の新鮮な響きは、バッハ演奏を聴いた後の私には、何故か非連続曲線を感じてしまう。
 
 
今更ながらではあるが、高橋悠治がおもしろい・・・
 
 
 

無事帰国

 
 
1週間の米国出張から無事帰国しました。知らなかったのだけど、まだ梅雨明け宣言されてないんですね・・・
 
帰りにちょこっと横浜モアーズのタワーレコードに立ち寄って高橋悠治の1970年代半ばの懐かしいピアノ演奏のCD(DENONレーベル)を数枚購入。
 
それより、来月演奏するホルストの「惑星」をさらわなきゃね。。。どさくさにまぎれて、小澤征爾&ボストン交響楽団の「惑星」も1,000円だったので購入。
 
2曲目の「平和をもちらすい者-金星」のチェロ・ソロ聴き比べが目的です。。。A線だけでオクターヴ上のC#まで上がる自信ないんだけど。。。D線使っちゃ、根性なしと言われてしまうでしょうか・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 

オーランドで見つけたヘンな建物

 
 
ニューヨークの後、フロリダのオーランドに移動しました。ここで、全世界のマイクロソフトから集まり、新年度のトレーニング・セッションが開催されています。ずっとコンベンション・センターに入りびたりで、ミッキーマウス(オーランドは、ディズニーワールドで有名です。)とも会っていませんが。
 
先日、会社の仲間と食事行った中華料理店の向かい側にヘンな建物を発見。上下がひっくりかえってるんです。なかなかユニークで目を引いたので写真をパチリ・・・
 
 
出張もあと1日。暑いし、疲れたぁ・・・ 月曜日には、ようやく帰国です。
 
 
 
 

NYで見つけた楽譜

 
 
ニューヨークのカーネギーホールの楽屋口向いに、JOSEPH PATELSON MUSIC HOUSEという楽譜専門店があります。NY在住時代からの行き着けです。
 
ここでは、KALMUS版を中心にオーケストラのパート譜をバラ売りしています。日本では、フル・オーケストラのセットで購入するのが通常なので、それと比べて重宝しています。今回も、8月の全国アマチュアオーケストラフェスティバルで演奏するホルストの組曲「惑星」のチェロ・パートを1部購入。それも数百円という安さです。加えて、9月の軽井沢国際音楽祭で、パスカル・ロジェ氏と協演することになっているサン・サーンスのピアノ協奏曲第2番のスコア(こちらも日本の半額くらいでしょうか・・・)も購入。お店の人に、私のSaint-Saënsという発音が通じなくてショック。。。
 
他に面白い楽譜はないかと物色したところ、あるじゃないですかぁ。それは、楽譜というよりCD-ROM。このCD-ROM1枚に、マーラーの9つの交響曲とブルックナーの9つの交響曲のチェロ・パート譜が収められているのです。考えたら、ディジタル時代なのに、いまだに楽譜は出版物として部数を購入するというやり方に染まっていたので、ちょっぴり驚きの発見でした。これは、便利。もちろん自分でパソコン・プリンターで印刷しないといけないし製本もしないといけませんが、出版物として個別に購入すると総額500ドルくらいになるものが、なんと20ドルで手に入るのですから。いろんなシリーズが出ている中で、前述のマーラー/ブルックナー編と、モーツァルト/ハイドン編を購入しました。何版の楽譜かは記載ないので、印刷してみないと分かりませんが、まあ物は試しということで。。。
 
 
 
 

NYのオススメ レストラン

 
 
マンハッタンでビジネス・ディナーによく使うのが、OCEANAというこじんまりしたシーフード料理店。一応、ミシュランとザガットにも掲載されています。NY在住時はよく仕事で使っていました。今回2年振りに、ニューヨークのお客様とOCEANAで会食。ボリュームも日本人に適量で、お値段もそこそこ。おいしいワインとおしゃれなデコレーションで仕事の会話も弾みます。
 
シーフードと言っても、ロブスターとかカニではなく(私は甲殻類アレルギーなので行くはずがないですよね。)、お魚料理が中心。私は、前菜にマグロのタルタル、メインでは鱸(スズキ)を注文。ご一緒したお客様が注文した銀ダラもおいしそうでした。
 
この日NYは、摂氏37度の猛暑。ビジネススーツで街を歩いていると、ワイシャツが汗で肌にピッタリとくっつくほど不快指数の高い日でした。でも、OCEANAのお料理で元気を取り戻したような感じがします。
 
 
 

映画 FIREWALL

 
 
あっ、そうそう、こちらに来る飛行機の中で、ハリソン・フォード主演の映画「FIREWALL」を観ました。
 
シアトルのとある銀行にシステム担当の主人公ハリソン・フォードが、彼が構築した完璧なまでのセキュリティー・システムに目をつけられ、愛する家族を拉致され、大金を強盗団に送金する手助けをさせられるのだが、最後に勇敢にもその強盗団に立ち向かい一網打尽にするというストーリー。ハリソン・フォードも年取ったよね。。。FIREWALL(ファイア・フォール)とは、悪意のあるアクセスを遮断するシステム基盤のこと。仕事でよく使う単語です。
 
仕事柄、興味深く映画も観ましたが、こんなに簡単にマシン・ルーム(サーバーが設置してある中枢)に人を入れないでしょう・・・でも、サーバーは全部デル社のだった。。。それに、iPODをハードディスク代わりにして大量のデータを取り込むとは、現代チックですよね。
 
外部からリモートでノート・パソコンをネットワークに接続するシーンも、あまりに速過ぎる。こんなに即時につながったら仕事もサクサクと有難いですけど。。。
 
最後、ハリソン・フォードが家族を守るために戦うシーン。私は、戦えないかも・・・ 別に家族愛が足りないってわけじゃないんですけど。。。
 
 
 
 

アメリカン・サイズのニューヨーク・ランチ

 
 
ニューヨークでの仕事初日です。一年振りに訪れたマンハッタンは、ブロードウェイ・ミージカルの新作Tarzan(ターザン)の広告を至る所で見ます。
 
ウォルト・ディズニー製作のミュージカルは、過去『美女と野獣』、『ライオン・キング』、そしてエルトン・ジョンの音楽による『アイーダ』(ストーリーは、ヴェルディのオペラに沿っていますが、音楽は全く別物)とヒット作が続き、今回の『ターザン』は、その第四弾。どんな舞台を見せてくれるのでしょうね・・・
 
今日のお昼のビジネス・ランチは、カーネギーホールの近くにあるカーネギー・デリに行きました。壁には有名人の写真とサインがたくさん張ってあって、このお店の有名度が分かります。このランチのために、朝ごはん抜きで臨んだのですが、敢え無くノックアウト・・・ あまりにもボリュームがあり過ぎるんですもの。
 
私が注文したのは、パストラミとコーンビーフのサンドウィッチ。写真をご覧ください。これって2人前といっても、おかしくない。サービスで付いてくるピクルスの大きさにも注目。向かいに座っていた(お昼時は混雑しているので、相席状態。)一目で仕事バリバリこなしそうな女性は、これにまだコールスローまで注文し平らげていました。
 
敢え無く、私は半分で終了。。。地球環境を考えたらもったいなくて、申し訳ないのだけれど、これ以上は喉さえ通りません。でも、味はとてもグーッです。油の乗ったパストラミとコーンビーフの2種類の味を楽しめて、これでビールでもあれば、つまみとしてもっと食べられたのでしょうが、何せ仕事の途中でしたんで。。。
 
 
 
 
 
 

旅支度

 
 
日曜日から、海外出張です。日曜日の夜のNHK教育テレビで放映予定(この時間空の上です。)のパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの来日公演の放映を見逃したのは悔しい。毎日新聞社のU氏が、絶賛していたのを思い出します。
 
今回の出張には、HMVレコード新宿高島屋店で購入した3種類のホルスト作曲組曲「惑星」を持参。8月6日の宮崎での全国アマチュアオーケストラフェスティバルでの演奏曲目です。もちろん、スコア(総譜)とチェロ・パート譜も持参。
 
前日の土曜日は、一日中チェロをさらってました。「惑星」は初めて演奏します。なかなかいやらしいパッセージが散りばめられているのでしっかり練習しないと。特に今回は、第8曲の「冥王星」付きです。ホルストがこの「惑星」を作曲した当時(1916年初演)は、まだ「冥王星」が発見(1930年発見)されていなかったので、小学生の頃覚えた"スイ・キン・チ・カ・モク・ドッ・テン・カイ・メイ"の呪文のような惑星配置の中で地球と冥王星がないのです。この「冥王星」は、コリン・マシューズという作曲家が指揮者のケント・ナガノに委嘱されたもの。オリジナルの終曲の「海王星」と同じ合唱が入り、第1曲の「火星」と同じ5拍子。コレが、ナント難しい・・・
 
この「冥王星」付きのCDは、NAXOSレーベルから出ているデイヴィッド・ロイド=ジョーンズ&スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏を購入。これしか曲を知るすべがないんです。後の2枚は、オリジナルの7曲構成で、佐渡裕&NHK交響楽団の2005年6月の東京オペラシティでのライブとジェームズ・レヴァイン&シカゴ交響楽団のCDを購入。

 

佐渡ヤンは、N響との共演が2度目とは思えない程の人間味のある息の合った演奏。自分が演奏するにあたっての現実のイメージに最も近いかも。レヴァインは、何といっても金管がスゴイ。均整の取れた引き締まった名演です。

 

そう言えば中学生の頃、「惑星」の演奏をめぐって、私が惚れたズービン・メータと、親友のT君一押しのアンドレ・プレヴィンの演奏でずいぶん議論したものでした。今自分が演奏するとなると、全く曲に対する目が変わってしまうのですが・・・