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八王子フィル

日曜日に八王子フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に賛助出演した。前回の《悲愴》に続いて2回目。とてもアットホームな団体で地元に根付いた活動が素晴らしい。

今回はNHK交響楽団主席チェロ奏者の藤森亮一さんを迎えてのエルガーのチェロ協奏曲が一番の楽しみだった。藤森さんとは以前に軽井沢国際音楽祭でご一緒させていただいたこともあるし、先週も都内某所での室内オーケストラ演奏で偶然ご一緒させていただいた。N響をバックにサン・サーンスのチェロ協奏曲を広上淳一さんの指揮で録音しているが、私のお気に入りの1枚でもある。銘器アマティの伸びのある艶やかな音色がホールを駆け巡る。第4楽章の練習番号45のH音で終わる旋律の後に、かつてデュ・プレがやっていたようにその上のE音をフラジオで入れて欲しいと先週お会いした時に頼んだら、当日にバッチリ約束どおりに決めてくださった。わがまま聞いてくださり感激です・・・アンコールの《鳥の歌》も沁みたなぁ。コンチェルトの後に藤森さんはオケに参加し、ハイドン・バリエーションとブラ3を一緒にTuttiで演奏。凄いチェリストが一人加わるだけで、チェロ・セクションの音が変わるから不思議なものだ。 

休憩時間にツーショットの写真撮影。うちのお袋手製のチェロの”よだれかけ”を以前差し上げたら使ってくださっていたが、弦セットが入るようにしてほしいとのことで藤森さん用に改良してからお持ちしますね。
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